表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
168/270

29 獣の咆哮

そのとき…


ガサゴソ…


突然…森の奥から何やら獣の気配が…。

暗いから何がいるかはわかんねぇが…赤い目を光らせてこっちを見ている…。


まるで…自らの領域を荒らされたことに憤っているような…。

なんか…荒い鼻息も聞こえてくるぞ…。


「…ユキ!ぼぉーっとするな!すぐに行くぞ!」


やべぇ…。

クリスのやつは気がついてないみてぇだ…。

さっさと俺の前を歩いていっちまったぞ…。


獣の赤い目はクリスの方を向き…そして…



「ブフォォォォォォォン!!!」


ドッドッドッドッドッドッドッドッ!!



くそっ!

あのやろう…まっすぐクリスの方へ突進しやがった…!!

俺はクリスを守るため…獣の行く手を阻むことに…。



「ブッ…フッフッフッ…フォォォォォン!!」


ドッドッドッドッドッドッドッドッ…!!



なんか…見た目は猪みてぇなやつだな…。

頭には巨大な角を生やしている…。

あんなもの…突然ぶちこまれちゃあたまったもんじゃねぇ!!


「!?ユキ!何を…!」


クリスも気がついたみてぇだが…獣の突進は止まらない…。

しゃーねぇ!

俺がこいつを止めてやるっ!


「くそ!こいよ!俺の大切なクリスをぶっとばす前に…俺が止めてやるよ!」



「…ブォン!!」


ドッドッドッドッドッドッドッドッ!!



獣の勢いはそのまま俺の体を吹き飛ばす勢いでやって来た…。

俺は足腰に力を入れ…衝撃に備えることに…。


「…ユキ!早く逃げろ!殺させるぞ!」


クリスの叫び声が響くが…逃げるわけにはいかねぇ…!

ちょっとくらい…かっこいいとこ見せてぇしな!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ