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冒険者してたら美少女にTSしたんだけど!〜前より面倒事が増えました〜  作者: 冬城レイ
第一章「始まり」

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冒険者総合本部へ

 朝起き、いつものように準備し、ドアを開け、外に出る。


「? 誰だろ、この手紙」


 ポストに手紙が入っていた。


 すぐ取り、内容を見る。


 差出人は隣国ネオニスにある、冒険者総合本部だった。


『冒険者の英雄、レオ・シーファ殿。至急、冒険者本部へ、来てください。今すぐに。絶対』


 念押しがすごいな……と言いたいけど、それより、なんで?

 なんで行くんよ……。

 いくらなんでも雑だろ。知り合いだからって、いつでも来てもらえると思うなよなぁ……。

 はあ……。一時休業の張り紙出してくるか……。


 ■


「フィア。行くぞ」


 めんどくさいので、フィアも連れて行くことにした。


「兄貴!」

「ギルドに着くまで、姉貴って言いなさい」


 俺だって、こんな喋り方は嫌なんだけどね。


「あ、ごめん」

「次は気をつけてね」


 フィアは頷く。


 ……正直、フィアにも、こういう喋り方をしてほしいな……。

 まあ、そのうち直していくんだろうな。



「あに……姉貴!見えてきたぞ!」


 そう言い、目を覚ました。

 まだ、空が薄暗い。

 そう、ついたのは次の日の夜明け前だった。

 フィアはこんな時間に起きてたんだな……。

 若いっていいな。



 ■


 さて、冒険者総合本部についた。

 はぁ……。


 目の前には、俺の幼馴染がいた。


「お前が呼んだんだろ?」

「ウェーイ!私が呼んだんだよーん。あれ〜?ガチで女になってんじゃん!かわいーじゃん」


 こいつは、ナナ・メタル。


「うっせぇ!仕方ねえだろが!」

「うっせぇ〜?総合本部最高指導官にそんな口聞いていーのー?」


 むかつくぅぅうぅぅぅうぅううぅぅ!!


「実力は俺のほうが上だ!しかも貢献度も俺のほうがあるぞ!」

「うっ……」

「ほらぁ!言い返せないな!」

「く、くそぉ……」


 よし、今日も撃退だぜぃ。


「そんで?なんだよ。なんで呼んだんだよ」

「まぁまぁ!中に入ってから話すよ」

「わかった」


 中に入り、応接室に通され、いい座り心地な、椅子に座る。


「それで、話とはなんだ」

「……完全に女子にならない?」

「なんだと?」


 ふざけていないときの声と雰囲気だ。

 どうやら本気なようだ。


「もし断ったら?」

「最悪の場合……処刑かもね」

「なぜ?」

「……秩序が乱れるから……かな」


 秩序……ねぇ……。

 まあ、確かに、TS症は極めて稀であり、あってはならぬことである。

 だが、そこまでされる、筋合いはない。


「もし、やるとしたら、記憶は消えるのか?」

「……男だった頃の記憶はすべて、女子の記憶に置き換えられる。だから、なくなりはしないわ」


 俺は考えた。考えまくった。

 だけど、怖い。


「それと、その体になって実力の半分も出せなくなったのでしょう?」

「くそ……一本取られたか」

「じゃあ?」

「……わかった。やるよ」

「じゃぁ、力を戻す薬をあげるね」

「はいよ」



 そんで、フィアの方を見ると。


「あえ……??」


 状況が理解できていないようだ。まぁいい。知らなくていいことだからね。


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