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東方戦争記  作者: 紅き蠍
第一章 人間の里防衛
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第四話 第三次月面戦争

【注意!これからはかなりグロテスクな拷問シーンになります、想像力の高く、大量出血などが耐えられない方は閲覧をお控えください

























OK?







敵の腕を椅子の手すりに、足を椅子の脚に、体を背もたれに強く縛り付け、身動きが取れない状態にした。


「さて、これから俺はお前にいくつかの質問をする、おとなしく答えてくれれば、何もしない、もし三秒以内に答えなかったり、反抗の意志を見せたら…わかるな?」


ナイフをギラつかせながら話す。


「てめぇらなんかに話すもんかよ!この汚い地上民めが!」


「最初の質問だ、お前達は何処からきた」


「お前達に答える質問なんてねぇよ!」


「いい度胸だ、見上げた忠誠心だな、だが無意味だ」


奴の顔に鉄拳をぶち込む。


バシィィィィン!


「喋る気にはなったか?」


「こんなパンチ、月にいた頃の教官のパンチに比べたら…あ」


「次、この里を襲撃した理由は」


「そんなものしるかよ!」


「じゃあこれはなんだ?ただの一般兵がこんな豪華な階級章を持っている訳ないだろう?」


そこには俺たちがいた世界の昔の大佐の階級章だった。


「罰ゲーム二回目だ」


奴の手の甲にハンドガンを接射する。


パァァン!


手の甲から血が流れでる。


「まだ喋らないか、なら…こうだ!」


発砲した反対の手の甲にナイフを突き立て、力を加えてねじる!

手の甲からは血が流れ、椅子の下には血の池ができた。


「グ、グワァァァァァァァァァ!わ、わかった、話す、話すよ!

俺たちは地上部隊、威力偵察7、8部隊だ!幻想郷の戦力を威力偵察を持って確認せよ、可能ならば人質をとれと言われたんだ!」


「誰に言われたんだ?」


「作戦指示書に月の女王の名前があった!」


「なぜ幻想郷を攻めた?」


「知らねぇ!俺がそんなこと知るかよ!」


「そうか、お前に聞くのは無駄だったな、慧音!お前はどうする?」


「私なら簡単にそいつを殺せるが、私はそんな奴に手を加えたくない、勝手かもしれんがやってくれ」


「だとよ、じゃあこれは人里の住民からだ」


顔面にナイフを突き立て、完全に殺す、返り血が腕を真っ赤に染め上げた。


「ともかく、わかったことをまとめよう、

まず、奴等は月の比較的エリート部隊だということ、これは通常部隊にはやらせないことからわかった、


二つ目にこの作戦は月の女王が指示したこと、この事からテロや軍部の暴走とは考えにくい、


…情報が少な過ぎる、霊夢、かつて月と戦争をした事があるか?」


「いや、知らないわ、神社にある書物になら載っているかもしれないわね」


「なら今はとりあえず月の女王が攻撃してきたと考えるか」


「なら、もう神社に行こうぜ、そこに俺たちが欲しい情報があるんだろ」


「そうだな、敵も片付いたし、移動を開始しようか」


そういい、移動を始めようとした。


「真!外に不明な飛行物体が!」


「なんだ!…あのデカさはなんだ?!おかしい…あの形状では飛べないはずだ!総員緊急戦闘配置!近接武器を持っている奴は外に出て交戦しろ!それ以外は二階に上がれ!仕方ない、霊夢と魔理沙か?まだ戦えるか?」


「「大丈夫よ(だぜ)!」」


「そうか、なら……総員戦闘配置!敵を殲滅せよ」






















【推奨BGM Ex Termination 】


上に登り、窓から外を覗く。

外には船のようななにかが浮いていた


「かなりデカイな……どれくらい搭載できるんだ?」


「敵が降りてくるぞ…」


「来るぞ!」


「攻撃開始!敵の第一波はおよそ20人程!」


「狙撃開始!近接武器持っている奴を援護しろ」


敵が南側から大量に攻めてくる。

窓から敵を狙い撃つ。

当然、味方の近くにいる敵を優先的に排除する。

ふと横を見ると霊夢がお札と針を投げまくっていた。

投げた方を見ると敵を貫通していた。

弾丸と同じ威力ってなんだよ…


「恋符「マスタースパーク」!」


その隣では魔理沙が極太のレーザーを手元の機械のような物から発射していた。

いったいどうなっているのかわからないが、ひとまず真は考えるのをやめた。


「第一波殲滅完了!」


「第二派接近中!数はおよそ30人!」


殲滅完了、しかしまた敵が降りてくる。


再び交戦開始、しかし、戦闘が中盤になると、スタミナが切れてきたのか、動きが鈍くなってきた、そのとき。


「キャァ!うっ撃たれたわ」


「大丈夫かメリー!?しっかりしろ!」


メリーが撃たれ、攻撃の手が一層強くなった。

すぐに駆けつけ、救急スプレーをかける。


「すぐに良くなるぞ……これで大丈夫だ、少し休め」


「ありがとう…少し楽になったわ」


おそらく、グズグズしているとまた誰かが怪我をする、その前になんとかしなくては。


「魔理沙!さっきのレーザーをあの船にぶつけろ!」


「了解だぜ!恋符「マスタースパーク」!」


彼女の手元から放たれたレーザーは、船の側面に当たり、装甲が剥がれた。


「あと少し足りなかったか…まだ撃てるか?」


「少し休まないと無理だぜ!」


俺は舌打ちをして、敵を撃つ、どうしたら、あいつを落とせる…ライフルについていたグレネードランチャーは射程が足りない、ライフルでは威力不足…どうしたら…どうしたら落とせる…!?


ゴトン!


ん?何か音がした?

隣を少し見ると…

SMAWが落ちていた。


すぐに拾い、剥がれた装甲に照準を合わせる。

しかし、手がブレて剥がれた部分に合わせられない。

さらになにかのシーンが脳裏に浮かぶ。


『速く撃て!あんたは覚悟ができてるんだろ!』


『あなたがいる限り…私は抗い続けるわ』


『シネ!ワレノジャマヲスルナ!』


「消え失せろォォォォォォ!」


バシュゥゥゥゥゥ………ドゴォォォォォォン!!


放たれた弾頭は、剥がれた部分にまっすぐに飛び、命中した。


「奴等、撤退していくわ!」


蓮子の叫ぶ声が、頭に響く。


「勝った…勝ったんだ!」


全員がこちらを向く。

俺はいつも通りの言葉を放つ。


「諸君、よくやった…我々の勝利だ…任務完了ミッションコンプリート
























その後の俺たちは戻ってきた人里の人達に感謝されまくった。

俺たちはその人達の感謝を聞きながらデフリーフィングを始める。


「諸君のおかげで作戦はうまくいった。


人里は解放され、敵部隊は殲滅に成功した。


これも君たちアルファチームのおかげでもあり、慧音、霊夢、魔理沙の協力が無ければおそらく解放はできなかっただろう、


敵の目的はわからないが、そのうち宣戦布告があるだろう、


各員、宣戦布告があるまでコンディションイエローで待機せよ。」






























□□□



























「さて…さっき言ったとおり情報があるだろう書類を探しに博麗神社に行くかね」


「でも、私達は疲れて飛べないわよ」


「そもそも俺たち単体で飛べないし」


「すぐにヘリを取ってくる」


俺はすぐにヘリを拾いに行った、


地雷に引っかかってなんてなかった


「さて、行くぞ、ヘリに乗れ」


「外の世界ではこんな物を使っているのね…」


霊夢がそう言った


「まあ、これは30年前の物だ、今じゃステルスで兵士を30人運べる垂直離陸輸送機なんてあるからな」


俺たちがいた2050年の世界各国では軍隊にドローン部隊まで配属している国もある、暴走したりハッキングされたらどうするのだろう。


「真!」


「なんだ、慧音」


「ありがとう、君のおかげで子供達を助けることができた、感謝するよ」


「また来てね!真兄ちゃん!他のお兄ちゃんお姉ちゃんも!」


「あぁ、また、会えたらな」


そう言って、ヘリのエンジンをかけ、空へ飛び立った。




















□□□□

































霊夢の空案内によって、俺たちは博麗神社にたどり着いた。


「立派な神社だな…」


「そういえば、霖之介さんが帰る方法が博麗神社にあるって聞いた気が…」


「そういえばそうだったな」


桜と健吾が話している、が、考え事をしていたのでよくわからない。


「そう…なら…紫、いるんでしょ、出て来なさい」


「あら、見つかったなら仕方ないわね…始めまして、八雲紫、17歳です?」


一瞬だが、空気が凍り付いた気がした、だが考え事を(ry


「早速ですまないが、俺たちを元居た世界に帰してくれないか?」


全員がうなずいた気がしたが、考え(ry


「そんなことは簡単よ…これに入れば帰れるわ」


「おっと、すまないね、では、帰らせてもらうよ…真!行くぞ」


そこで、ようやく考え事が思いついた。

俺は健吾が入ろうとした裂け目の様な物に手を掛け、健吾を通らせないように立った。


「真…どいてくれ…俺たちには帰る場所があるだろう…待っている人達だっているんだ…頼む!どいてくれ!」


「学園都市、治安維持班班則、第九章、二十五条…」


「なに?」


「全て治安維持班は、都市外作戦において、活動する場合は、その一つの作戦が終了するまで、帰還してはならない…」


「それがどうしたんだ?」


「よく聞け、

ここも都市外だ、そして先ほど、月が団体的な作戦を行った、

つまり、これからまた戦火は拡大する、これが奴等の計画なら、我々はこの事件に介入した時点で一つの大きな作戦がすでに始まっている、それに…」


健吾の耳元でこう話す


「おそらく、ここを落としたら奴等は俺たちの世界になだれ込む…ここで止めなければならない」


「そんな…」


元の声量に戻す


「この解放作戦を開始した時点で俺たちは逃げられないのさ…世界からも、戦いからも…」


チームの中は沈黙が支配した。

その支配を打ち砕いたのは桜だった。


「そうよね…今までもこんなことはよくあったもの…こんなことなれたわ…それに真の考えなら、私は信頼できるわ」


続いてシャムが言う。


「そうだよね…僕たちは世界から戦争をなくすために戦ってきたんだ…ここで逃げるわけにはいかないよ!」


続いてメリーも言う。


「それに…私達がここで止めなければ、幻想郷のみんなは助からない…なら、私達にできることをやりたいわ」


蓮子も続けて言う。


「あの人里の子供達も助けたいものね…!」


最後に健吾が周りを見ながら言う。


「……仕方ない、俺はあんたを信頼している、ここで一つ派手にやろう」


「みんな…すまない…俺の独断についていってくれて…ありがとう」


「「「「「なんてったって、俺たち(私たち)はチームなんだから」」」」」


「話しは終わったかしら?そういえば、気のせいか真、あなた能力持ちかしら?調べてあげるわ」


そう言うと、有無を言わさず俺の頭を覆うように暗い空間が現れた、

周りには目がこちらを向いて目が目が目が目がメガメガメガメガ…


気絶する前に、こんな声が聞こえた。


「あら、貴方たち全員が能力持ちみたいね、調べてあげるわ?」


「「「「「ギャアァァァァァァァァァァァ!」」」」」



第一部隊発狂中…




























そうしてわかったことは、俺たちに能力があることだ。

SAN値が0になりかけながらわかったことがそれだけかよ……


一つ目は、情報を視覚化する程度の能力

具体的には敵の体格や装備を媒体無しで見ることができる、

媒体を見なくてもルートがわかる、

暗視ゴーグル無くても暗視できる、と、かなり便利な能力だ。簡単に言えばFPSの画面が見える。


これだけではない


二つ目は装備を召喚する程度の能力だ、


この能力は"装備"を五つまで召喚することができる、

武器はもちろん、戦車などの軍が装備している車両、ミサイル、ボディーアーマーをありとあらゆる世界から召喚することができる。


一つ目の能力の長所は

・装備が媒体無しになるので軽くなる

・バッテリー切れが無い

・意識すれば敵の心拍数や残弾数までわかる


短所は

・自分で工夫して見やすくしなければならない

・自分ではいってくる膨大な情報を制御しなくてはならない


二つ目の長所は

・五つ以内で装備ならなんでも出せる

・実在しなくてもある程度の仕組みがわかれば召喚できる

・弾丸はいくらでも出せる

・所有権を放棄すればいくらでも出せる


短所は

・食材は出せない

・どんな状況でも出せるのは五つまで

・所有権を放棄すると回収できない

・召喚するたびに、周りのエネルギーを消費する=何度も召喚すると撃てなくなる


という、メインに銃を使っている人にはかなり便利な能力である。


ちなみに桜は切り裂く程度の能力、

壁でも戦車でも意識でも切り裂ける。


健吾は貫く程度の能力、

どんな物でも貫ける、但し拳で攻撃した場合のみ、また、生き物は一撃では貫けない。


シャムは受け止める程度の能力、

攻撃を受け止める、発言を受け止める、など、完璧に受け止める。

…未来を覗く程度かと思った。


蓮子は星を見ただけで今の時間が分かり、月を見ただけで今居る場所が分かる程度の能力、長いので夜空に関する程度の能力としておく。

その名のとおり、しかし、いつも時間どおりに来ない彼女にはいらないのでは?


メリーは境目が見える程度の能力。

なんでも境界が見える、スナイパーなので弱点を狙って撃てば一撃で敵を葬れるだろう。


こんな感じだ。


ちなみに、俺にはもう一つ、能力があるかもしれないとのことだ、

なんでも、その能力を知るために、心の奥底まで覗いたらしいが、隔壁みたいな物で閉ざされていたらしい。
















「さて、彼らの能力がわかったところで、霊夢、あなたに話しがあるわ、もちろん、アルファチームの方々にもね」


「話しってなんだ?騙して悪いが仕事なんでな…死んでもらう、なんてことはないよな?」


「そんなことはないですわよ、幻想郷は全てを受け入れるのですから」


かなり胡散臭い笑顔を浮かべられてもなぁ…


「なら、さっさと話して頂戴」


霊夢がいらだちながら言う、お願いだからこっち見ないで、怖い。


「外で話すことではないわよ…中に入りましょう」


紫、霊夢の順に神社の中へ入っていく

そこへ、魔理沙が霊夢に声を掛ける。


「あの~霊夢さん?私はどうすればいいんだぜ?」


「家に帰りなさいよ、あんた家あるでしょ」


「…ぶっ壊れてるんだが?」


「……そうだったわね、仕方ないわ、泊めてあげるわ、仕事はしてもらうわよ」


「あの~失礼だが、何がおこったんだ?できることなら手伝うが」


すると魔理沙はこういった。


「突然、空から鉄の丸い何かが降ってきて家を壊されたんだぜ」


……ごめん、それ俺達がやったようなもんだわ…

そんなこと言えないので、それは気の毒に…と言っておいた。


魔理沙も室内に入り、俺達も行こうとした、が、賽銭箱に目が移った。


…そうだ、これからきっとお世話になるだろうし、なんか御利益があるかもしれない、そう思い、カバンからジュラルミン製のアタッシュケースを取り出した。


アルファチーム全員ドン引き。


「おいおいおい!そのカバンなんだよ!ただの斜めがけバッグかと思ったらバッグからどう考えても入らない物や今まで出してきた物じゃどう考えても全部入らないぞ!一体どうしたら入るんだよ!」


「ああ、それなら22世紀からきた狸型ロボットに拷m…O☆HA☆NA☆SHI☆をね…」


全員が黙りこんだ…変なこと言ったかな?これでもあっちはポケットで、小型化ができていないのに…


無視してさっそく取り出す、現金二億円、その半分をアタッシュケースから取り出し、賽銭箱に入れようとした。


「貴方たち、いつになったら入ってくるのかしら…?」


ちょうど入れようとした時に霊夢が外に出てきた、賽銭箱を見ると、突然、手を握られた。


「ありがとう!そんな大金を私にくれるのね!ここは場所が場所だから中々お賽銭をくれないのよ…ありがとう!」


…どうやら博麗神社は金欠の様だ。















室内に入り、話しを聞く。


最初の方は香林堂でも聞いた話しだ。


他にも幻想郷ができた時の話しやら

月面戦争やら

博麗大結界などの話しを聞いた。


そして、




「いいかしら?


ここからが今日話したい内容よ、



一回しか言わないからよく聞きなさい




月面が、幻想郷に宣戦布告をしたわ




そこで貴方たちアルファチーム、一つ依頼をしたい、




博麗霊夢と霧雨魔理沙




この二人と共に、幻想郷を守ってもらいたい」






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