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29.森野村襲撃、翌日。①


「ふわぁああ。おはよ〜。クロちゃん。」


『おはよう。流石に疲れておるの。』


「そうだねー。限界まで動いて、限界まで緊張したから疲れが完全には取れてないかも。」


『今日はゆっくりするかの?』


「それが良いかも。でも、村の様子も気になるから、ちょっとお散歩もしようかな。」


『うむ。そうするかの。』


「あ!」


『どうしたのじゃ?』


「クロちゃん!信者の人たくさん増えてるよ!百突破!」



黒乃

年齢:200万歳位?

魂力:12

種族:上位神

職業:神、巫女

状態:普通

権能:占い、千里眼、(過去視)、(未来視)

能力:陰陽術、読心

加護:瑶子

信者:102人


土御門 瑶子 

年齢:30歳位?

魂力:12

種族:人間?

職業:巫女

状態:普通

式神:桃太郎(上位式神)、服部半蔵(上位式神)、八咫烏(上位式神)

能力:看破の魔眼、護身術、式神

加護:黒乃、不動明王、薬師如来

信者:101人


『な、な、なななな』

ナナナ星人?


『なんと!快挙じゃ!快挙なのじゃ!!黒乃四千年の歴史に刻まれる快挙じゃ!』

ぴょんぴょんぴょん


四千年の歴史?

こちらに来てからだと長過ぎるし、クロちゃんの人生から考えると短すぎるし、なんだろうね?

嬉しそうだし、まあいいか。


「やったね!快挙だね!」

私も合わせてぴょんぴょんやる。


『やった!やったのじゃ!!』

ぴょんぴょん


「あんたら朝から元気だな…。」

コウちゃんが窓から話しかけてきた。


「コウちゃんもやる?」

ぴょんぴょん


「やらねー…。」


ぴょんぴょんするのをやめ、普通に扉を開ける。


ガチャ。ガラガラガラ


「もしかして、朝ごはん持ってきてくれたの?」


「いや、朝ごはんは知らんが、隣村に行く前に、これを届けるよう村長に言われてな。」

コウちゃんが石を差し出す。


『鬼人の魔石か?それなりに高価なものじゃが…。』

「特に頑張ってくれたご褒美だそうだ。」

『それなら良いが、綱太郎の方が活躍したのではないか?』

「俺には隣村に落ちている鬼人が残っていたら、皮をくれるそうだ。」

『では、確かに貰い受けたのじゃ。』

「じゃあ、隣村に行ってくるわ〜。」

『頑張ってくるのじゃ。』


コウちゃんは村の若者たちと隣村に向かった。




「クロちゃん。鬼人の皮とか何かに役立つの?魔石ってなに?」


『久し振りの講義じゃな。力のある化け物の素材はじゃな、丈夫じゃから、色々と使えるのじゃ。』

ふむふむ。


『皮にして盾の素材にしたり、骨を槍の素材にしたり、建材にしたりもするの。ただし、動物や人が化け物になるか、受肉した存在でないと、素材は残らぬので貴重なのじゃ。』


受肉?

ニューワードが出てきた。後で聞こう。


「受肉はじゃな、そうじゃのう…。例えば吾のような存在じゃ。力ある存在が肉の体を得、其処に宿るのじゃ。稀に鬼や妖も受肉した存在が出るが、出会ったら速攻で逃げるのじゃ。」


強いんだね。

速攻で逃げよう。

力は付けるけど、三十六計(さんじゅうろっけい)逃げるに()かず。覚えてるよ。

クロちゃんと一緒に逃げられれば問題はない。

私は戦闘狂では無いのだ。


『後は魔石じゃったな。魔石はじゃな。式神の形代の様なものじゃ。鬼や妖の核じゃな。無い時もあるし、石でないものが核の時もあるが、ほとんどは石が妖力を帯びておるのじゃ。』


「わざわざ抜き取るってことは、何かに使えるんだよね?それと、そのままだと危ないとか言っていた気がするけど、何が危ないの?」


『魔石は力の塊じゃ。化け物が死ぬと大部分は根源へと行き、一部は倒した者の力となる、其の残ったものが魔石なのじゃ。使い道は霊力を扱える者や道具があれば、燃料にしたり、結界にしたり、武器にしたりと様々じゃ。瑶子の首飾りも生成のされ方は違うが、超々一級の魔石なのじゃ。』


「これも?」

ハル君から貰ったネックレスを持ち、目の前に持ってくる。昨日もクロちゃんを助けてくれたんだよね?ハル君がくれた為かどうかは分からないけど、身につけると、とても温かく安心する不思議な石だ。


『そうじゃ。魔石は質により、力を貯められる量が変わる。妖力・霊力の蓄電池のようなものじゃ。魔石を取り込める化け物が喰えば、力を付けてしまう。彼の鬼人みたいな奴等じゃな。豆鬼は魔石を落としても、ほぼ屑石じゃから、放置する事も多いのじゃ。』


「だから子鬼から落ちた石はもらってたんだ!」

クロちゃんがコウちゃんから子鬼の石を受け取っていいた事を思い出す。


『うむ。子鬼の石は売れるのじゃ。』


「もしかして、クロちゃんが持っている宝石も魔石なの?」


『魔石もあるが全てでは無い。(ただ)の宝石も触媒になるし、宝石の魔石は目が飛び出るほど高いのじゃ。』


私もクロちゃんもちらりと胸のペンダントを見る。


「これはあまり人目に付かない方が良いかな?」


『そうじゃな。見る人が見れば価値が分かってしまう。人一人を殺してでも奪おうとする者が出るやも知れん。』


こわっ。

胸の中にしっかり、しまっておこう。


「おはようございまーす。朝ごはんです。昨日はお疲れさまでした!」



いつも通り多恵子さんが、朝ごはんを持ってきてくれました。


日常は落ち着きます。


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