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81 弱々しい吸血女王

くそっ!くそっ!くそっ!くそっ!

こんなはずでは…こんなはずでは…こんなはずでは…っ!!

人間との戦いに…執着しすぎたっ…!

間抜けもいいとこっ!

朝を迎えることの恐ろしさを…今になって実感するなど…。


ぐっ…!

今すぐここから立ち去りたいというのに…こいつのスキルのせいで…動くこともできん!

これが…狙いだったのか!


「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」


抜け落ちていく…私の力が…恐ろしい速さで…。

…体の奥の奥に溜まっていたエネルギーが…どんどんと…。

頭の中までぼやっとしてくる…。


…命を散らしてきた同胞たち…すまない…。

父上…申し訳ありません…。

私は…ここまでのようです…。




※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


あれからかなり時間がたったな…。

体の痛みで解除すんじゃねぇか…なんて思ったが…。

なんとか…。


フィールは…。

おおぅ…。

恐ろしいほど小さくなっちまった…。

さっきまでのボンキュッボン!な体も…ビックリするほどロリロリに…。

はっきりいって5歳児くらいの体型だ…。


まさか…ここまで太陽光の影響がひでぇなんて…。

もぅ…こんな状態じゃあ俺にダメージを与えることもできねぇだろうな…。


「んじゃ…解除っと…」


フッ…ドサッ…。


スキルを解除したことでフィールの体は前のめりに倒れた…。

もう…自力で立つこともきつかったのか…。

辛うじて息はしているが、疲労困憊といった様子…。


「おい!大丈夫か!?おーい!」


少しばかり痛む体を動かし、フィールの体を抱き起こしてみる。

おぉ…この腕にフィットする感じ…初めてだわ…。


…やべぇ…俺…犯罪者みてぇ…。


一応言っとくけどロリ○ンじゃねぇぞ!?

俺の好みはおっぱいボインな女の子であって…じゃねぇ!


「おーい!しっかりしろ!」


ペチペチ…。


とりあえず軽く頬を叩いてみるが…反応はなし…。

まさか…突然死んじまったなんて…。


「うっ…うぐっ…」


よっ…よかった…生きてた…。



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