今作及び、前作について
8月14日より、「Road to LordⅡ -夜中黒須は《魔王》であるー」という小説を投稿させていただいております。この作品は2013年6月から2014年11月の間投稿しておりました「Road to Lord -魔王の道-」の続作――――"ではありません"。確かに神様の名前が日本語らしい苗字と外国人というハーフ染みた名前(月裏イヴァリスト、枢木エヴァンジェリンなど)や、羅子都魔境の支配者の名前が妃紅葉(前作の使い魔の名前が紅葉)くらいしか共通点がありません。
「Road to Lord (以下、RtoL)」という作品の主題としましては、「普通の者が《魔王》として成長していく」ということです。
魔王というと、皆さんはどんなものを想像するでしょうか?
私としては「魔界を支配する者」という印象が一番強いですが、作品によっては「ダンジョンなどで魔物達の主として振る舞う者」も立派な魔王として扱われる場合もあります。とあるゲームなんかだと、「とある滅んだ魔界の王」「心の中に魔界を宿す魔王」とかもあります。
「RtoL」の無印では少年達が魔王として召喚されて徐々に成長していく姿、「RtoLⅡ」では魔王になるために魔界に住む者達に説得して行くと言う話になります。どちらも最終的な結末としては「魔王として君臨する」を目的として、魔王になっていくという物語になっております。ですので、《同じ主人公が別世界で活躍する》というアナザーストーリーや《同じキャラクター・設定が出てくる》というアフターストーリー的な一面はあまりないと考えてください。
あくまでも同じコンセプト――――「普通の者が《魔王》として成長していく」という作品であれば、たとえば《ゾンビが溢れる世界で主人公だけが襲われない》《主人公が学園生活の中で魔王として成長していく》でも、自分としては「RtoL」の同シリーズとして扱うつもりです。
ちなみに、次の「RtoLⅢ」の候補としましては――――
〇成長劇。とある辺境に住むラスボス級の強さを持つ者が、勇者と名乗る頭に剣を刺した女勇者と出会う。ほかのラスボス級の強さを持つ者達と出会って、知らず知らずのうちに魔王になっていくお話。
仮題;Road to Lord Ⅲ-ラスボスさんと聖剣勇者ダイザー
〇成り上がり劇。学園に通う主人公は、他人を狂暴化するという特性が魔法に付与されてしまう特異体質の持ち主。通称として「邪の魔法使い」と呼ばれる彼は学園の授業で使い魔としてピクシーを呼び出したのだが……何故か、次の日には《魔王》という称号が付与されていて……。
仮題;Road to Lord Ⅲ-使い魔が魔王様?-
〇VRMMOもの。VRMMO《Pilot Eden》と呼ばれる世界にて、主人公は《魔法剣士》としてソロプレイに勤しんでいた。ある時、とあるダンジョンを流れの《狩人》プレイヤーと共に冒険している最中、ダンジョン内のボタンを押してしまう。罠が発動して気が付くと、そこはとある人間の頭の中だった。
仮題;Road to Lord Ⅲ-ファントム・ノワールー
……まぁ、どれにするかは悩み所ではありますし、まだ正式にいつ作るかも決めてないんですが、いつかどれかはやりたいなと思っております。
以上、完全な自分の指標でした。