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コーヒー1杯の休息を

作者: 月見山 菊

お仕事、お疲れ様です。

少し一息いれてみませんか?


時計の規則的な音とパソコンのキーボードを叩く音が部屋に響いている。


仕事が一息ついた為、肩の力を抜いて身体をほぐす。

ふと、壁に立てかけている時計を確認すると15時を過ぎていた。


「仕事も落ちついたし、ちょっとした軽食を作って、珈琲も淹れて休憩するかぁ...」


牛乳、卵、砂糖を混ぜて、平べったい容器に移す。

それから4分の1に切った食パンを4つ入れて、食パンの生地によく馴染ませる。


熱したフライパンにバターをたっぷりと入れると、

バターの香りが部屋に充満して幸せな気持ちになる。


中火で熱していき、焼いている面が少し茶色くなってきたら裏返し、中までじっくりと火を通す。


その間に珈琲を淹れる。


僕は珈琲を蒸らしている時間が好きだ。

香りがふわりと鼻をくすぐり、思わず笑顔になる。


控えめな花柄のお皿を準備して、フライパンの中身をお皿に入れる。適量の蜂蜜を加えても美味しい。


珈琲も淹れ終わり、フレンチトーストも完成した。


「いただきます」


染み込んだ卵が食パンを柔らかくしており、食べやすい。甘すぎず、いくらでも食べられそうだ。

ふわふわで、しっとりした生地は癖になりそう。


珈琲も苦味があるが、それがまた美味しい。


忙しさの中でもひと手間をかけるだけで幸せな時間を味わうことが出来る。


午後からの仕事も頑張れそうだ。

あぁ、仕事が終わったらキミに会いにいこうかな。

そして、キミにもこの美味しさを知ってもらおう。

僕はキミの笑顔が一番大好きだからね。

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