日野 愛歌の口裂けスパイラル−盤上の戯言遣いと夢色サヴァン−
右から読んでも左から読んでも戯言です。
悲しげに咲く花に君の面影をみた 大好きな雨なのになぜか今日は冷たくて
2008年12月01日10:13
その通り。人は負けてはじめて、己の無力さを痛感するのです。
孔子曰く「一途な想いはときとして人を誤った道へ進ませる」
夢(一攫千金)を追い求めているとき、人は人として本来あるべき姿を取り戻すのだと想います。常に貪欲であれ。傲慢であれ。純粋であれ。
豪放磊落。厚顔無恥。傲岸不遜。傍若無人。天上天下唯我独尊。
しかし、それゆえに道を踏み外しても気付かない。
暴走特急は急には止まれないのです。周りのみんなを巻き込んで大惨事を起こす可能性もあります。
私が脱線してしまったとき、『日野 愛歌』を一切の躊躇なく論破して
くれる方をココロから待ち望んでいます。
リアルで、私が誰かと接するとき、たいていはロジックとボキャブラリを駆使して屁理屈で攻めれば、
自分の意見を押し通すことが出来てしまうんですよね。不幸にして。
「お前は社交性はあるけど社会性はないな」
まず、思い通りにならないことはないです。
それは私が自分の恵まれている部分と、恵まれていない部分を分析し、理解し、掌握しているからです。
「神にでもなったつもりか?」
神から与えられたその環境の中で、どう立ち回れば
自分をフルに発揮できるのか、感覚的に身体が覚えているからです。
ありとあらゆる事態に対し、事前にココロの準備をしているからこその、余裕。
「私の≪世界≫には他人という概念が存在しないんです」
永遠に収縮し続ける世界。閉塞に魅入られし彼女。混沌を助長する彼。
●私はここ数年、日常生活において、激しく感情が揺れ動くような事態に陥ったことがないのです。 全て想定の範囲内。四苦八苦から解放された私。
「それは……お気の毒に」
それは、とても魅力的で、同時にひどく退屈なものでした。
だからこそ、ネットの世界にスリルと絶望を求めてやってきたのかも知れ
ませんね。
「友達がほしいんじゃないの?」
私は、(ここをよく誤解されるのですが)現実から逃避するためにネットをはじめたというより、
自分の中の才能を発掘し、研ぎ澄まし、明日の糧にするために、ここに来ました。
「自己中心的な人間なのですよ。私は一切の弁解の余地なく。」
思い遣りなど一欠片もない。血も涙もない。
俺は本質的なところで人を愛したことがない人間です。
だから、こそ操作できる。掌握できる。蹂躙できる。
ノーリスク。ハイリターン。
ココロを赦すと俺まで物語の登場人物になってしまいますからね。
傍観者でいたいんです。俺は。
回収し、分析し、不当利用することに心血を注ぐことが俺の役割。そこには喜怒哀楽一切の感情を挟んではいけない。
メリットとデメリット。有益か、徒労か。
そこだけです。
「本当に……そうなの?」
●俺と他の20才の若者との決定的な違いは自分の長所と短所を正確に認識しているか否か。
そして何より「自分がいつか死ぬことを知っている」そこにあるのかも知れませんね。
人は日々、死に向かって歩いています。毎日毎日、一歩ずつ確実に。
どこで途切れているのか解からない階段を、踵をカツンカツン
と踏み鳴らしながら。
ちなみに俺の持論では、その階段は二重螺旋階段なんですが、それはまた別の機会に。
大事なことなので2回言いますが、俺にとって【死】とはタイムリミットです。タイムリミットです。
限られた時間、空間、座標の中で、いかにして自分をフルに発揮できるのか?
人生ハイスコア主義のドリーミードリーマー。欲望こそがガソリン。虚栄心こそがアクセル。
「私はいつだって焦っています。だって、≪世界≫を掌握するには圧倒的に時間が足りないんですもの。」
●愛なんて……俺には必要ない。孤独でもいいんです。
他人に合わせるほど、苦痛なことはないですからね。俺という概念にとって。
「本当に?」
……。
逃げているのは、俺の方なのかも知れませんね。
「いえ、逃げているのは私。追いかけているのを貴方。」
最後に。
『俺には≪世界≫がスローモーションに視得る』
なんて言ったら誰も信じてくれないかも知れませんが。
まあ、要約するとそういうことです。
さまざまな意味を含めているので、いろんな解釈を期待しています。
●わかりやすくパチンコで例えましょうか。
俺が今座ってる台は回転率が良いんですよ。異常にね。
ただ大当たりがちっとも来ない。
一度くれば、大連チャンの予感はするんです。
俺は隙あらばゴト行為をしようと企んでいます。
ただ、店員のチェックが些か厳しい。
疑われて、スタッフルームで尋問されてる時間がもったいない。
だから今は出来ません。
せいぜい今は、隣の席で転寝してるじーさんの持ち玉を気付かれないようにパクるくらいなものです。
まだ店員には察知されていないようですが、他のお客にはバレバレです。
というか、俺に全く隠そうという意思がありません。
常識から逸脱した羞恥心の欠如は、他のお客には些か理解しかねるようです。
ですから、はじめて入店した新規のお客さんしか俺に話しかけてきません。
しかし、やがてその客も俺のゴトまがいの行為に気付き、離れていきます。
なかなか話しかけるのをやめないお人よしな方だったら
わざとらしく舌打ちをして、自分の意志を明確に相手に伝えるのも手ですね。
……
さて、自分の台に集中しよう。しょうしょう周りの声に耳を傾けすぎたようだ。
まだだ。焦るな、じっくりと行け。
ここで台を移動したら、全て水の泡だ。粘れ。
絶対に波はやってくる。最後にビックマネーをせしめるのはこの俺だ。
===
●さて役を演じるのはこのくらいにして。
ダメですね、自分の造ったキャラクター(擬似人格)を同一視し過ぎると、一瞬で呑まれてしまいます。
すでに私の中で『キャラクター』たちは肉体を持たない一人の人間として確立されているのです。
自由。乖離。逆裏。宇宙。眼球。心歌。そして 日野 愛歌。 みんな私の可愛い子供たちです。
「――俺たち七人で墓を掘る」
彼らに身体のコントロールを奪われないようにするのは一苦労ですよ。
虚構の存在にしては、あまりにも精密すぎる。あまりにも不完全(バグが多)すぎる。外に出すのは危険です。
「――大きな大きな墓だ」
しかし、だからこそ生きたお話を紡げるのでしょうね。
精神的に病んでない人間に、小説を書き続けることは出来ません。
芥川然り。太宰然り。
「≪世界≫を全て包み込めるくらいの大きな――」
彼ら『過剰投影型依存に於ける袋小路のモデル』たちは周囲を無残に殺し続けてきましたし、これからだってそのつもりでしょう。そう、それはまるで他の我々凡人たちと同じように。
彼らは確かに『天才』ではありますが、それ以上の確かさをもってして、人間過ぎるのです。
「俺は……人間なのか?」
●「誰かに理解してほしい。褒めてほしい。愛してほしい。ギュっと抱きしめてほしい」
そんな性的衝動が私の根源なのかも知れませんね。
教養と人間性のある(一部の)先生方と大学の研究室で、人生について熱く議論する。それが私の密かな楽しみだったりします。
現実の厳しさを真に理解できていない俺には、とうぜん人生を語る資格はありません。
しかし、諳んじることはできます。
ま、戯言ですけどね。そんな感じで『日野 愛歌の口裂けスパイラル』−盤上の戯言遣いと夢色サヴァン−でした。
それでは、観客の皆々様。確かにここで手を止めるのも一つの方策だと想いますが、気が向きましたら、どうかひき続き≪世界≫をご堪能くださいませ。
2008年12月01日10:13 指揮者 日野 愛歌の中の人
おはようございます。今日も快晴ですね。
月光花・・・素敵な歌です。
ブラックジャック・・・素晴らしい≪世界≫です。
自己投影してしまいますよね。
私も、眠り姫・・・大好きだったあの子のことを想い出すと、少し胸が切ないです。
人はみんな弱い存在ですよ。
だからこそ助け合っていかなければいけないのだと想います。
貴方は≪世界≫に何を視ますか?
貴方は≪鏡≫に何を求めますか?
初音ミク。彼女の存在は、美しい。
いえ、外見ではなく概念が・です。
静かにに歌を唄いましょう。
貴方はどんな歌がお好みでしょうか?
ここは音のない世界、活字だけが意味を為す無音の楽園。
≪澪音の世界≫
壊れたマリオネットは輪廻の砂時計に想いを馳せ、自らの首を掻き毟る。
闇がね。足りないんですよ。闇が。
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ミクいいですよね☆
今度、ミクの曲いろいろ教えてください♪
愛歌も知りたいですっ 素敵なラブソング