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せっぺいさん  作者: こころ
序章
1/44

江戸到着

それは江戸時代だった。

1603年(慶長8年)に徳川家康が征夷大将軍に任命されて江戸に幕府を樹立してから、

1868年(慶応4年)に江戸城が明治政府軍に開け渡されるまでの265年間も続いた奇跡の時代。

後期にはペリー来航、桜田門外の変、そして徳川慶喜よしのぶ

大政奉還を明治天皇に上奏した翌年、王政復古の大号令によって明治政府が樹立された。

その慶喜が一体、徳川家の何代目将軍だったのかと言うと・・・

多すぎて分からない。

それから3年後、廃藩置県の断行が行われる。


遡れば、

征夷大将軍を長とする武家政権は、

源頼朝が開いた鎌倉幕府から徳川慶喜による大政奉還で江戸幕府が消滅するまでの

約675年間続いたことになる。

江戸時代中期から後期、

京都・大阪の人口は各40万人となり、江戸の人口は…?

なんと2.5倍の100万人。

世界最大の都市となった。

そんな江戸と大阪を結ぶ道を東海道という。

世界で一番人通りの激しい道と呼ばれた。

この時代の200年後には、べらぼうに早いスピードで行き交う画期的な鉄道が颯爽と走り、

男の足でも2週間からかかるとされた当時の旅路を最短で片道2時間33分に縮め、

開通50周年を祝う時代が来ることなど、その時、誰も知る由もなかった。


そんな果てしない道と時間(とき)と年月が繰り返されるその時代の渦中では、

それはほんの一瞬の時間ときにあたるのかもしれない。

偶然にもある二人の娘が、一人は東海道から、

そしてもう一人は中山道から、その道を懸命に駆け抜けて行ったのである。

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