表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
冒険者してたら美少女にTSしたんだけど!〜前より面倒事が増えました〜  作者: 冬城レイ
第二章「世界総本部編」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

8/23

想定外

 さあ、さて、今から、お店を開店するのだが、問題が一つある。

 それは、今日の朝来た、ジェイク、ほか二人。

 そいつらが、視察という名の、監視をしに来る。

 気は抜かない。喋り方をちゃんと気をつければ、大丈夫。


 ■


「いらっしゃいませ〜」

「こんにちは」


 ジェイクが来た。

 後ろには二人。


「予約の方はこちらへどうぞ!」

「姉貴!注文入ったぞぉ!」

「は〜い」


 ……めっちゃこっち見てる……。

 いつもの倍疲れそうだなぁ……。



 その後。



 一通り、お客は帰っていった。

 だけどまだ、ジェイクたちは帰っていない。

 ゆっくりと食べている。

 一人はこちらを見ている。

 ずっと。


 怖い。


 今日はもう閉めよう。

 今この店にいるのは、ジェイク達だけ。

 さっさと帰らせて、俺も帰ろ。


「そろそろ……かえっていただきませんか?」

「手を上げろ」


 魔具を向けられる。


「え、なんのことでしょうか」

「お前の心の中をこの魔具で移した結果、何も変わっていないことがわかった。だから、今すぐに抹殺する」


 その魔具、これは、対象の心の中を見れる使用が制限されている


 自分も気づかないうちに、殺気が出ていた。


 想定外だった。レニアもここまでは想定していなかったし、どうすればいいのやら……。

 まあ、殺されるということになりそうだ。

 殺すか……いや、でも、そうすると、世界総本部自体を敵に回すことになりかねない。

 ……いや、そこは、幹部の中でも、権力が一番あるレニアに対応をお願いしよう。

 利用してる感じになるが、それは、あとで謝っておこう。



 さて、ここからが問題。

 見たところ、こいつらを殺すのは簡単だろう。

 でもこいつらは幹部。しかも世界を仕切ってると言ってもいいほどの組織の。

 でも、今は……。


「殺す」

「なに?」


 ジェイクは言った。


「殺す、と?そんな身体で?実力の半分以下しか出せないんだろう?どうやって勝つと?」


 即座に、調理場においていた、包丁を持ち、ジェイクの右腕を切り落とす。

 ジェイクの腕が落ちる。

 鈍い音がする。


 その瞬間、ジェイクがばらばらになる。

 何も口にできず、叫べずに。

 そして、俺は言った。


「……実力の半分以下ねぇ……。確かに、()まではそうだったね。だけど今は違うよ」


 後ろにいた、セルロドとゼアは怖がっている。


「ウソ……だろ?」

「ジェイクが簡単に殺されるなんて……」


 そう、セルロドが呟いた。


「あんな、殺気と圧を持つものはみたこと……ない……ぞ」


 続けて、ゼアがそう呟いた。


「どうした。俺が……女の体になったからって、弱ったと思うんじゃあねぇ……」

「……」


「ゼルロド!逃げるぞ!転移魔具発動!」

「逃がすかよ!」


 足に力を入れ、地面をしっかりと蹴り、転移しようとするセルロド達に斬りかかるが―――。


 空気を切る音がした。

 逃げられた。俺が、この人格が残っていることが、上層部に伝えられる。


 急いで、家に帰ろう。

 めんどい事になった。

 今日は想定外なこと、問題が多く起こった。

 今すぐ、レニアに連絡を取る。

 そして……ナナのところに行って事情を……。


「体が……重くなってきた……」


 力は回復したんじゃなかったのか?

 俺は今くらいの戦いで、疲れるような人間じゃねぇ……。


 ……もしかすると、この人格のせいで、あのポーションの効果を一部邪魔したのか……。


 意識が遠のいていく。

 くそが……。

 早く、戻らなきゃいけないのにな……。


 倒れる。


気に入ったら☆☆☆☆☆で評価やブックマークなど、感想など気軽にどうぞ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ