表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
冒険者してたら美少女にTSしたんだけど!〜前より面倒事が増えました〜  作者: 冬城レイ
第二章「世界総本部編」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

10/23

何事にも希望があることは忘れてはいけない

隣国ネオニスについたのは次の日の夜明け前だった。


今回は速度を出したお陰で、早く着いた。

特に問題はなく、入れた。

前来たときよりも、発展しているように見える。

それは何よりだ。


そうして、歩いていると、冒険者総合本部の目の前まで来た。

だが、なにか違和感があった。


「おーい。ナナー」


返事はない。俺は急いで、中にはいった。

中はいつもと変わっていなかった。


俺は、すぐに二階にある総合本部最高指導官がいる部屋へ、すぐに行き、入る。


「ナナ!」


扉を開けてすぐ、椅子に座り、こちらに背中をむけている。


「ナナ。返事くらいしろよ」

「……そうね」


いつもと様子がおかしい。

暗い感じというか、なんだろう、雰囲気自体が別物って感じ。


「おい、ナナ。こっち向いてくれ」

「わかった」


椅子が回り、こっちに顔が見える角度になった。


「久しぶりだね。レオ」


瞳が赤い。

いつもは黄色だ。


「おい、どうし―――」

「アトミックブラスト」

「!?」


俺の肩を貫いた。

痛みはない。この一瞬で、痛覚が麻痺した。だが、血は流れている。意識しないと、貧血で倒れる。でも、この状況で、意識しながら戦うとなれば、相当苦戦する。実力では俺のほうが圧倒的ではある。だが、相手は総合本部最高指導官と言うだけあり、冒険者歴十年超えの人をぶっ飛ばすくらいは簡単だ。


この状況を見るに、おそらく、何者かに、魔法をかけられていると見た。

こういう、支配系魔法は、大抵、人の言葉を聞かない。支配とはそんなものだ。


「……一足遅かったのか」

「……」


ナナは何も答えない。


ここは一体退散する。

俺は即座に、逃げ、魔導通信機を出し、レニアに通信を取る。


「もし……もぐもぐ……もし」

「レニア大変だ」


レニアはお菓子を食っている。


「どうしたの?もぐもぐ」

「ナナが、支配系魔法に支配された」


そう聞いたレニアは手に持っていたクッキーを落とす。


「……冗談よね……?」

「いいや。ホントだ。俺の肩を見ろ」

「血が……流れているね……」

「だろ?これはナナにやられた」


レニアの表情が変わる。

いつもみたいに無表情ではなく、強張っている。


「今すぐ逃げて。後ろは見ないで」


その意味がわからなかった。

だが、割れた鏡の反射で、わかった。


ナナが後ろにいる。なぜ待っているのかわからない。殺そうとしているのは事実。

だが、待つ理由がない。


でも、今は、考えている暇なんかない。


俺は、魔導通信機を持ち、窓を突き破り外へ出た。

ナナは追ってこなかった。


「レニア。外に出たぞ」

「ふぅ……まずは、ネオニスから出て。そうしないとおそらく、レオは死ぬ」

「……わかった」


そんなことはないだろうけど、一応外には出ておく。


俺は、走る。走った。そして、何事もなく外に出れた。


「外に出たよ」

「わかった。そのまま、待機してて」


俺は木の下で休む。

レニアは画面越しで、ドタバタしている。

忙しそうだ。


その時、地面が揺れ始めた。


「何だこりゃ」

「始まった」

「?? 何が?」

「罠が」


罠?罠って、なんの罠だよ……。

俺は、そう思いつつ、レオニスの外壁を見る。


(半透明な紫色の膜?)


外壁をよく見ると、ドーム状に膜が形成されるのが見える。


「見えた?あれが、罠。世界総本部のね。おそらくだけど、レオを閉じ込めようとしていたのね」

「私の予想通りね」


レニアってやっぱすげぇ。

そう、改めて思った。


■【レニア視点】


レオは私の幼馴染で、大好きな人。

今私が話しているのもレオ本人。


今、レオが助けを求めている。

私が助けないわけない。

私は、昔から、感情が顔に出ないから、ナナ以外は気づけていないと思う……。

でもいいの。私の事を頼ってくれるだけでも。それだけでも満足で、幸せな気持ちになる。


「レオ。次はおそらく、ネオニス周辺に罠とかが敷かれる筈。だから、そのタイミングを狙って、敵を確実に減らしていこう」

「わかったよ」


私は頭が良いと昔から言われてきた。

世界総本部の幹部をやっている理由もそう、頭が良いから。

私は組織の頭として使われている。


だけど、私は世界総本部の今の政策は気に入らない。特に気に入らないのは、レオの排除。私も悪いところはある。ちゃんと、世界総本部最高指揮官に言えてない。私も何されるかわからないから、勇気が出ないから。だから、私は裏で手助けを行って、組織を中から壊そうと考えている。

それが上手くいく保証はない。けれど、レオがいるなら大丈夫。

なんだか、利用しようとしている感じで、悪いけどね……。それは後で、謝っておこう。


今は、レオを救う事を第一に考えよう。


気に入ったら☆☆☆☆☆で評価やブックマークなど!

感想も気軽にどうぞ!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ