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40 ノープランはよくねぇ…
「ユッ…ユキッ！そんなに引っ張るな！」
「おっ…おぅ…すまねぇ…」
「まったく…張り切っているのはわかるが…もう少し自重してくれ…」
「そっ…そうだな…」
町に繰り出して数分…。
俺はクリスからお叱りを受けることに…。
あまりにもノリノリな俺についていくのが大変とのこと…。
ふぅ…ちょっとやり過ぎたぜ…。
久しぶりのクリスと二人っきりだから…気持ちが高ぶってた…。
いや…それだけじゃねぇ…。
ここは人間の国…。
魔王であるクリスが周りに正体がバレたら大変だ…。
そこんとこは気を付けねぇと…。
―
…
「んーと…なにしよう…」
「むっ…。なにも考えずにここまで来たのか？もう少し計画をだな…」
「いやぁ…楽しみで楽しみで…それ以外考えてなかったわ…」
「…はぁ…」
俺の大雑把さに…ため息をついたクリス…。
確かに…ノープランでここまで歩いてきたのは良くなかったかも…。
参ったぜ…せっかくのプチデートだってのに…。
