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冒険者してたら美少女にTSしたんだけど!〜前より面倒事が増えました〜  作者: 冬城レイ
第三章「戦争編」

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フィアの思い 前編

 朝。


 いつものように起きたが、外は、あいにくの曇りだ。これもすべて戦争のせいであり、そのせいで、天候が不安定になっているらしい。これはレニア情報だけども。

 まあとにかく今は一刻を争う時。いつ攻撃されてもおかしくはない。だから、急いで準備して、王城にナナとレニアを連れて行かなければならない。

 ナナはもう起きているはずだ。レニアはどうなのかは知らんけど、寝てたら、起こしてあげよう。

 自分は、昨日に着替えてはいる。あとは飯食って、持ち物持って、王城へ。これもう完璧。百点満点だ。


 ■


「レニア~起きてるか~」

「ん……。起きてる」


 おお、起きてましたか。えらいな。

 そう思ってると、ふと目に留まるものがあった。


「奥のあれはなに?」

「あれは、レオのために作った」

「一日で?」

「そう」


 何のためなんだろう。


「俺が使うとしても、どう使うんだ?」

「腕にはめて、魔力を流せば、勝手に動く」

「なるほど。なんの効果があるんだ?」

「人間には対処しきれない、予想できない攻撃や速さに反応してくれて、レオを危険から守ってくれるように作った」


 なんかわからんけど、つけとけばいいのかな。


「そっか。ありがと」

「うん」


 おっと、俺はこんな話をするために来たんじゃない。行くよって伝えるために来たんだっけな。


「レニア。もうそろそろ行くから、準備してね」

「わかった」


 あとは、フィアに留守番を頼めばいいかな。

 俺は地下室から出て、フィアの元へ。


「フィア」

「姉貴!今日、気を付けて!」

「ああ。留守番頼むよ」

「うん!」


 よし、完璧。()()()()()助かるな。やっぱりフィアは優秀だ。


「姉貴!」

「どうした?」

「ごはん!頑張って作ったから、食べてって!」

「お!ありがと」


 一口。


 普通においしい。多少焦げて苦いところもあるけど、フィアにしてはよくできたほうだ。


「フィア。おいしいぞ。ありがとな」


 そう言った。フィアの表情が変わったが、気のせいだろう。


「行ってらっしゃい。姉貴!」

「ああ」

「フィアちゃん!行ってきま~す!」

「フィアさん。行ってきますね」


 そう言い、ナナとレニアも俺に続いて出て行った。


 ■【フィア視点】


 私はフィア。姉貴の妹。私はいつも寂しい思いをしている。

 いつも、何かあると、私は留守番だ、とか、危ないから、家に居ろとか。今まで、姉貴と一緒にどこかへ行ったりした記憶はあまりない。


 確かに、私には力がないかもしれない、迷惑かもしれない。だけど、何か一つでも役に立ちたい。そう思った。

 だから朝、私は姉貴にご飯を作った。おいしいと言ってくれた。だけど……それだけだった。

 私は他に何かを求めていたんだ。今思うと、撫でてほしかったんだと思う。でも、今の姉貴……いや、兄貴はしてくれない。

 わがままだって言われるかもしれないけど、撫でてほしい。


 それと私も、とある能力を使えるようになった。


『心を読む』能力を。でも言い出せてない。怖いから。言い出せるまで、勇気が足りない。でも、いつかは言う。言いたい。できれば早めに。


 そんな時だった。ドアがたたかれた。

 私の名前を呼んだ。

 開けてはならないとわかっていたんだ。だけど、開けてしまった。

 だけどその人はいい人?だと思う。だって、質問に答えろとしか、言われなかったから。ほかに何かするようなこともない。心を読んでも、何も感じ取れないから。大丈夫だと思った。




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