倒さなければならない理由がある 後編
目覚めた。
あちこち痛い。
「起きた?」
この声はレニアだ。
「……起きたけども……。あのクソ野郎は……?」
「多分死んだと思う」
「……」
俺はそう思わない。手応えはあった。
それは確かだけど、あれで殺せたとは思っていない。
あれは死んでいない。そう思う。
「ナナは?」
「起きてるよ。ただ、部屋の隅でうずくまってるけど」
「あ〜」
なんか呟いているから、耳を済まして聞いてみる。
「ごめんごめん……レオ傷つけちゃった……あ〜〜〜〜」
どうやら記憶はそのままらしい。
「……で?世界総本部という組織はどうなるんだ?」
「崩壊したわ。レオがこの地下をほぼ壊してくれたお陰でね」
「そうか……良かった。あと、俺の魔剣は?」
「えーと、あの後、レオの力が、弱くなったせいで、物体としての、力を保持できなくなったから、消えたよ」
……ということは、俺、最初みたいに力がなくなったの!?
力が戻れば、多分魔剣は出せるはず。
「……まじか、よ。」
「まあ、しばらくは敵も来なくなるでしょうから、力がなくても大丈夫でしょ。それと、今日から、レオの家に住むからね」
「もちろんナナも一緒よ」
「なんでだよ」
そう言うと、レニアがムスッとする。
「私の家はこの組織の建物にあった自分の部屋とかあったけど、なくなったし、ナナはギルド本部壊されたから、住む場所ないし。これ全部レオのが壊してるし」
「……俺のせいか?あのクソ野郎の責任でもあるよな?」
「そうかも知れないけど、今ここにいるのはレオだけだし、責任取ってね」
「え、あ、はい」
まあ、確かに責任はある。
仕方ない。一緒に住むくらいならいいだろう。
フィアの方も、嫌な顔はしないだろうしな。
さっさと帰って寝よっと。
■
家に戻ってきた。
「フィアー。無事か〜」
「姉貴!!」
飛びついてきた。相変わらず元気で何よりだ。
「誰も来なかったか?」
「誰も来てないぞ!」
「そうか」
そして、フィアは俺の後ろにいた、レニアとナナを見つける。
「レニア姉!ナナ姉!」
俺からすぐ離れ、二人のところにいく。
もうちょっと構ってくれよ……。お兄ちゃん悲しんじゃうよ……?
なんて言っている場合ではない。
部屋せっまいんだから。片付けたり、場合によっては増築とか。そこまで考えないといけないし……。しばらく寝れなそうかな。
その後。
俺は頑張って……家を買いました。
最初は増築でもいいかなって思ってたんだけど、レニアとナナ、フィアが新しい家買おうってなってさ、買う流れになって、買った。
その代わり、俺が一番広い部屋を貰えるって感じで、許した。
この家は三階建てで、魔法建築という方法で建てられているため、壊れないらしい。
ちなみに地下もあり、そこはレニアの研究室。詳しく言うと、俺とレニアが使っていい部屋。そこが地下一階。地下二階には、戦闘室。いわゆる鍛える部屋がある。
そんな感じで、世界に一つだけの家の完成。もちろんお高い。
金貨二千五百枚を使った。おそらく、この家が俺の最期の場所になることだろう。まだまだ先の話だけども。
まあとにかく、家も買ったことだし、しばらくは何事もないだろう。
ということで寝ます。また明日。
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