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71 空からの追放者たち

「ちくっ…しょぉぉぉぉぉぉ!!!」


空の領域から追い出され、俺たちはまっ逆さまに落ちていく…。


俺の手にはキューちゃんが…。

先程までの獰猛な姿はそこにはなく、弱々しい小さき竜の姿となっている…。


フィールの奇襲から守ろうと、身を盾にして俺を守ってくれたのだ…。

光弾をものともしない頑丈な体が、一瞬にしてここまでダメージを負うなんて…。


いったいどんな攻撃をしやがったんだよ!

あいつ!




下を見ればそこは荒野…。

闘技場からどれくらい離れたのかわからないが、誰の姿も見当たらない。


くっ!

このまま地面に激突じゃあ…確実に死ぬ!


なら…


「…『浮游スキル』っ!」


ビュゥゥゥゥ…フワッ…。


激突寸前での『浮游スキル』…。

死ぬことはなかったが、急に体を止めたこともあり少し気分が…。


「うぐっ…おぇ…」


きもちわりぃ…。

キューちゃんはしっかりと両手で抱き抱えねぇと…。


スッ…ドサッ…。


『浮游スキル』を解除し、地面に着地…。

とりあえず生きてはいるが…いつフィールがやって来るかわかんねぇ!


とりあえず…キューちゃんを自分の服でくるめ、目立たないところに残すと…

俺は一人で誰の目の届かなそうな場所へダッシュした…。

これ以上キューちゃんを巻き込むわけにはいかねぇ…。


待ってろ!

絶対に勝つからな!


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