表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/41

光と影

真夜中の埠頭、夜空には軍用ヘリのアパッチが飛び。

倉庫街には大型四輪駆動車のハンヴィが待機している。

そして13号倉庫の中では漆黒の蝶が舞っていた。

黒いコートを翻し2挺のべレッタM92FSが火を噴く。

「黒い死神……」

「ツインドラゴン……」

耐え切れず逃げ惑う男達が口々に叫んだ。

「敵うわけが無い、逃げろ!」

それでもまだ抵抗する輩には情け容赦無い銃弾とナイフが飛んだ。

「貴様もただじゃ済まされないぞ!」

1人の男が叫ぶと漆黒の男が黒い手帳を開いてみせる。

「特機だと……あり得ない……」

男から戦意が消え力尽きて崩れ落ちた。

「シルフからノームへ西に車が数台、逃走中」

「了解」

アパッチからハンヴィに指示が出るとハンヴィが逃げ出した車を殲滅に向かう。

しばらくすると任務終了の連絡が入り。

13号倉庫の中から漆黒の男が出てくる。

男の顔には任務を終えた達成感などは無く。

ただ冷たく哀しげな目をして黒い大型バイクで埠頭を後にする。


そして翌朝、シャワーを浴びて熱いコーヒーを飲むと男の顔は表の顔に戻っていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ