31.駄女神はじめました。
第一章最終話です。
第一章 エピローグ
森野村襲撃事件から三週間が経った。
『やったのじゃーーーー!』
『とうとう吾等の神社が完成したのじゃーーー!』
出来上がった社の前でぴょんぴょんしている。
もしかしたら、クロちゃんは空も飛べるかもしれない。
お薬師様の祀られている、お寺はとても立派になった。朽ち果てていた寺とは思えない。
手水舎も新しくなり、石畳や階段も磨かれた。
周りの木々の具合もあり、すごく神聖さを感じる。
我らが神社は「黒乃神社」と名付けられた。
総黒塗りの社。何となく、初めてクロちゃんと会った時が思い出される。
主神は当然、我らが黒乃様。
探し物と占いの神様だ。
そして、副神はなんと私が祀られてしまった。
最初は半分冗談で始めた、副神瑶子がそのまま採用されたのである。
髪の毛とお肌の悩みを解決し、なんと信者は村人全員までなってしまった。
興味のない旦那さんや息子さんも強制加入である。
奥様方からの強い要望があり、シャンプーとリンス、化粧水は秘伝として多恵子さんと恵子さんへと伝授された。
これからも村の女性達は綺麗になって行く事だろう。
私達はこの村で荒稼ぎしたが、皆満足していたのでwin−winだ。
お寺の補修等のかたわら、源太さんと村の若者達に鉛筆開発をお願いした。最初は粘土と黒鉛のバランスで苦労していたようだが、見事に完成させてくれた。村の若者さん達が頑張ってくれたみたい。
村の特産品の一つとなるとのことだ。
私達はこれから次の旅に出る。
商売もしながら、お金と力を蓄えるそうだ。
「コウちゃんは次はどこに向かう予定なの?」
「俺か?俺はしばらくはあんたらに付いて行って、力をつけようかと思っていたんだが、駄目か?」
『仕方無いのじゃ。付いて来る事を許すのじゃ。』
良い女は付いて来て欲しいは言わない作戦が成功した瞬間である。
クロちゃんはコミュ障であるが、商売と仲の良くなった相手なら老獪に立ち回れるのがとても不思議。
駄目駄目な女神様二人に男一人を加えて、次の街へと旅立っていく。
「それはありがたいですね、お嬢様方。旅のお供をさせて頂きます。どうぞよろしくお願い致します。」
コウちゃんはピシッと綺麗な礼をした。
すごく洗練されている。
姿勢も行動もとても素敵である。
ホントにもう
このワイルドイケメンめが。
第一章 瑶子 完
第一章全てご覧頂きありがとうございました。
感謝です。
仕事が少し忙しくなってきたので、少しだけ休憩します。長くても1、2ヶ月、頑張れそうだったら1、2週間ほどで戻ってくるつもりです。
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