128 またまたお風呂パート!!①
バッシヤァァァァ…ン…!!
「あっつぅぅぅぅ!!?」
なっ…何が起きたんだ!!?
幼女に指を掴まれた瞬間…目の前が一瞬にして熱湯に…!
くそっ!
アチぃ!
盛大な音を響かせちまった…。
現状を把握するため、俺はびちゃびちゃの服のまま立ち上がってみる…。
ザバッ…!
…ポタ…ポタ…。
くぅ…!
なんだよこれ…。
全身こんな状態じゃ…クリスにも会えねぇじゃねぇか…!!
あの幼女…今度会ったらただじゃおかねぇ!!
どうやら風呂場みてぇだな…。
大理石で作られた高級感溢れる雰囲気は凄い…。
…んでも…ここってどこの風呂場だろ…?
地下闘技場の時より広い感じはすんだけど…。
「なっ…ユキッ!?なぜ…こんなとこに…!?」
…えっ…?
嘘…。
この声は…
俺は恐る恐る後ろを振り向くと…
「こっ…こんなときに突然現れるな!!」
またかよ!!
なんか知らねぇけど…クリスがお風呂に入ってんじゃねぇか!!
―
…
「むうっ…ティナめ…!ちゃんと風呂上がりの時に伝えろと言ったはずなのに…!」
ふぅ…。
ひとまずは…大丈夫…だよな?
俺はすぐに土下座して事情を説明したら、クリスは納得してくれたわ…。
一応原因の大半はティナにあるし…。
ちょっと恥ずかしかったが…。