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保育士おへそのごま の保育エッセイ  作者: おへそのごま
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約束の、やってみるマン

卒園した子達のその後の姿を聞くことは、本当に嬉しいことです。

 仕事を終えての帰り道、2年前担当したKくんのご両親とばったりお会いしました。

 Kくんは失敗することが嫌で、自信のないことや初めてのことには尻込みする子でした。日常の中で成功体験を積み重ねて、「大丈夫、やってみればできる」ということをひとつひとつ一緒に確認する日々でした。

 卒園を前に、保育園での成長を振り返りながら「Kくんはさ、できないかも…って思っちゃうんだよな。でもさ、いつもごまちゃんと『やってみたら、できた』ってやってきたじゃん。これから小学校行ってもさ、初めてのこといっぱいあるけど、なんでもやってみる、って大切だよ」

なんてことを2人っきりでじっくり話し合ったことも。

 卒園するにあたって僕と彼とで約束をひとつしました。「なんでもやってみる」ってこと。できないかもしれないけど、失敗したっていいじゃない。失敗するから次はどうしよう?って考えられるんだよ。それに、何回もやってみれば、いつかできるようになるかもしれないじゃない。


 これからKくんは、「なんでもやってみるマン」になろう。って。


 夕暮れの道すがら、Kくんのご両親は「今でもよく言ってるんですよ」と教えてくれました。

「オレはね、なんでもやってみるマンになったから。ごまちゃんと約束したから。だからやってみる!」って言っていると。

「なんかもう、心の支えになってるみたいです」と。


 嬉しかった。Kくんがまだまだ「できるかな」と不安に思いつつも、僕との約束や保育園で積み重ねてきた「できた!」の自信を糧に、葛藤を乗り越えているということが、本当に嬉しく思えました。

 子ども達の育ちの根っこに関わることができる喜びって、コレなんだな。


 やっぱ、保育士、辞められません。


お読みくださりありがとうございます。

こんな風に、保育園時代のことや、保育園での成長を、子ども達も保護者の方も大切に覚えていてくれることが、嬉しくありがたいことです。

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