44 決闘のゴングが鳴るまで…②
『まずはぁ!!勝敗の付け方だが…フィール様は人間を殺したら勝利!人間はフィール様を殺すか、降参させるかで勝利っ…つーことになってる!みんなぁ!!異論はねぇかぁ!!』
ウォォォォォォォォォォォ!!!
『よっしゃぁ!!次に…アイテムの使用についてだが…基本的に使用回数に制限はねぇ!!どんどん使ってくれ!!ただし!戦いの最中に他のやつ…観客からアイテムをもらうみてーなふざけたことはすんなよ!!あくまでも事前に持っているやつだけだ!!そこは注意しろ!!くそったれ!!』
ウォォォォォォォォォォォ!!!
『最後にぃ!!時間制限なんてもんを期待してるバカな人間!!…んなもんねぇぞ!!時間無制限!!決着つくまで殺しあってろ!!ヒャッハァァァァァァ!!!』
ウォォォォォォォォォォォ!!!
ウィリアム・ヴィクトリィィィィィ…。
お前…大丈夫か?
薬でキマってんの?
『よっしゃぁぁぁ!!んじゃぁ…決闘へのカウントダウン…始めんぞおぉぉ!!10数えたら銅鑼鳴らすからよぉ!!とっととやりやがれぇ!!いくぞぉ!!』
ウィリアム・ヴィクトリィィィィィのカウントダウンコールと一緒に、観客も大きな声を出して合わせていく…。
まるで大規模なお祭りだな…。
10ッ!!!…
9ッ!!!…
8ッ!!!…
7ッ!!!
…ふぅ…。
…さっきまでヒビってたけど…カウントダウンコールを聞いて落ち着いてきたぜ…。
6ッ!!!…
5ッ!!!…
見てろよ!!
クリス…メーラ…フィール…あと、ここのいる観客のやつら…。
俺は結構しぶといぜ?
4ッ!!!…
3ッ!!!…
何せ俺は…
2ッ!!!…
1ッ!!!…
魔王軍影の軍師を引き継いだ人間だからな!!
ドォォォォォォォ…ン!!!
『おっぱじめやガレぇ!!ひゃっはぁぁぁぁ!!』