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守れずの盾と切れない剣における学園的異能学  作者: 篠宮花袋
学園的異能学〈第一章〉剣と盾と結成と
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出会いと説明の一日目その四

「試合時間は五分、先生が危険だと判断した瞬間止めるので素直にやめること。分かったね?」

「はい」

審判の先生は返事を聞き、一度だけ頷いてからコートから出ていった。そして、腕をクロスさせそれを振り下ろし開始の合図をする

「開始!」

悠花は開始した瞬間、学校から支給された刀を中段に構えながら向かってくる。どこを攻撃してくるのかをしっかりと見極め、腕でガードしようとする。もちろん、異能を発動させている腕だが

「これが...あなたの異能なの?」

「正解。まだ、能力の全部ってわけじゃないけどな」

悠花の刀の刃を包み込む程の弾力のある透明な厚い板。これが俺の異能で、体のいたるところからこのような盾を出すことが出来る。

「このままじゃ切れませんね...ですが、相手が悪かったですわね」

悠花の持っている刀の刃が薄っすらと紫色に光りだす。すると、悠花は一度距離を取ってから上段から下段にかけて斬りかかろうとしてくる。あの紫色の光が、悠花の異能なのだろう。どんな能力なのかわからないため、腕の盾の厚さを増やし悠花の攻撃に備える。盾と刀がぶつかった瞬間、俺の盾は刀に触れたところから消滅していった。悠花が降り終わったあと、盾は剣先の形と同じ形で一部が無くなっていた

「これが、あんたの異能か。確かに、相性最悪だが...これから組むってなったら最高かもな」

「恥ずかしいことを言いますね。まぁ私も同じことを考えていましたが!」

下段からの上段にかけての切り上げ。消滅した部分をすぐに修復して、攻撃をガードしようとするがやはり、切られた部分は消えてしまう

「守っているだけじゃ勝てませんよ」

「時間切れを狙ってるのかもしれないぜ?」

「あなたはそんな人じゃないことぐらい分かっていますわ」

「恥ずかしいこと言うな。まぁその通りだがな!」

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