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東方戦争記  作者: 紅き蠍
第七章 紅き月と蒼き鷲
30/42

Blue truth

この小説初の弾幕ごっこ、

弾幕の表現に慣れていないのであまり伝わりにくいかもしれませんが本人は全力を尽くしておりますのでご了承ください。

Scarlett's moonlight

12月7日 22:52

白神真

ブルーイーグル隊

紅魔館 地下室前



「月が赤いな……」



図書館の小さな窓から見える月を見てつぶやく。



《何か言ったか?真》



「いや、独り言だ、忘れてくれ、それよりレミリア、準備はできたか?」



《完了、霧を出すわ、幸運を祈って頂戴》



「了解、霧の放出を確認、各員戦闘に備えろ、紅白巫女がくるぞ」



《了解》



MP5Kを召喚する、射撃訓練ではよくさわっていたが、実戦で投入するのは4月以来だ、今回はゴム弾ではなく、弾幕戦用に改造したマガジンを使うが。



今回はそれだけではない、霊刀[真実]を持ってきている、近接戦闘になっても大丈夫のはず。



《真!緊急事態発生!》



突然、桜から通信が入る。



「どうした急に!?巫女が来たか?」



《そうじゃなくて、霧が、霧が晴れてる!》



「……こりゃあまずいことになったな」



ポケットからキャップ付きの細長い注射器を取り出し、地下室への階段を下りた



地下室の前の鉄の分厚い扉を開き、中の様子を覗く。開けた瞬間血の匂いが鼻を突く。



「レミリア!大丈夫か?!」



中ではレミリアとパチュリーが傷だらけで倒れていた。



「救護室!救護室!こちら真!レミリアとパチュリーがやられた!回収を頼む!」



すぐに無線で救護室を呼ぶ、と同時にレミリアの怪我の状態を確認する。

かなりひどくやられている。パチュリーは気絶しているようだ。



《だけどフランはどうするの?!》



「俺がやる、以降は俺の通信を切る!」



「………真……ダメ、フランは予想以上に強化されてる、気をつけて」



「大丈夫だ、秘策がある」



レミリアは頷くと精神治療薬を渡して、後からきた永琳に連れて行かれた。




見届けた後、部屋の奥にいるフランと対峙する。



「次はあなたなの?あなたはもっと頑丈だといいけど」



形状し難い杖のようなものを持っている、元々は黒い色をしていたのだろうが、今は赤黒い血の色が持ち手の部分まで染まっている。



「踊るか?フラン、どちらかが倒れるまで」



「お姉様もパチュリーもすぐに壊れちゃった、あなたは壊れないの?」




「さあな、他の奴よりは丈夫だろうな」



「ルールはあなたが決めていいわよ、すぐに壊れないでね」



「よし、なら、スペルカードは十二枚まで、ラストスペル以外は全て再利用可能、被弾は4回まで、負けたら相手の言うことを聞く、これでどうだ?」



「いいわよ、あなたが勝てるとは思わないけどね」



「言っただろ?俺には策があるって」



そう言いながらシステムを立ち上げる。



【システム、弾幕戦モード起動、全チェック項目オールグリーン、戦闘行動を許可します】



それと同時にフランは持っている杖を掲げ、振り下ろした。



「あなたが、コンティニュー出来ないのさ!」















【推奨BGM U.N.オーエンは彼女なのか?(TO-HOlic mix)】



早速フランの背後あたりから光弾がこちらに飛んでくる。



飛行モードは既に巡航モードで固定されている、上下左右に動き小さな弾幕を回避する。



「へえ、人間にしてはやるじゃん、私の中ではこのくらいですぐに音を上げるのに」



「こちとら当たったら即ゲームオーバーの弾幕ごっこなんでね、避けるのは得意だ」



「なら、これはどう?禁忌「クランベリートラップ」!」



一枚のカードを掲げ、こう叫ぶと、前後左右の壁に魔法陣が描かれ、そこから比較的大きな動きの遅い弾幕が張られる。



なるほど、前後に集中してると横からくる弾幕に対処出来ないと。



余裕綽々で回避しきると時間でスペルブレイクとなり、目に見えている弾幕は綺麗に消えた。



「次は俺からだ、銃符「インビジブル・ワン・バレット」



ホルスターに入っていたリボルバーを構え、フランに狙いをつけて引き金を引く。



見えない弾丸がゆっくりとフランに迫って行く、それを追いかけるように光の帯が飛んでいく。



だが、流石に慣れているのか簡単に回避されてしまう。



「こんなの簡単よ、毛玉だってよけられるわ」



「毛玉が何か知らないが、秘密兵器を使いとしよう」



【左カメラへの神経接続100%完了、映像復帰します】



左目につけていた眼帯をとり、左目の映像を確認、右目の映像と合成して遠近感を取り戻した。



「へえ、あなたが言っていた対策ってこれのこと?」



「これもそうだが、まだある」



「そうでなくちゃ、パーティは始まったばかりよ!」




「それじゃあ次よ、禁忌「レーヴァテイン」



そうフランが叫ぶと、持っていた杖が燃え出し、それをこちらに振り下ろした、すると先端から赤いレーザーが放たれ、こちらに迫ってきた。

それを飛んでよけ、そのレーザーをかわす。


レーザーはまっすぐ壁にぶつかり、壁を破壊した。



「なんて破壊力だ、当たったらバラバラになっちまうな」



意外と避けやすい、よく見ていないと速攻で被弾してしまうだろうが。



時間が経ち、スペルブレイクになったが、周りの壁は崩れ、焦げている箇所も目立った。



「単調なものは簡単か、銃符「ローリングサンダー」



リボルバーを上に向けて撃つと、背後から光の爆撃機がゆっくりと飛んでいく、ある一定の場所まで飛ぶと地面に青いレーザーを照射する。



「こんなの簡単じゃない、レーザーをよけるなんて舐めてるのかな?」



「まぁ見てろ、そんな思いを吹き飛ばしてくれる……空爆要請、地点M K 2 5」



そのレーザーが赤色に変化したものから順に爆弾が投下され、花火のように光弾が広がる。



最初は一つ、二つと少しであるが、30秒後には10個の爆弾が同時投下される、結果一つの爆弾を避けた先にもう一つの爆弾が投下され、フランは被弾した。



「最初はお前か、意外となるようになるものだな」



「ククク、こうじゃなきゃ面白くないでしょう?次行くわよ、禁忌「フォーオブアカインド」



フランが叫ぶと、突然フランが四人に増えた。



「あぁ、なるほど、フォーオブアカインドってこういうことか」



フォーオブアカインドはポーカーのフォーカードの別名だ。



「さあ「これで「私たちに「勝てるのかしら?『さあ、遊びましょう?真』



大量の弾幕が四人のフランから放たれる、最初は比較的問題ではないが、後半になると大きな光弾が飛んでくる、キツイ。



「クソッタレ!銃符「エンジェルフレア」



リボルバーを適当な方向に向け引き金を引くと、少し進んだところで光の鷲が現れ、それに弾幕が吸い寄せられ、ある程度吸い寄せると破裂し、新しい弾幕がフランの元へと向かう。



そこまでは良かった。



《真!三階が突破された!》



その通信に一瞬だけ意識が違う方へ向いてしまった。



そこに光弾が容赦無く飛び込み、左腕を掠めた。



【警告、左腕より出血を確認】



一瞬で赤色の警告ウインドウが表示される、傷は浅いが大きい。



俺は左耳につけていたインカムの電源を落として部屋の隅になげた。



「畜生、あと少し動いたら左腕ごと持って行かれたな」



力の差がありすぎる、下手したら一撃で上半身と下半身が別れるかもしれん。



「あら、被弾したね、「やったね私「さあ、もう時間「さよなら私」



そう言って三人のフランは消えた。



「まだ大丈夫だ、傷は浅い、銃符「ヤボールコマンダー」



周囲の地面に向け引き金を引くと、そこから小さな兵隊が現れ、持っている火器で攻撃を開始する。



いくら潰しても次から次へと現れるのが特徴だが、簡単に回避されてしまった。



「これでやっと一対一か」



「さあ、まだ遊びましょう!禁忌「カゴメカゴメ」



俺を囲むように緑の光弾が展開され、黄色の大きめの弾幕がそれを崩す。



黄色の弾幕にも崩れてくる緑の弾幕にも気をつけなければならない。



「これをよけ切るなんて男の人間じゃああなたが始めてよ、ならこれは?

禁弾「スターボウブレイク」



虹色の弾幕がフランと俺の真ん中に現れ、こちらに向かってくる、完全にランダムだ。


キツイ、使うか。



「銃符「カバーポジション」



黄色の大きめの弾幕が幾つも重なり弾幕から守る壁になる。



これであと一枚。



「まだよ!もっともっともっと!禁弾「カタディオプトリック」



するとフランの周囲に青色の大小の弾幕が展開され、その後に同じ色をした弾幕がこちらに降ってくる、さらに展開されていた弾幕もこちらにゆっくりと迫ってくる。



大玉をよけ、展開済の弾幕がやってきたとき。



小さな弾幕が左目に当たる。



【警告!左カメラ破損、応答なし、左カメラへの神経接続切断、映像消失】



「まずい、脳まで到達しなくて運が良かった」



「さあ、次はあなたの番よ」



「この状態じゃあ最後だな、終符「ニュークリア」



【戦術核弾頭接近中!残り10秒で着弾!】



あたりにアラート音が鳴り響き、10秒後に中央あたりに着弾、レーザーと小型の弾幕を大量に放出する。



フランはレーザーをよけた先にある弾幕に被弾した。



二対一だ。



「フラン、もう疲れたか?」



「ふふふふ、ハハハハハハハ!最高よ!もっと楽しませてよ!こんなにも耐えた人間は始めてよ!」



くっ、なんて奴だ、妖気が半端じゃない、プレッシャーもやばい。



「効かなかったか、もうキツイな」



「さあ、あなたの手で壊して!禁弾「過去を刻む時計」



レーザーが反時計回りに回り、こちらに迫ってくる、フランから小さい弾幕も飛んでくる。



「ここで何をしているのよ!」



後ろの鉄鋼製の分厚い扉が開かれ、その方を向いてしまった。



右腕にレーザーがあたり、左肩と腹に小型の弾幕に被弾した。



体ごと後ろの壁に叩きつけられる。



【警告!右腕からの反応消失、出血開始】



精神コマンドでいつもはノルンを操作していたが、精神が保てない、音声コマンドで操作する。



「メンタル状況を確認…限界出血量までの時間計測を開始……ゴホッ!」



【音声コマンド受託、モニターを開始、出血量過多、致死レベルまであと2分です】



右腕は肩から肘の間で千切れている。

意識が朦朧とする、考えることができない。



「真!」



そこで言ってるのは誰だ?



もうだめだ。




「なんでみんな壊れちゃうの……なんでみんな私を置いて壊れちゃうの?!なんで!何でよ!私だってこんなことしたくないのに!」



そうだ、ここで倒れている場合じゃない、



「フラン……言ったろ?ゴホッ!まだ策があるって」



そう言って、かばんから注射器を取り出し、左首あたりに注射した。





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