ゲンマイって何?
食事中も学びのタネはあちこちにあります。
5歳児のRくんが、食事しながら「ねぇごまちゃん、ゲンマイってどれ?」とごはん茶碗の中を覗き込みながら尋ねてきました。
「ん?この茶色いほうが玄米だよ」
「そうなの?」
「??ひょっとして、Rくん今まで玄米ってどれか分からずに食べてたの?お当番さんで『今日は玄米ごはんです!』って言ってるのに?」
「うん。だってRくん、知らなかったもん」
(ごま内心:ああ、いつも「ゲンマイご飯」って言ってるけど普通のご飯じゃんね、どこに「ゲンマイ」が入ってるんだ?って思ったのかな。これはひょっとすると、そもそも玄米が何かもわかってないかも…)
「Rくんさ、今日お当番さんだから、玄米って何かみんなにも教えてあげなきゃだよね。」
「うん、そだねー」
「んで、玄米ってなんだか分かる?」
「…わかんない」
(これは、実物を見ながら説明しなきゃだな)
ちょうど通りかかった栄養士さんを捕まえて、お台所から小皿に玄米と白米を分けて持ってきてもらいました。
「Rくん、こっちの白いのが、白米。白いご飯になるやつね。んで、こっちのちょっと黄色いのが玄米。さて、んじゃ玄米って何でしょうか?」
「………タネ?」
「(なるほど!)たしかにタネっぽいけどね。じゃあ、ちょっと見ててね」
玄米をひと粒取って、爪の先でこすって表面の膜をはがしました。
「ほら、皮みたいなのむけてきたでしょ。んで〜、ほら白くなった。これが、白米。玄米って白米になる前のお米なんだよ」
「へー、そうなんだ」
「そう、Rくんは今服着てるから、玄米。これ脱いだら、白米。わかった?」
「そっか!わかった!」
「んじゃさ、ほかの皆んなにも、玄米と白米、教えてあげてね」
こんなやり取りの後、今日はランチルームの配膳台にこの白米と玄米がしばらく並べて置いてありました。
普段、当たり前に口にしている食材も、関心を持たなければその正体を知ることもないわけで、そういう意味ではご飯茶碗の中に「ゲンマイ」を探してみたRくんは、いい着眼点を持っています。
お読みいただきありがとうございます。
こんな食事中のやり取りが大好きです。
子どもの興味や関心にタイムリーに応えることってすごく大事ですが、保育士だけでは限界もあります。
今日は栄養士さんが、僕の思いをスッと汲んでくれて、最高のアシストをしてくれました。普段から子ども達の食への関心を高めたいね、と共通認識できているからこそ。園一丸となってチームで保育しているなぁと感じます。




