123 その後の後処理…②
とはいえ…
「疲れたぁぁぁぁぁ!!」
ドサッ…。
ホントキツい!
もうクタクタ…。
夜のうちからこんなことやってられるかよ…。
俺は汗だくの体でぐたーっと寝転がった…。
俺の担当は魔王城の修復作業…。
ボロボロの城壁を直してるとこだ…。
その日のうちから作業に入ることになったわけだけど…。
やっぱ…人間の俺にはマジハード…。
屈強な魔族はせっせと働いてるが…。
さすがになぁ…。
「おい!なにしてんだよ!」
「へぁ!?」
やべっ…!
すぐに起きあがんねぇと…。
よいしょっと…。
むくっ…。
そうして俺に声をかけたやつの顔を見上げた瞬間…。
「ほぁぁぁ!?」
「よぉ…久し振りじゃねぇか!」
こいつは…闘技場にいた監視員…オークのおっさんじゃねぇか!!
「なっ…なんで…」
「ワッハッハッハッ!!すげぇじゃねぇか!フィール様と戦って生き残るわ…魔王様とキスするわ…さすがメーラさんが認めるだけはあるな!!えぇ!!?」
ものすんごい巨体のオークに誉められると…スンゲェ緊張する…。
まぁ…気分はいいけど…じゃなくて!!
「てめっ…あの…爆弾…」
「んぁ?…あぁ!メコーンか!役に立ったろ!!」
「バカいってんじゃねえ!!俺…使い方ミスったら…死んでたぞ!」
「まぁ…いいじゃねぇか!!結果オーライみてーなもんよ!!」
何が結果オーライだ!!
危うく…俺が吹っ飛ぶとこだったんだぞ!!