124 その後の後処理…③
「…へぇ…お前…メーラの部下かぁ…」
「なんでぇ…戦士って言ってくれよ…」
「いや…お前…戦士って柄でもねぇだろ…」
いやー…。
あれからこいつといろいろ話してみたが…けっこういいやつなんだな…。
まさか…俺を守るために監視員をしてくれたなんて…。
ありがてぇ…。
…メコーンくれたのは…あれだったけど…。
ウザインっ…て名前だったな…。
マジで名前通りのウザさを持ってそう…。
そんなこと思っていると、ウザインは周りをキョロキョロしたあと俺に尋ねてきた。
「それよりよ…メーラさんは今どこにいんだ?挨拶ぐれぇしときたかったんだけどよ…」
「はぁん?俺は知らねぇぞ?どっかで指示出してんじゃねぇ?」
ふーん…。
ウザインって変わってるとこあるなぁ…。
上司部下の関係とはいえ…あんな毒舌メイドのこと気にするとか…。
「そうかい…。まぁどっかにいるから探しとくか…。…おっと!そういやお前には用があるんだった!」
「はぇ?俺に?何の用だよ…」
こんな巨体オークのおっさんが俺に何を…。
まさか…俺にこくh…。
『…何バカなこと考えてるのね!!』
「ふぉぉぉぉっ!!?」
何だ!!?
突然女の子の声が…。
周りを見てもそんなやついないぞ!!
「…お前に用があるのは俺じゃねぇぞ?俺は…まぁ、連れてきただけだ!!」
俺の慌てる様子に気がついて、ウザインは説明してくれたが…誰も連れてきてねぇだろ!!
「なっ…何言ってんだよ!!ウザイン以外のやつが俺に用って…誰だよ!!」
「…ティーなのね!」
ニュッ…。
ほぉぉぉぉう!?
何だこれは…。
突然の出来事だった…。
月の光に照らされたウザインの影から…
幼女の顔が生えてきた!!!