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44 果物店へ!④
というわけで…
「毎度あり!」
俺たちは店主のオススメもあって、ピークを十個…銀貨三枚で買うことになった。
一応…今日の宿代は残ってるから大丈夫のはず…。
ティナあたりにピークをご馳走したら喜ぶんじゃねぇかな…。
「…にしても…すげぇな…。こんなに一杯で銀貨三枚…。店潰れねぇか?」
俺は当然の質問を店主のおっさんに投げ掛けてみることに…。
俺もこっちの世界に来て、貨幣価値についてはいくらか学んだけど…。
こんな美味しいもん…もっと値が張るような…。
「なーに!気にしないでください!こいつはた…げふんげふん!お客さんだけのサービスでして…」
「…ふーん…」
この店主…なんか怪しいなぁ…。
なんか言ってたけど…。
んでも…安く手に入るならなんだっていいや!