表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
79/270

95 急いで戻らないと!

「…さて…。そろそろ戻りますか?」


「うーむ…。それもそうだな…」


こうして話し合っても解決策は見つかんねぇし…。

一度戻ってフィールの様子でも…。


プルルルルルン!…プルルルルルン!


ん…?

なんでミモルンの着信音が…。

俺は持ってねぇけど…。


「…愚民様…。少しお時間いただけますか?」


「ん?…あぁ…メーラのか…」


そういや魔王城のやつと連絡とってるんだっけ…。

マジで苦労かけてるよなぁ…。


「おぅ…俺は別に構わねぇよ?」


「それでは…」


メーラはミモルンを取り出すと、すぐに相手との話に集中した…。

一体何を話してんだろ?



ガチャッ…


「私です…」


『ティーなのね。とりあえず…皆には伝えたのね…』


突然の連絡はティナからのもの…。

私が以前に頼んだことについてだった…。


「ありがとうございます…」


『まったく…あいつら血相を変えてたのね…。その日のうちに飛び出しちゃったのね!』


「突然ですね…。いつごろですか?」


『昨日の夜には伝えたのね』


「わかりました…こちらもすぐに準備いたします…」


『あっ…メーラ!ちょっと待つのね!グラン地方特製のホワイトチョコレートケーキとブリンストン産メロゥキッスルクッキーに加えて、ネロンジュレ入りのクレープも頼むのね!』


ふぅ…。

ティナのわがままには苦労します…。


「わかりました…こちらで準備いたしましょう」


『頼むのね!』


プツッ…


ティナとの通話が切れた瞬間、私は急いで医療施設へ戻る準備を始めた。

とにかく…急がなくては…。


「おっ…おい!どうしたんだよ!」


…忘れてました…愚民様にも伝えなくては…。


「少し状況が変わりました…すぐに帰宅しましょう!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ