第1話 変わり者主人公は普通といっても差し支えない? 異世界への旅立ち
初投稿なので文章おかしいかもしれませんが少しずつ慣れて行ければと思います。
第一話少し弄りました。(4/22)
注意
主人公は思春期です。
彼女の声が心地いい。 胸がさらに高鳴るのを感じる。
ああ、もう認めるしかあるまい。
俺は今、生まれて初めての本気の恋をした――――――――。
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鈴木奏太、17歳、男、ただいま高校二年生の至って普通の人間である。
まあ、考え方が人とは違うとは言われる。でも考えてみてほしい。そんなことで変わっている認定をしては世の中は変わり者ばかりになってしまうのではないだろうか。どんなことにおいても世の中の平均をとった考え方をしている人なんて本当に少数だろう。というか、いるかも怪しいところである。つまり、人はだれしも変わっているものであり、そんな変わり者ばかりの世界でお前は変わっている認定された俺は至って普通の人間ということになるだろう。
高校の二者面談からの帰り道、俺はそんな訳の分からないことを考えていた。
なぜこんなことを考えているのか。 すべては担任の心無い一言から始まったんだ。
高校二年の面談ということで話題はやはり進路についてである。
そこで俺は進路希望調査プリントに
第一希望 ヒモ
第二希望 主夫
第三希望 石油王のペット
と書いて提出した。
お前が悪いんじゃねーか と思ったそこのあなた、待ってほしい。
まじめに書け とか思ったそこのあなた、待ってほしい。
俺は至って真面目なのだ。別にいいじゃないか、第一志望に ヒモ と本気で書く人がいたって。
第二希望も、第三希望も。何度も言うが俺は至って真面目である。
待ってくれ!普通はそんなこと思っても書かないとか、本気で書いているならまず常識を身に着けろとか、担任と同じようなことを言わないでくれ。
担任は最終的に
「お前は変わっているな。お前がそこまで言うなら仕方がない。先生も大人だからな。今日は譲ってやろう。じゃあ来週までにちゃんと親御さんと話し合って来いよ?」
と言っていた。人を殺せそうなくらいの笑顔で…。
自分でもバカなことをしているという自覚はある。俺は常識は人並みにはあるつもりなんだ。だからこそ今まで学校にも通って来られたんだ。
こんなことをした理由は二つある。
一つ目は空気を読むのが面倒くさくなってしまったということ。
自分の中で理由があやふやなこと、理由が理解できないことはしたくなかった。例えば学校の集会。なかには必要だとわかるものもあるが、大体はいらないんじゃないか? それと、アルバイトをした時にもあったな。なんでそんなことをしなきゃいけないのってやつ。上司に聞いても怒られるだけだった。それで時給も低いときた。生産性のないことをやらせているから営業が伸び悩むんだと言いたい。
まあそんなことはいいか。とにかく俺が言いたいのは自分の気持ちをないがしろにしてまで働きたいとは思えないということだ。明日の生活費に困るようになったら内臓を売ろうと思う。それでも足りなくなったら網走かな?
まあこの一つ目については納得できる職場を探せば解決される話だろう。問題なのは二つ目の方だ。
二つ目は人間関係をみてどうでもよくなってしまったということ。
もしかしたらブラック企業と呼ばれるところに勤めていてもこの人間関係のおかげで頑張ってこられたという人もいるのかもしれない。みんなで励まし合ったり正々堂々競い合ったりすれば一つ目の問題もくりあできていたのかもしれない。
でも俺の周りの人間関係ではそれをすることができない。それをするには俺のクラスはドロドロすぎたのだ。溶かしたチョコレートよりも、一晩おいたカレーよりもドロドロがすぎる。
昨日まではイチャイチャしていたカップルが次の日にはそれぞれ別のクラスメイトと付き合うなんてのはざらにある話だ。誰々がどこぞのおじさんとヤッていた、誰々はクラスごとに違う彼氏がいる、誰々が校長のかつらを全校集会の裏で燃やしていたなどなど。俺が所属しているクラスには色々な噂が毎日飛び交っている。しかもそれは教師にも向く。実は先ほど面談をした担任は三人目のクラス担当だ。うちのクラスの餌食になって二人ほど先生がいなくなった。一人は発狂して、もう一人は担当してから一週間ほどで不登校になっている。幸い今の担任は図太い性格なので来年度まで持ってくれるだろう。これでうちのクラスのやばさが伝わったかと思う。
こんな人間関係の中に置かれた俺が自分の人生を振り返って、もう、なんかどうでもよくなってしまってもしょうがないのではないだろうか。
一つ目と二つ目、どちらの理由もクリアするためには進学というのが一番いい選択なのだろう。二番目は俺がとったような手段だ! だってそれ以外思いつかないし。
とりあえずプリントには適当な大学を調べて書いておけばいいかな?
クラスメイトといえばもう一つ俺が気持ち悪いと思うことがある。あいつらは外面がとてもいいのだ。
思ってもいないことを平気な顔をして言っているのが不気味だ。
クラスの男子は女は顔や体じゃないと言う。クラスの女子はロマンチックな雰囲気が好きだと言う。
実際には男子は顔か体、女子は顔か金でしか相手を選んでいないというのにだ。
これは何もこのクラスだけのことではないと俺は思っている。パートナーを選ぶ際なんてのは大体の人がそういう基準でしか判断していないんだろう。結局三次元なんてそんなもんである。
俺は顔も特段いいわけではないからもうすでに三次元での恋愛など諦めているのだ。一生独り身でも別にいいだろう? 誰かに迷惑をかけているわけでもないのに何か言ってこようとするな! 哀れみの視線もやめてもらおうか?
ああ。最近は本当に二次元に思いを馳せることが多いな。二次元はいい。大体がきれいなお話のまま終わってくれる。気に入らなければ読まなきゃいい。二次元は最高ではないか。それにだ、二次元は俺みたいな顔が普通な奴でも謎にモテたりするのだ。あまりそういうのは好きではないが、平凡な顔の俺にとっては現実よりよっぽど魅力的な世界であることは間違いない。
「いっそのこと異世界とかいきたいな。」
いろんな小説やマンガを読んで俺ならこうするというのを考えるのがとても好きだ。
異世界、それも剣と魔法! みたいな世界にいけたらいろんなしがらみもなくなるしこんなバカみたいなこと思わなくなるんだろうなー。
人の脳内は結構脈絡がないことを次々に考えていたりするようで、はじめこそ担任教師に怒られて落ち込み、誰に聞かせているのか言い訳を並べていた俺だったが、今ではそんなことよりも理想の異世界へ思いを馳せている。結局何がしたかったんだろうと自分でも分からなくなった。
ブオオオオオオオオオオオオオン!!
それは人の思考のようになんの脈絡もなく現れた。
ブオオオオオオオオオオオオオン!!
大型トラックか何かのエンジン音のように聞こえるが、いやそんなことはないはずだ。
なにせここは住宅街である。音が猛スピードでこちらに向かってきているように聞こえるがそんなことは決してないはずだ。俺はゆっくりと振り返った。
ブルォオオオオオオオオオオオン!!
暴走トラック! なぜ無人!! 走るべきだったか!?
無人の暴走トラックが目の前まで迫っていた。ここは歩道も分けられてないし、なにより幅的に轢かれるのは確定だろう。そしてこんなトラックに轢かれては俺は確実に死ぬんだろうな。
俺が最後に思ったことは
(PCの履歴消しとけばよかった)
だった。
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気が付いたら辺りが真っ白な空間にいた。
見渡す限り白、白、白。俺は先ほど確かに轢かれた。痛みも感じた。でも今意識がある。
この展開はよく知っている。
いつも夢見ていた光景だ。
なんだかいつも考えていたことだけあって自分でも驚くほど落ち着いているな。
この空間の主はどこだろうか? とか普通に思ってしまう。
「お! やっと来てくれたんですね! 特性持ちさん!」
キョロキョロしていると真正面に人が立っていた。
「もしかしなくても女神様ってやつですか?」
あと特性持ちってなんなんだ?
「いえいえ、私は女神じゃないですよ! 近いもので言うと天使といったところでしょうか? とある命令を受けて動いているんですが、聞きたいですか? 聞きたいですよね! じゃあ話しましょう!」
いわく 極稀に、地球でいうところの数百年に一人くらいの割合で、魂に刻まれた特別な力 【特性】 を持って生まれてくるものがいる。
いわく 元の世界は能力が極端に抑えられた世界である。
いわく 【特性】 を持つ人間は非常に強力な能力を持つ故、神や天使になることも可能である。
いわく 【特性】 とは神ですら 自由に与える などできない代物である。
いわく 保持者 が世界を破壊するなど、世界に対して敵対した場合、その世界を管理している神が全力を以って排除する。
この天使も元は人間だったらしい。【全てを見通す眼】という鑑定系の【特性】を持っていたために異世界への案内係のようなことをしているみたいだ。
大体のことは把握した。
【特性】持ちはいるだけで世界に発展をもたらすから能力が使える異世界へ行ってほしい。
だけど、調子に乗って世界を好き放題しようとしたら殺しちゃうぞ はーと。
ということだろう。
だがそんなことよりずっと気になっていることがある。自分の能力はどんなのかということだ。なんだかもうこの状況に適応してしまってさっきからうずうずしてしまっている。
説明の途中でこのおしゃべり天使は、「はやく死んでくれないから、無理やり死んでもらって連れて来た」というようなことを口走ってしまっていた気がするがこの際それは置いておこう。
ここにきてからワクワクが収まらないのだ。早く知りたい。使ってみたい。
「はい! そうですね! そろそろお楽しみの【特性】発表と行きましょう!」
ドゥルルルルルル
と巻き舌でのドラムロールを披露する 天使。
「鈴木奏太さんの【特性】は、【強奪】です!」
【強奪】―――
「この能力は使うとのびる熟練度タイプの能力となってます! しかーし! 初期状態だからといって侮ってはいけませんよ! 今の状態でも二メートルほどの距離以内ならステータスにスキルと取り放題となっておりまーす! まさにチート能力って感じですね!」
想定していた中で一二を争ういい能力じゃないか!俺が異世界で一番に目指したい目標である最強になるにはもってこいのトンデモ能力である。欠点といえば初期は近づかないと奪えないといったところか。しかしそれを補って余りありすぎる可能性を秘めているだろう。
「さてさて! そろそろ質問タイムといきましょうか! 答えられることなら何でも答えちゃいますよ! ちなみにスリーサイズは上から……」
それからいくつか質問に答えてもらって、ようやくといった感じで異世界の本物の神に会いに行くこととなった。
「それでは後の詳しいことはこれから会うじじiではなく神様が教えてくれる予定ですので! それでは! いってらっしゃーい!」
この天使が出したであろう門をくぐる。後ろから「あっ!」という声が聞こえて思わず振り向く。
Fカップが揺れていた。
処女作だから
優しくしてください はーと
ちなむと、主人公のPC履歴は 江口マンガ、江口動画サイトや、 自称 男・女の本音が書いてあるサイト でいっぱいです。
主人公なりに男女関係に向き合おうと頑張った結果です。