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冒険者してたら美少女にTSしたんだけど!〜前より面倒事が増えました〜  作者: 冬城レイ
第二章「世界総本部編」

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倒さなければならない理由がある 前編



 階段を降りていく。

 長い階段だ。地下深くにあることがわかる。


 二分くらいが経った。

 階段は降り終わった。

 今いる場所はロビーだ。


「いらっしゃいませ」

「あー奥に通してもらってもいいですかね」

「顔を認証中……。排除プログラム作動」


 ……チッ。


 ナイフでバラバラにする。

 魔剣ヴァリアントを出すまでもない。


 そして、奥に歩いていく。


 ナナもレニアも助けなければならない。

 クソが……。本当にクソだ。俺が何をしたって言うんだよ。

 俺は、ダンジョンに潜ったら、TSしただけだろ。事故なのに、なぜこんな扱いを受けるのか。許してはならない、見逃してはならない。おれは、この腐った組織を壊すんだよ。


 ■


 何も見つからない。

 同じところを、グルグルと回っているような感じだ。


「ヴァリアントで屋根ぶった切って、上から行けるようにしよっと」


 力を込める。


「おいしょっ!!」


 衝撃波とともに、上が何もなくなった。


「これで楽だな」


 急いで、走る。


 気配察知を使いながら。

 後少し先にいる。


 そこで、降りる。


「見つけたぞ」

「レオ……」


 いるのはレニアだけ。ナナはおそらく、見回りに配置されていると思われる。


「ほら、でろ」

「あ、ありがとう」


 ……この瞬間は幸せだった。

 レニアが無事だった。怪我もなく。


「レニア。ナナはどこだ」

「知らない。それと……謝らなくちゃね」

「レオ……ほんとにごめん。いつでも味方って言っておいて、裏切っちゃってさ……。それと、利用しちゃってさ……」


 そう言い、頭を下げるレニア。

 それに対して俺も頭を下げながら言う。


「俺も済まない。気づけなくて。別に怒ってはないよ。脅されてたんだろ?それは別にいい。あとは、俺も謝るよ。俺も、レニアを利用していた時があったから。お互い様だよ」


 レニアはどう思うか。


「ありがとう」

「ああ」


 俺等は、結局同じ人だなと改めて思った。


 ■


 俺は、レニアの指示を聞きながら、レニアとある場所に向かっている。


「見えたぞ」

「うん」


 走るのを辞める。

 目の前には大きな扉。


「レオ。壊せる?」

「舐めんなよ?」


 ぶっ壊す。


 中には、人がいた。

 ナナと、黒の仮面をした何者かが。


「指揮官様。こちら、二人の部外者を殺しても構わないでしょうか」

「ああ。頼む」



 黒の仮面の男。こいつが指揮官か。

 それにしても低い声だな。


 その瞬間、ナナが目の前に現れた。

 俺は即座に反応し、避ける。


 俺はそのまま、ナナを蹴り飛ばし、吹っ飛ばす。

 前より、更にスピードが上がっている。だが、俺には勝てない。

 おそらく、支配されているため、一時的に早くなっているだけ。

 更に、攻撃パターンが少ない。ナナの脳が処理できていないから、攻撃パターンがシンプルンになってしまっている。その代わり、一発一発が重いのだろう。


 ナナには、あれを使いたくないが……使うしかないか……。

 俺が今使おうとしている魔法は、相手に相当な負荷をかける魔法だ。

 死にはしないが、精神がおかしくなる可能性がある


「レオ……やって」


 そう考えていると、考えを読み取ったかのように、レニアが言った。

 その言葉に俺も覚悟を決めた。


「ニヒル・リターン・フィールド」


 衝撃波と、圧が一気にナナへと向かう。


「元に戻れやぁ゛!!」

「あ゛が……」


 ナナはうめき声をあげながら立っている。


 そして……。


 ナナが倒れる。

 それを見てレニアが言う。


「大丈夫。精神に異常はないみたい。今は気絶しているだけだね」

「そうか……。じゃあ次はお前の番だ。指揮官とやら」





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