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テレビを消して

作者: 夕凪 もぐら

 


『テレビを消して』



つけっぱなしのテレビがきらい

だいっきらい


歳を重ねるごとに番組に

感動できなくなる自分がもっときらい


どんどんと押し寄せる無感情

或いは既に、ぼくは人ではない


ノイズが酷いの

チカチカするの

おかしくなりそう



ねえ誰か

テレビを消して

ぼくは自分が嫌いなの



ねえ誰か

テレビを消して

笑い声なんかいらない一人にさせて



ねえ誰か

テレビを消して

眠れないから不安なの



ねえ誰か

テレビを消して

他人のことに興味はないの



ねえ誰か

テレビを消して

作り物の世界はもううんざり



ねえ誰が

テレビを消して

番組はもう終わっているよ



頭ん中

無限に広がる砂嵐

ねえ誰か




 

昔書いたものです。

自販機に500円が吸い込まれ、カッとなって投稿しました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 小説でもそうですけど、詩ってその人のもってるリズムだとか間合いとかそういうものがありまして。 このバランスっておそらくはその人自身がもってるものなのだと思います。 そして、このバランスが人…
[良い点] うみのまぐろです。 詩のことはよくわからないところであるのですが、本当に消したいのは自分自身だったのかもしれないねと読んでいてあるいはそんなことを思いました。 誰かというのが誰でもいいの…
2017/02/12 13:42 退会済み
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