登場人物紹介１
『悪夢の醒めない旦那様』
●グルーム・ルーム
物語の主人公。駆け出し冒険者の青年。
実家は農家。冒険生活に憧れて冒険者養成学校で学び、仲間を連れてのダンジョンアタックを夢見て、旅に出た。
その後どうなったかは、読者の皆様ご存知の通り。
装備は片手半剣に革鎧。身軽で取り回しのいい格好をしている。大事なものは腰のベルトポーチに入れるが、今ではそのポーチ自体がなくなってしまった。
『ノーライフ・クイーン』
●ゴシカ・ロイヤル
決して死なないアンデッドの女王。最高位の吸血鬼であり、魔を統べるもの。死や氷の魔術に通じている。
その地位とは裏腹に、気さくで陽気な少女のような存在。時折、死の女王としての威厳を垣間見せることも。
服装の全てが黒で統一されており、肩が露出したゴシック調のミニドレスに、ロンググローブとシアータイツを着用。髪も黒のセミロング、頭には悪趣味な装飾の冠が載っている。
顔つきは幼くも妖艶にも見え、体つきは華奢。
花嫁候補の一人。
おつきの三つのしもべが存在し、それぞれ名前は一つ目生首のデスポセイドン、一つ目黒猫のデスロデム、一つ目蝙蝠のデスロプロス。
同時に登場して交互にしゃべることが多いが、語尾の「ですぞ」「ニャ」「ザマス」で判別するとわかりやすい。
『医・食・獣』
●Ｄｒ．レパルド
ワークリーチャー属ワータイガー門の獣人。粗野な獣人にしては驚くほど博識で、医療の心得もある。
敏捷かつ攻撃的で、その爪は強力な武器となる。物言いも力強く言い切り型で、攻めっ気が強い。
白地に黒斑点の、雪豹柄キャットスーツに身を包む。胸元のジッパーは下ろされていて、褐色の肌が露出。髪はブロンドの長髪で、そこに猫耳が生えている。
眼鏡の下では大体いつも眉間にしわが寄っている。体型はグラマラス。
花嫁候補の一人。
『オーダーメイド』
●エ・メス
ダンジョンマスターに仕えるメイドゴーレム。見た目が人間と大差ないため、フレッシュゴーレムのたぐいだと推測される。
体のあちこちにモンスターの部位がパッチワークで埋め込まれており、その特殊能力を扱える。
感情に乏しく、あまり頭も良くない。頑丈な体に任せて即死級のドジをぶつけてくる、ドジっ子ゴーレムである。
エンジ色のロングメイド服を着ていて、後ろから見ると背中部分のみ露出している。右目には眼帯。髪は薄紫のおさげ。
下がり眉の柔和な顔つきで、体型は適度に丸みがあり、女性的で家庭的。
花嫁候補の一人。
『ダンジョンマスター』
●スナイク＆ゴンゴル
正式な名前は、ディケンスナイクとゴガゴ・ガゴンゴル。ダンジョンマスターたち、ジジイどもなど、一緒くたに呼ばれることが多い。
ノッポで痩せぎすで白衣で癇に障る「イッヒッヒ！」という声で笑う方が、ディケンスナイク。ダンジョンの整備と罠設置を担当している。
チビでデブで傷だらけのコワモテドワーフで豪快に「ガッハッハ！」と笑う方が、ガゴンゴル。ダンジョンの発破と拡張を担当している。
同時に登場して交互にしゃべることが多いが、スナイクのもったいぶった口調と、ゴンゴルの「ジャ」「ワイ」という語尾で判別するとわかりやすい。
『卑怯不屈の精神』
●ピット
トキオカの街からダンジョンにアタックを繰り返す、小柄な盗賊。死にそうになっても何度もダンジョンに足を運ぶところから、モンスターたちの間でも有名人となっている。
シャツにショートパンツの軽装。迷彩柄のバックパックと、忍び足に最適のスニーカーは、どこかで見つけ出したオーパーツ。ニーハイにはショートダガーを挿せるポケット付き。
ダンジョンに眠る宝を狙っている。
『行商ビジネスマン』
●因幡
ダンジョン内部のモンスターやダンジョンマスターを上得意とする、東方の国ヤマタイの商人。
「火打ち石から古代の秘宝まで売り買いします」という商売の幅の広さを見せつけるため、ビジネススーツという風変わりなオーパーツを身に着けている。
黒縁眼鏡に落ち着いた眼差しの、細身の青年。
『蜥蜴割烹』
●バジルス
通称・板長。ダンジョン内のモンスター酒場で腕を振るう、リザードマンの料理人。
香草料理が得意。
『巨大昆虫、耕す！』
●マン次郎＆サス子
ダンジョンに巣食う野生生物であり、Ｄｒ．レパルドの配下でもある、巨大昆虫。
ジャイアント・マンティスのマン次郎と、ジャイアント・ビーのサス子の二匹セットで、よく屋内ドームにいる。
『モブは死んだ』
●アンデッズ
ゴシカ配下のアンデッドの群れ。
ゾンビやグールやワイトやミイラやレイスやゴーストやスケルトンやヴァンパイアやリビングアーマーや、よくわからない死体の集まり。
臭くてバカ。
