【最終話】 国一つ滅ぼすのは簡単だ
「リミッター解除。魔力密度最大」
今までで、一番魔力を吸われている。だが、疲れる感覚はない。なぜなら俺の魔力はほぼ無限にあるからだ。そう簡単には無くならない……と思っていた。
「やばい……。疲れてきた……」
「姉貴!?」
後少し……。今は九十二。あと八だ。
九十五……九十七……一〇〇!
「お前らは、ここで終わりだよ。お前らは、俺等を舐めすぎた」
カチッ―――
魔力弾から、魔力の球体へ。
そのまま、敵国の兵士を飲み込み、王城へ球体が向かう。
「戦争に負ける覚悟があるから戦争したんだよな?」
「だから……負けたなあら、こちらの国になるのは当たり前だ」
そのまま王城をぶっ壊し、そのまま街をすべて消す。
あそこの国民は皆、凶暴で、話ができないほど民度が悪い。だから罪なくとも、死んでもうしかない。それがその国の問題だとしても。お前らも、悪いんだ。
その瞬間、衝撃波が発生し、国一つなくなった。戦争はこちらの勝ちで、終戦した。
負傷者は多いが、死亡者はゼロ。何よりだ。
■
「レオ殿。ナナ殿。レニア殿。ご苦労であった。今回のことを称え、国の英雄の勲章を与える」
まさか、冒険者の英雄の次は、国の英雄として称えられるとはな……。
ナナは後ろの方で、指揮を取っていたらしい。
そして、レニアは魔導最高官の勲章をもらった。嬉しいことだ。
ということで、俺は、この姿のままで生きるしかないということに――はならなかった。俺は、魔力枯渇の影響で、元の姿に戻れたのだ。
そして、ナナとレニアの告白を受けて、結婚することにもなった。嬉しかった。
こんな結末になるとは自分でもわからなかったよ。ダンジョン、「運命」は人の人生を変えてくれる力があったのだろう。
多分俺は世界で一番の幸せ者であると思う。
おそらく最終話です。その後何かあるのかは、よく考えてから書きます。
中途半端ですみません。
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