僕の、ツインレイは何処に居るのだろう?
“僕の、ツインレイは何処に居るのだろう?”
ツインレイとは? 自分の魂の片割れらしい。
僕はずっと自分の魂の片割れを探して何度も生まれ変わる!
生きている間に、見つけ出すのは本当に難しい事だ。
僕は既に9回も生まれ変わっているが、まだ一度も出逢っていない!
ただ、4回目に仲良くなった友達が、5回目には僕の親友に......。
彼は既に、ツインレイと出逢っていた!
彼は僕にも、その彼女に会わせてくれると約束してくれる。
『初めまして、』
『初めまして、やっぱりキミはどこか島君に似てるね!』
『そう言ってくれると嬉しい!』
『君が島君のツインレイ?』
『そうよ。』
『なんて、美しい魂なんだ! それによく島君に似ている!
特に目がそっくりだ! こうやって二人が並ぶと、お互いがツインレイ
だと僕にも分かるよ。』
『岡野君も、早くツインレイに出逢えるといいね!』
『・・・そうだね、でも、もう9回目だし、今回も見つからないのかも
しれないな!』
『“不安なのかい?”』
『そりゃ不安だよ! 今頃僕のツインレイは、どこで何をしているのかな?』
『きっと見つかるわよ!』
『ありがとう。』
『俺も応援する!』
『うん!』
彼も彼女も僕がツインレイに出逢える事を願ってくれている。
それは彼を見れば分かる!
彼の真っ直ぐな眼差しは、彼の隣に居る彼女も同じであると僕も理解した。
不思議だが、ツインレイ同士を見ていると? 本当によく似ている。
これが双子だと? 顔は似ていても性格が違うとかあるだろうが、、、。
ツインレイはそれとは逆で、見た目はあまり似ていないが、同じ魂
だけあって考え方や心が似ている。
“違いといえば? 男か女の違いだけなのだろう。”
*
でもそんなある時、やっと僕も自分のツインレイを見つける!
9回生まれ変わってやっと見つけ出したんだ!
『間違いない! “あの子が僕のツインレイだ!”』
僕は勇気を出して彼女に話しかける、このタイミングを逃したら?
もう次はないと思ったからだ!
【トントン】
『えぇ!? だ、誰ですか?』
『“不審な人間ではありません。”』
『・・・そうみたいですね、なんだか? 凄く不思議! 前からずっと
知っていたような。』
『“僕も全く同じ事を考えていました。”』
『何処かで会った事があるとか?』
『えぇ、ずっと昔から僕はあなたを知っています。』
『“わ、私の事を、”』
『えぇ!』
『・・・ご、ごめんなさい、私今急いでて! じゃあ、また!』
『“何度でも逢いますよ! もう巡り合えたから!”』
『・・・・・・』
彼女は不思議そうに僕の方を何度も振り返りながら行ってしまった。
でも? また何処かで出逢えるはずだ!
やっと僕は君を見つけたのだから。
もう逃がさないよ! どんなに困難で離れていても僕はいつでも
君を見つけ出す事ができると信じている!
最後まで読んでいただいてありがとうございます。