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なんだ…？
変に暗すぎるような…。
俺…さっきまで戦ってたのに…。
『…ユ…キ…くん…』
？…誰だよ…俺の名前を…
『マサ…ユキ…くん…』
？…マサユキ？…あっ…俺の名前か！
『…死なないで…マサユキ…くん…』
おいおい…ついに訳わかんねぇ展開になってきたぞ！
さっきまで絶体絶命のピンチに立ってたのに…。
『あなたは…助けてくれた…わたしを…』
だっ…誰だよ！
薄気味わりぃ！
助けた覚えなんて…。
『…あなたの言葉…忘れてない…』
知らねぇよ！
わりぃけどな！
俺はお前と話した覚えなんてまったくねぇ！
『…あなたのための…私のための…私たちのための…この世界…二人だけの世界…』
おーい！
無視すんな！
『十年ぶり…だね…会いたかった…』
いや…何年ぶりもねぇから！
『わたし…まだ…マサユキくんに…話したいこと…たくさん…あるの…』
んじゃ…ここで言え！
聞いてやるから！
『でも…今は…話せないの…』
なんじゃそら！
『だから…せめて…死なないで…今は…』
いや…もぅ無理だろ…。
ここまで絶望的な状況だと…。
『死なない…わたしが…死なせない…』
？
『あなたのためなら…世界も壊せる…』
