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第3話 ワタシ!目覚める!テコンドー!

ど、どういうことだ!?

目の前の看板はハングル語で書かれている!文法もだ!

明らかに、周りの景観は、少なくとも現代社会のものではない。

もしかして、タイムスリップとも考えたが、チマチョゴリなんて街の名前は我らの偉大な歴史の長でも聞いたことがない。

おそらく、やはり、ここは異世界。それも、少しだけ私のいた世界との繋がりが何かしらあるのだろう。

そう考えるとなおさら、元の世界に帰るという、一つの目標は夢物語ではないのかもしれない!


よし!王都チマチョゴリに向かうぞ!!



二時間ほど走り続けると、目の前に塀で囲まれた城塞都市が見えてきた。

なるほど、これが王都チマチョゴリか。

チャングム的な王宮じゃなくて洋風だな。

城塞都市の城門は、朽ち果てて、木製の柵は風化し、番人もいなかった。

欠落した杭の間をすり抜け、城内に侵入した。

もしかしたら、ここはすでに亡失都市となっているのかもしれない。

ここまでの道すがら、そんなことを考えながら進んできたが、侵入してすぐに、そんなことはないと意識を切り替えた。


なぜなら、いま、私の眼前には、七三分のメガネをかけた、スーツ姿の男性たちが神経質にネクタイを締めなおしているのだから。



「そうか、チマチョゴリを汚したのはお前たちか!!チョッパリどもが!!」


私の中のテコンドースイッチが入った瞬間であった。

しかし忘れないでほしい。私は中高共に園芸部員であり!根っからの文化系ヒョロもやしであるたいうことを!!

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