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43 果物店へ!③
パクッ…モグッ…
シャクシャク…
「「…!!」」
こっ…これは…!
すごい…ただの甘い果物だと思ったら…予想外…。
噛んだ瞬間に
シュワシュワッ…
…としたものが口一杯に広がってきた…。
まるで…炭酸飲料を飲んだような感覚だ…。
しかも…飲み物じゃないからこれまた新鮮な感じ…。
噛めば噛むほどシュワシュワ感が溢れていくような…。
炭酸飲料のように泡が溢れるわけでもない点も非常にグッド!
「ふっ…ふげぇ!めちゃふちゃ…うんまい!」
俺は口の中にピークが残っているのにも関わらず…感嘆の思いをつい言葉にしちまった…。
「うむ…!これは新しいな…。是非とも持って帰りたい…」
クリスも同じ思いのよう…。
こいつぁ…いいお土産になるな!
「おっ!気に入ったようですね!そんじゃ…今回は特別サービス!ピークを10個で銀貨を三枚!どうです?」
店主のおっさんも気をよくしたのか…持ち前のトークスキルでピークを勧めてきたぞ…。
銀貨三枚はけっこうお得な気がする…!