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東方戦争記  作者: 紅き蠍
第八章 審判の日
38/42

Step1,Step2 鍵を手に入れ、闇の中へ入り込む。

目が覚めると地上にいた。

かなり遠くまで飛ばされた様だ、怪物があんなに遠くに見える。

全身の筋肉がズタズタになっているのが身体を動かしてわかる。ノルンも筋肉の切断を感知して警告ウィンドウが表示される。



カプセルは一つも傷がついてない、恐ろしい程の耐久性だ。



スペクターモードもここまでズタズタなら起動できない、ここに来て俺は死ぬのか?



ついにブルーイーグル隊全滅か…



突然、懐が赤く光り出した、違う、光ってるのは懐じゃない、中にあるダブルイーグルだ!


痛みを堪えて懐からダブルイーグルを取り出す、全体が光り、壊れた箇所からは光が漏れ出している。


懐からだけではない、持っていた真実も青く光っている。



もしかしたら、この二つを……?



真実の柄とダブルイーグルの銃身をくっつける。



腕に電流が流れるような痛みが走る。



俺はどうなってもいい、ただ仲間を救う力が欲しい!



【不明なユニットが接続されました、システムに深刻な障害が発生しています、直ちに使用を中止してください】



腕は痺れ、目は眩み、脚は痙攣しだす。



ノルンの音声にノイズが入る、異常とも言える程激しいダメージがきているようだ。





手元にはダブルイーグルは無く、一本の刀……違う、峰に銃口が取り付けられたガンソードか?日本刀とは違いまっすぐな刀身だ。



【ユニット…認識完了……モードブルーイーグル起動】


その瞬間、気を失った。










































【推奨BGM SAVIOR OF SONG】


「ブルーイーグル隊からの反応消失!…違う!もっと強大な反応を感知!これは……真?」



一時的に借りた月面の基地の管制室でブルーイーグル隊の様子を探る。

突然ラジオから女王の声が響く。



《月面にいる全ての兵士に告げます、今、私と共に来たブルーイーグル隊が今、月を守るために戦っています、


今戦える者は直ちに道具を持ち、行政区画に向かってください、そこにたどりつけばわかるはずです、

この命令は強制ではありません、行ける者は行なさい》



「健吾!聞こえてる?!応答して頂戴!」



「よく聞こえてるぜ、何だあいつ、真だよな?青い彗星みたいだぜあいつ」



健吾が見ているものは怪物の近くで刀を使って戦っている真であった、だが、健吾自身刀を持っていることは知っているが、真が持っていた筈の刀ではない。


反りは無く、峰には銃口が付いている、彼は斬りつけ、一旦離れ銃撃するという戦い方だが、攻撃が集中しているせいで回避を優先し、なかなかダメージを与えていない。



「桜!起きろ!他の全員を起こして回れ、指示として真に攻撃を集中させるな!」



「……あぁ、わかった!シャム!魔理沙!メリー!蓮子!起きて!言われた通りに自由行動!」



『了解!』



「蓮子!ついて来て!」



蓮子の手を取り、近めのビルの階段を駆け上がる。



「それでメリー!私達はどうするの?!」



「適当なビルの上から奴に向かって狙撃よ!あんなにでかいなら何処か一つ弱点はあるでしょ!」



窓を一つ割って、事前に貰ったM82A1バレットを伏せて構える。



「蓮子!何か光ってたり穴が空いてる場所を見つけたら指示して!」



双眼鏡を渡して観測してもらう。



「首筋が異常に切れてる!あそこかも」



すぐに狙いをつけて準備する。



「耳塞いで蓮子!銃声大きいわよ!」



引き金を引き、発砲する。

12.7mmの弾丸がまっすぐ飛び、首筋の傷に命中する。

怪物は怯み、首筋を抑え、片手で崩れたビルの破片をこちらに投げつける。



「危ない!」



自分が伏せている地面にスキマを展開、蓮子の手を掴んで一緒に入り、ビルから離れたところでまたスキマを展開して出る。



「ヒヤッとしたわよメリー!」


「大丈夫よ蓮子!私の能力があれば即着弾しないかぎり逃げ回れるわ!

さあ、パーティーは始まったばかりよ!」




「桜!左右からだ!足元でウロウロして集中させるな!」



足首あたりに掴まり、ひたすら足首を攻撃する。

少しでも足首に集中が行けばすぐに手を離し、足首から離れる。



《こちら月面基地所属第二十一歩兵隊だ!直ちに援護を開始する!》



「ありがとう!真に気をつけて!上でウロウロしてる!」



シャムが答える。



《こちら第三機甲師団だ!これより砲撃開始する!》



《あー、こちらは第四ヘリ部隊だ、これよりミサイルによる近接航空支援を開始する》



《第十一飛行隊だ、フレアを撒いて挑発する!》



気がつけば、百人程の月の兵士が共に戦っている。



「見ろ!真が!」



真が怪物の身長よりも高い位置に飛び、刀を振り下ろす。



怪物は頭から真っ二つになり、赤黒い血を吹き出しながら倒れた。



倒れた怪物には目もくれず、すぐに何処かへ飛んでいく。



「真が何処かへ行くぞ!」



「敵が接近中!ドローンと自動化部隊だ!」



《交戦許可するわ!その地点を確保して!》



紫の通信を皮切りに一斉に攻撃が始まる。



一方真は霊夢のカプセルへたどり着いた。



彼は刀でカプセルを斬りつける、すると今まで傷がつかなかったカプセルにヒビが入る。



そのヒビに真は殴りつける。

カプセルから大量の光を浴び、真は眠りに入った。







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