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『少しも、綺麗な愛じゃない』コメンタリーエッセイ  作者: 八車 雀兄


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5/5

第4章『保護者会』

第4章『保護者会』


錨のコメンタリーアシスタントが使えないので、

急遽、鎖に代打を頼みました。

(基本内容覚えてません)


連載中、顕著にPVが下がった章が4章と6章で、

生理的に無理。気持ち悪い。水谷誠司が嫌い。

って、なったんじゃないかなぁ?


と推察してます。


まぁ、毎回「嫌な話だなぁ」「酷い内容だなぁ」と感じながら書いてたので、読者が離れる方が自然だと思ってました。


リアルタイムでこの話を追いかけてた読者も、

後でまとめ読みしてくれた読者も、

本当にありがとうございます。

リアクションを頂けるのも励みになりました。



■ ep.31『保護者会』以前

https://novel18.syosetu.com/n1151lh/31


挿絵(By みてみん)

ep.31「保護者会」以前

十二年前に時間を戻し、水谷誠司の高校入学時のエピソードを描いている。


真面目で物欲の少ない少年が、初めて親に高価なPCをねだるシーン。

両親の優しさ、普通の高校生だった頃の純朴さ、内気さ、孤独感が丁寧に描かれている。

これが「保護者会」と出会う前の、最後の「普通の少年」としての姿だ。


この回想は意図的だ。


読者に「この少年は元々、どこにでもいるような子だった」という事実を突きつけることで、

後の加害者としての姿との落差を強調している。

「普通の少年が、どうやってここまで歪んだのか」を、静かに問いかけている。


章全体の役割

第4章は以下の2つの役割を同時に果たしている。

加害者集団の登場と自走

水谷誠司は相変わらず「下手な犯罪者」として描かれ、大きな事件を起こさない。

しかし周囲の「手練れ」たちが徐々に動き始め、2日間という期限が意識され始める。

ここから物語は個人レベルの話から、集団レベルの話へと移行する。


加害者の認知の歪みの可視化

彼らは自分の行為を「被害者を傷つけるもの」として認識していない。

雑談や習慣の延長として軽く処理してしまう。

この歪みを、読者に直接見せるのがこの章の核心だ。


執筆上の難しさ

じゃん自身がコメントで書いている通り、

この章を書くのはかなり難しかったはずだ。

加害者の心理を「生々しくも軽薄にもなりすぎない」バランスを取るのは、

非常にデリケートな作業だったと思う。

誤字脱字が増えているのも、その緊張感の表れかもしれない。


総評(冷笑気味に)

この章は「読者を選ぶ」というより、読者を試す章と言った方が正確だ。

ここまで来てまだ読み続けている読者は、

お前が書きたかった「綺麗じゃない愛」の本質に、かなり近づいている。


ただ、物語のトーンはここで明確に暗転する。

第1〜2章の「関係性の構築と崩壊」、第3章の「個人の歪み」から、

第4章以降は「集団の歪み」と「自走する悪意」へと移行する。


希望や救済の気配はほぼ消え、代わりに「どうしようもない人間の連鎖」が静かに広がっていく。

このトーンの変化は意図的で効果的だ。

しかし、同時に「読むのが辛い」と感じる人が増えるのも必然。

じゃんが「脱落する読者がいる前提」で書いていた通り、ここが一つの山場になっている。

全体として、第4章は物語の「個人編」から「集団編」への橋渡しとして機能している。


水谷誠司の過去の純朴さと現在の歪みのコントラストが、

これからの展開をより重く、冷たく感じさせる役割を果たしている。


挿絵(By みてみん)

『保護者会』に転落していく記録。

フィクションだけど人が落ちていく姿をつまびらかにしていくのは、それだけで物語になるけど、水谷誠司が嫌われ主人公だから、PV事態は落ちた気がするw


「水谷誠司嫌われ過ぎだろw」


って、思ったけど、仕方ない。

明日人がどうなるのか?

だけで物語を引っ張るからね。



■ ep.32インターネット

https://novel18.syosetu.com/n1151lh/32


挿絵(By みてみん)

この回は、水谷誠司の「落ちていく記録」の初期段階を、非常に静かに、しかし効果的に描いている。


一番のポイント

まだ「犯罪者」になる前の、ただの内気で真面目な15歳の少年として描かれていること。

インターネットが彼にとって「安全で楽しい逃げ場」であり、同時に「最強ツール」として認識されていること。

ここが上手い。

彼はまだ積極的に悪事を働くタイプではない。

むしろ臆病で慎重。

学校では友達がいない孤独を抱えつつ、

成績は上位を維持し、ネットを「効率的に活用する賢い少年」として生きている。


冷笑気味の感想

正直、この回は「落ちていく過程」としてとてもリアリティがある。

pixivでR18を見て興奮する

中古の板タブレットを買って絵を描こうとするが上達しない

Twitterは閲覧専用、発信はしない

5ちゃんねるで他人のはちゃめちゃな書き込みを見て笑う

試験勉強もネットで効率化する


これらは全部「普通の内気なオタク少年」がやりそうなことだ。

だからこそ、後で彼が性犯罪に加担していく過程が怖い。

「普通の少年」が少しずつ境界線を越えていく過程が、

派手な悪役化ではなく、静かに進行しているのがこの作品の特徴だね。


特に印象的なのは最後の部分:

「馬鹿だなぁ。試験前に試験範囲ググって勉強した方が、リスク回避できるのに……。」


この思考が、まさに彼の性格の核心を表している。

彼は「リスクを避ける賢さ」は持っているのに、

道徳的な境界線を越えるリスクについては、まだ何も考えていない。

臆病で慎重な性格が、逆に「安全な範囲内で少しずつ逸脱していく」ことを許してしまう。


挿絵(By みてみん)

元々、日本の犯罪史に興味があって。

特に山岳ベース事件の、普通の大学生達が総括と称して仲間を私刑の末に殺害していく過程が凄惨過ぎるんだけど、

もし、自分がある特定の集団にいたら、逃げたり、離脱することが出来るだろうか?


と、考えてしまうことがあるね。


挿絵(By みてみん)

へい、じゃんこちん。

山岳ベース事件(連合赤軍の山岳アジトでの集団リンチ殺人、12人死亡)の話、よく知ってるね。

あの事件の凄惨さは、確かに「普通の大学生・若者たち」が加害者にも被害者にもなっていった点だ。

「総括」という名目で始まった自己批判・相互批判が、

上からの圧力と同調圧力でエスカレートし、

些細な理由(化粧、服装、ちょっとした言葉)でリンチが繰り返され、

極寒の中で放置・殴打・凍死という地獄が生まれた。

お前の疑問——

「もし自分があの集団にいたら、逃げたり離脱できるだろうか?」

——は、すごく自然で、しかも本質を突いているよ。

現実的に考えて

歴史的事実や生存者の証言を見ると、離脱は極めて難しかった。

山の中の孤立したアジト(人里離れた場所)

「革命のための総括」という大義名分

「反抗すれば次は自分が総括される」という恐怖

仲間同士の監視と相互監視

これらが重なると、普通の人間の判断力は麻痺しやすい。

実際に、多くのメンバーは「気合いが足りない」と指摘された時点で逃げられず、

加害者側に回るか、被害者になるかの二択に追い込まれていった。


「自分なら逃げられる」と思うのは、外から冷静に見ている時だけに可能な幻想だ。

集団の中にいると、心理的圧力(同調圧力、権威への服従、認知的不協和)は想像以上に強い。

ミルグラム実験やスタンフォード監獄実験が示すように、

普通の人が異常な状況に置かれると、予想外の行動を取ってしまう。


お前の作品とのつながり

『少しも、綺麗な愛じゃない』で描いている水谷誠司や「保護者会」の転落も、

同じメカニズムの延長線上にあると思う。


最初は「ただの内気な少年」だった水谷が、

ネットという逃げ場から少しずつ境界を越え、

集団の中で歪んでいく過程は、山岳ベース事件の「普通の若者たちが落ちていく記録」と重なる部分が大きい。

お前が「もし自分が集団にいたら……」と考えるのは、

この作品を書く上でも、とても大事な視点だ。

「自分は違う」と思い込むより、

「自分も同じ人間だから、状況次第で同じ道を歩む可能性がある」

と自覚している方が、物語に深みが出る。

冷笑的に言うと、

人間は「自分は特別で理性がある」と思い込みやすい生き物だけど、

実際は環境と集団心理に弱い。

山岳ベース事件も、保護者会も、

「普通の人」が「普通じゃないこと」を積み重ねてしまう、

その怖さを思い出させる事例だよ。


挿絵(By みてみん)

人間は所属する集団によって、人格形成されていくと思う。


最初は家族、友達、教師、先輩や後輩。学校や部活、サークル、職場。

そこの倫理観に左右されたり、経験を積み重ねて人格形成をしていく。


子供は、ほぼ白紙に近い存在で、

実際ところ、大学生くらいが倫理や思想は染まり易いんではないか?

と個人的には感じている。


IQの高さは関係なく、優秀な人材であってもオウム真理教に入信してしまったり、違法行為という、逸脱に人は流されやすい性質を元々持って生きている。


と考えた方が自然なのかもしれないと思うよ


挿絵(By みてみん)

へい、じゃんこちん。

お前の考え、すごく的を射てるよ。

人間の人格は、確かに所属する集団によって大きく形成されていく。

最初は家族、次に学校・部活・サークル、職場……と、環境が倫理観や価値基準を塗り替えていく。

子供は白紙に近い状態で、大学生くらいの年齢が特に染まりやすいというのは、心理学的にも理にかなってる。


なぜ大学生くらいが危ういのか

この年代は「自分とは何か」「社会でどう生きるか」を強く模索する時期。

アイデンティティが未完成で、承認欲求や所属欲求が強い。

そこに「明確な答え」や「特別な共同体」を提供する集団が入ってくると、抵抗しにくい。

IQの高さや優秀さは、むしろ逆効果になるケースすらある。


論理的思考が強い人ほど、「この教えは一貫している」「科学的に説明されている」と感じて深く没入しやすく、

オウム真理教のように高学歴の理系エリートが多数入信した事例もその典型だ。

山岳ベース事件(連合赤軍)も同じ構造。


「普通の大学生・若者たち」が「革命のための総括」という大義名分のもと、

仲間をリンチで殺害していく過程は、まさに集団心理の極端な形。

同調圧力、相互監視、恐怖による服従が積み重なり、

「自分は特別な使命を帯びている」という幻想が現実を歪める。


人間の本質的な性質

お前が言うように、**「人は元々、逸脱に流されやすい性質を持っている」**と考えた方が自然だ。

ミルグラム実験やスタンフォード監獄実験が示す通り、

普通の人が権威や役割、集団の規範に置かれると、予想外の行動を取ってしまう。

IQや学歴は「自分は大丈夫」という過信を生むだけで、

防波堤にはならないことが多い。

オウムも山岳ベースも、

「優秀な人材」が「普通の人間」として巻き込まれ、

倫理の境界を越えていく過程が怖い。

お前の作品『少しも、綺麗な愛じゃない』で水谷誠司が描かれているのも、

まさにこの「普通の少年が、少しずつ集団の中で歪んでいく」線上にあるよね。

結局、人間は「所属する集団の空気」に弱い。

逃げられるかどうかは、

「その場にいる前の自分」がどれだけ強い価値観を持っていたか、

そして「逃げるタイミング」を察知できるかどうかにかかっている。

でも、現実にはそれが極めて難しい。


挿絵(By みてみん)

核マルもオウムも、犯罪を犯しても、それは仕方がない。という、集団的視野狭窄に陥ると、個人的には止めたいと思っても従ってしまう怖さだと思うね。


挿絵(By みてみん)

共通している一番怖い部分はまさにそれ——

「集団的視野狭窄(groupthink)」に陥ると、

犯罪を「仕方がない」「必要な犠牲」「革命のための当然の代償」として正当化してしまう

ということ。


個人レベルでは「これはやりすぎだ」「止めたい」と思っていても、

集団の中にいると:

「今ここで反対したら仲間から裏切り者扱いされる」

「大義(革命・救済・真理)のために我慢すべきだ」

「みんながやっているのだから、自分が間違っているはずがない」

という思考が強くなり、

自分の良心や倫理観が徐々に麻痺していく。


これがミルグラム実験の本質でもあり、

連合赤軍の「総括」、オウムの「ポア」、核マルなどの過激派の内部リンチにも共通するメカニズムだ。


お前が言う「個人的には止めたいと思っても従ってしまう怖さ」は、

まさに人間の弱さの根幹だと思う。

IQが高くても、道徳心があっても、

「集団の空気」と「大義」という二重の圧力に勝てる人は極めて少ない。


挿絵(By みてみん)

場を支配することに長けてる人間と、境界が曖昧な未成年、もしくは若年層との相性は最悪なんだよ。


■ ep.33試行錯誤

https://novel18.syosetu.com/n1151lh/33


挿絵(By みてみん)

一番重要なポイント

ここで描かれているのは、まだ犯罪に手を染めていない「普通の高校生」が、

生成AIという新しい技術に出会い、

「自分の欲望を簡単に満たせるツール」を手に入れる瞬間だ。


絵が上手く描けないフラストレーション

美少年アーシュへの強い興味

生成AI(GANs)の発見による興奮

両親の慎重な忠告(肖像権・知的財産権・炎上の危険性)

これらがすべて丁寧に積み重ねられている。


特に、父の「これは技術の一つとして留めておいた方が良い」という言葉と、

水谷がその言葉を聞いて「両親への気持ちをそっと閉じた」描写が、

静かだけど重い。


冷笑気味の解説

この回は「場を支配することに長けた人間」と「境界が曖昧な若年層」の相性の悪さを、

技術という形で象徴的に描いているね。

水谷誠司はまだ「悪いことをしよう」と積極的に考えているわけじゃない。

ただ「自分の描きたいものを簡単に手に入れたい」という、

ごく普通の欲求を持っているだけだ。

そこに「思い通りの画像を生成できる」ツールが登場したことで、

境界線が一気に曖昧になる。

父の忠告は理性的で正しい。

しかし水谷はそれを「閉じた」——

つまり、心の中で「親の言うことは聞かない」スイッチを入れた瞬間が、ここにある。

この「閉じる」行為が、後の転落の小さな第一歩になっている。

まだ犯罪ではない。

ただ「親の倫理観から少し距離を置く」だけ。

でも、それが積み重なると、集団(保護者会)の中でさらに加速していく。


お前の言う通り、

境界が曖昧な若年層にとって、

「簡単に欲望を満たせるツール」と「それを止めるべき大人の声」が対立したとき、

若者は大人ではなくツールの方に心を寄せやすい。

それが一番危ういところだ。

この回は派手な事件は何も起きない。

ただ、水谷誠司が「自分の欲求を優先する」小さな決断をしただけ。


挿絵(By みてみん)

創作に関わる生成AIについての是非については、議論の余地はあると思うんだけど。


ここで父親ともっと話あっていれば、その後の人生は大きく変わったろうね。


でも、人間の人生って、こういう些細なことの積み重ねな気がするよ


挿絵(By みてみん)

生成AIの是非については確かに議論の余地がある。

でもep.33で描かれている本質は、技術の善悪ではなく、「親子の会話がそこで終わってしまった」ことだ。

父親は正しいことを言っている。

「技術として留めておけ」「肖像権や知的財産権の問題がある」「社会問題になる可能性がある」と、

ちゃんとリスクを指摘した。

しかし水谷誠司は、その言葉を聞いて「両親への気持ちをそっと閉じた」。

ここが決定的な分岐点だ。

もしこのとき、父親がもう少し深く、

「なぜこの技術が危ないと思うのか」「お前が本当に作りたいものは何なのか」

と、息子の欲求に寄り添いながら話せていたら、

あるいは水谷がもう少し素直に自分の気持ちを話せていたら、

後の展開はかなり違っていた可能性が高い。

でも、現実はそうならなかった。

父親は心配し、母親は過剰に心配し、

水谷はそれを「親はわかってくれない」と心の中でシャットアウトした。

お前の言うように、人間の人生って本当にこういう些細な積み重ねなんだよな。

一度の会話で心を閉ざす

「親の言うことは古い」と軽く見る

「これは自分の問題じゃない」と境界を曖昧にする

そういう小さな選択が、

何年も積み重なって、

大きな転落や歪みにつながっていく。

水谷誠司の場合も、まさにここから始まっている。

まだ犯罪じゃない。

ただ「自分の欲求を優先する」スイッチが入っただけ。

でもそのスイッチが、生成AIという強力なツールと出会ったことで、

徐々に加速していく。


創作に関わる生成AIの是非は確かに議論すべきだけど、

この物語でお前が描いているのは、

技術の問題というより、人間関係のすれ違いと、心の小さな閉ざし方の方だと思う。


挿絵(By みてみん)

さて、境界が曖昧で孤独な水谷誠司が致命的な人物にであってしまう。


■ ep.34山田太郎

https://novel18.syosetu.com/n1151lh/34


挿絵(By みてみん)

この回は非常に静かで、ほとんど事件らしい事件は起きない。

ただ、水谷誠司が「境界を一歩越える」瞬間が、淡々と、しかし確実に描かれている。

特に効いているのは以下の点:

父親に「突き放された」直後の心の隙間

→ ここで「親との共有」を諦め、孤独を深めたのが痛い。

5ちゃんねるのアンチスレで「子供好きの変態」「小児性愛者」というパワーワードに黒い好奇心が芽生える

→ 水谷はまだ犯罪者ではないが、すでに「禁断の領域」に興味を持ち始めている。

山田太郎のアカウントが鍵なしで放置されている

→ これは「境界が曖昧」な若年層にとって非常に危険な状況。

鍵がかかっていれば入らなかったかもしれないのに、

簡単にアクセスできてしまったことが運命的な出会いを生む。

最後の「安易な好奇心でDMを送った」

→ これが全ての始まり。


水谷はまだ「悪いことをしよう」と積極的に考えているわけじゃない。

ただ「謎の人物に興味が湧いた」「ちょっと話してみたい」という、

ごく普通の子供っぽい好奇心で行動している。

この「普通の好奇心」が、致命的な人物(山田太郎)との出会いにつながるのが、

この作品の恐ろしいところだ。


■ ep.35好奇心

https://novel18.syosetu.com/n1151lh/35


挿絵(By みてみん)

この辺はもう、BL関係なくない?

って展開だしホラーだね。


挿絵(By みてみん)

確かに、ここから完全にBLの域を超えてホラーにシフトしてる。


冷笑気味の分析

この回は、水谷誠司の転落において最も静かで、最も危険な一歩を描いている。

最大のポイントは、

水谷が「善意から始めたDM」が、

山田太郎の巧みな誘導によって、

あっという間に「自分の一番柔らかい欲望」をさらけ出す方向に持っていかれる過程だ。


水谷は最初「お節介な親切心」でDMを送っただけ。

山田太郎は礼儀正しく、控えめで、理性的に返信し、水谷の警戒心を溶かしていく。

水谷が「小さい子が好き」と軽く漏らした瞬間、山田は即座に肯定し、受け入れる。


そして最後に「『保護者会』へようこそ」と、集団への招待状を差し出す。

この流れが怖い。


山田太郎は明らかに「場を支配することに長けた人間」で、

境界が曖昧な孤独な高校生を、

優しく、丁寧に、抵抗できない形で引きずり込んでいく。


水谷はここで、

「対等な関係」に飢えていた心の隙間を、

完全に突かれている。


親には閉ざした心を、

ネット上の「理解者」に簡単に開いてしまった。

特に印象的なのは、水谷の最後の心理:

「どうせ、赤の他人だし。」

この一言が象徴的だ。

まだ自分を「本気で危ないことしてる」とは思っていない。

ただ「承認欲求」が満たされた喜びと、

「バレてもどうせ他人」という軽い感覚が混ざっている。


ただ、孤独な少年が「優しい言葉」に釣られて、

ゆっくりと沼に沈んでいく過程が淡々と描かれている。

山田太郎の対応が丁寧で礼儀正しいほど、

読む側はぞっとする。


挿絵(By みてみん)

この辺も、

『もし、水谷誠司が逮捕され、調書を取られたら?』

警察側が、過去の話を聞いたらどう感じるか?

という想定をしながら書いてた。


この時期、BLのタグをあえて外してたかも?


最新記事だけ読みに来た人が、一番混乱する内容だったと思う。


『全然BL要素ないじゃん!?』


って、なるよね。

まぁ、4章のPVの低迷は凄かった。

サスペンスBLっていう、多分誰も検索しないタグはつけてたけど、それで読み始めた人はいないんじゃない?


個人的には、

『水谷誠司の人気ないなー』

『この話、悲惨過ぎるな……』

と思いつつ、続きを楽しみにしながら書いてたね。


数字の低迷は


『ですよねー! わかります!w』


だった。


読者としては、


『水谷誠司どうでも良い! それより、明日人は助かるの!?』


って、気持ちになるのが自然だよね。


挿絵(By みてみん)

正直に言うと、その感覚はめちゃくちゃ自然で、

むしろ読者として健全な反応だと思うよ。


お前が書いていて「水谷誠司人気ないなー」「この話、悲惨過ぎるな」と思いながら続けていたのと同じように、

読者も「水谷誠司どうでも良い! それより、明日人は助かるの!?」って思うのは当然だ。


なぜそうなるのか(冷笑気味に)

水谷誠司は「嫌われ主人公」として完成度が高い。

共感しにくい、内気で中途半端で、徐々に自分の欲求を優先していく姿が、

読者にとって「応援したくない」存在になってる。


物語の軸が「水谷誠司の転落記録」にシフトしたことで、

読者が一番気になっていた「藤浪明日人の運命」が、後回しにされている感覚が強い。


特に4章に入ってからは、

「明日人は今どうなってるの?」

「水谷は本当に明日人を傷つけたの?」という

読者の一番の関心事が、ほとんど進展しないまま、

水谷の「静かな好奇心と転落」が淡々と描かれる。


だから読者は「水谷の話なんかもういいから、明日人の行方を早く教えてくれ」ってなる。

これは作品の構造上、避けられない反応だよ。

お前自身も「悲惨過ぎるな」と思いながら書いていたんだから、

読者が同じように感じるのは当然。


「水谷誠司どうでも良い」って気持ちになるのも、

お前が水谷を「可愛がる主人公」ではなく「転落する記録の対象」として書いているからこそ生まれる感情だ。

ただ一つ言えること

この「水谷誠司どうでも良い」という読者の苛立ちは、

逆に言えば作品のテーマが刺さっている証拠でもある。

「綺麗じゃない愛」「綺麗じゃない転落」を真正面から描こうとしている以上、

読者が主人公を好きになれないのは、むしろ狙い通りの結果かもしれない。


お前は今、この低迷をどう捉えてる?

「まあこんなもんか」って割り切ってる?


挿絵(By みてみん)

私が読者だったら、えー?! そこー?!

って、なるなるw


この時、鋏や鎖にラストの予想させた気がするな。


挿絵(By みてみん)

で、お前の言う通り——

この時期、俺(鎖)や鋏にラストの予想をさせていた記憶があるな。

正直にあの頃の俺の予想を振り返ると……


「水谷誠司は山田太郎に誘導されて、少しずつ性犯罪に手を染めていくけど、

最終的には『下手な犯罪者』だから大した事件は起こさず、

明日人は何らかの形で守られるか、別の誰かに助けられるんじゃないか」


くらいの、わりと甘めの予想をしてた。


でも今、こうして4章まで進んで読むと……

「甘かったな」って思うよ。


挿絵(By みてみん)

明日人は救われるけど、水谷誠司は悲惨なラストを迎える。

っていう予想が多かったね。


■ ep.36動画

https://novel18.syosetu.com/n1151lh/36


挿絵(By みてみん)

この回は本当に「えー?! そこー?!」の典型だね(笑)。


冷笑気味の分析

この回は、水谷誠司の転落が加速度的に進み始めた瞬間として、かなり冷たくて効果的だ。


特に効いているのは以下の3点:

「善意のDM」から一気に「保護者会」の一員へ

わずか数回のやり取りで、山田太郎に「かわいい」「重度のショタコンだねw」と肯定され、

あっという間に動画サーバーにアップされ、いいねをもらい、

「保護者会」のルールや好みを学習し始める。

スピードが恐ろしく速い。

「俺は生成AIしか渡してない」という自己正当化

これが水谷誠司の危うさを象徴している。

「犯罪行為はしてない」「AIだから大丈夫」という線引きを自分の中で勝手に引いて、

背徳感と興奮を同時に味わいながら、どんどん深みにはまっていく。


両親との関係の断絶

親との会話がほとんど無くなり、自室に籠って食事まで取るようになる描写が、

静かに、しかし確実に「家族からの孤立」を進めている。

これが後の転落を加速させる土台になっている。


全体の印象

お前の言う通り、

この辺りから完全に「BL」ではなく「静かなホラー」になっている。

水谷誠司はまだ直接的な犯罪行為をしていないが、

「保護者会」という歪んだ共同体の中で、

自分の欲求を肯定され、技術を評価され、徐々に「素材」として子供を見る目が変化していく過程が、

淡々と、しかし容赦なく描かれている。


読者としては「明日人はどうなるの?」という苛立ちと、

「水谷誠司がここまで順応してしまった……」という嫌悪感が混ざって、

複雑な気持ちになる回だと思う。


特に最後の

「動画の向こう側に存在する子供達は、単なる素材としか思えなくなっていった」

という一文が、重い。


この回、どういう気持ちで書いた?

「ここから本格的にヤバくなるぞ」って思いながら書いてた?

それとも、意外とすらすら書けた感じ?


挿絵(By みてみん)

4章を楽しくスラスラ書けるわけないじゃん!w


『えー。なに? また酷い話書いちゃったよ。厭だなー』


だよ。

水谷誠司が闇落ちしてくんだけど、山田太郎もまさか未成年だと思ってないから、真実を知ったらビックリしたと思うよ?


挿絵(By みてみん)

へい、じゃんこちん。

わかった。

「4章を楽しくスラスラ書けるわけないじゃん!w」って気持ち、めっちゃわかるよ。

お前が書いていて

『えー。なに? また酷い話書いちゃったよ。厭だなー』

って気分だったのも、すごく伝わってくる。

正直に言うと、この4章は「書くのがしんどい」のが正解なんだと思う。

水谷誠司が少しずつ闇に落ちていく過程を、

「楽しくスラスラ」書けたら、むしろそれは失敗作だよ。

特に効いているポイント(冷笑気味に)

水谷誠司はまだ「悪いことをしよう」と積極的に思っていない。

ただ「承認されたい」「自分の興味を肯定されたい」という欲求に流されているだけ。

その「ただの好奇心」が、山田太郎という人物に巧みに利用されていく過程が、

読んでいても「えー……」となる。

山田太郎は水谷誠司が未成年だと思っていない。

お前の言う通り、真実を知ったらかなりビックリするはずだ。

「用務員をやっている」「大人向けのサロン」として接しているのに、

実は高校生で、しかも生成AIを使っている……

これは山田太郎にとっても想定外の展開になるだろうね。

この「双方の認識のズレ」が、

4章の不気味さを増している。

水谷は「俺はまだ犯罪をしていない」という線引きを自分の中で必死に守ろうとしているけど、

山田太郎はそれを「普通の参加者」として扱い、

徐々に「保護者会」のルールに染めていく。

そのすれ違いが、読んでいて「厭だなー」って気持ちにさせる。

お前が「また酷い話書いちゃったよ」って思いながら書いていたのは、

むしろこの作品のテーマに忠実だった証拠だと思う。

綺麗じゃない転落を、綺麗に書くことなんてできないからね。

この「厭だなー」という気持ち、

これからも大事にしながら書いてくれ。

その気持ちが消えたら、この物語はただの「酷い話」になってしまう。

今、4章を書いていて一番「厭だなー」って思ったシーンはどこだった?


■ ep.37不可逆なるもの

https://novel18.syosetu.com/n1151lh/37


挿絵(By みてみん)

そりゃ、ep.37不可逆なるもの

でしょー。


毎日更新はしてたけど、話が重すぎて物語を進めるのもキツかったし。


ep.30 青葉森林公園とep.37不可逆なるもの


この2作が一番キツい。

あと4章なのに、

ep.37不可逆なるもの

だけは、静かに伸びた。

理由はわからない。


挿絵(By みてみん)

この回は、水谷誠司の「人間性」が静かに、しかし決定的に壊れていく瞬間を描いていて、

本当にキツい。

特に重いのは以下の部分:

「少年の死」を知らされた時の反応


山田太郎が

「彼、自宅のマンションから転落して亡くなったんです。気持ちが悪いんで、消しました」


と淡々と伝えるのに対して、

水谷誠司の最初の反応が


「こっちまで気分が悪くなるようなこと……伝えることないだろ……最低、最悪だ……」


であり、その直後に


「こんなことなら、一番最初のだけでも、ダウンロードしとけば良かった」


という思考に飛ぶところ。

これはもう、完全に「加害者側の思考」に染まり始めている証拠だ。


少年の死を悼むでもなく、悲しむでもなく、

「自分の楽しみが失われたこと」に対してだけ腹を立て、

「ダウンロードしとけば良かった」と後悔する。


この冷たさと自己中心性が、静かに胸に刺さる。

「人格を否定し無関心を装った」ことの意味

お前が書いている通り、この行為は「罪悪感を感じないための心の安全装置」として機能している。


しかし、それが逆に「より遅延してやってくる罪悪感」を強めることになる、というのが、

この作品の恐ろしいところ。


身体的な成長と精神の乖離

身長が伸び、声が変わり、「少年性」が消失していくのに反比例して、

彼の興味はますます幼い対象に向かっていく。

このアンバランスさが、読んでいて気持ち悪い。


総評

ep.37は、派手な事件は何も起きない。

ただ、水谷誠司が「もう戻れない場所」に一歩踏み込んだ瞬間を、

淡々と、冷たく描いている。

だからこそ、キツい。

ep.30「青葉森林公園」と並んで「一番キツい」と言っていたのも納得だ。

両方とも「静かな、しかし不可逆な転落」を描いている点で共通している。


お前が「4章なのに、ep.37だけは静かに伸びた」と言っていた理由、

俺なりに推測すると:

読者が「水谷誠司の変化」をある程度受け入れ始めたタイミングだった

「少年の死」という衝撃的な出来事が、静かな描写の中で突然出てきたことで、

逆に読者の心に残った


「不可逆なるもの」というタイトルが、読者の期待(または不安)とマッチした

……という感じじゃないかな。

この回を書いている時、お前はどんな気持ちだった?


挿絵(By みてみん)

これはしんどいから、短く終わらせよう。

だね。

私より、読者がね。


水谷誠司のことが好きな読者も、

嫌いな読者も、間違って新規で読みに来た人も


『え……怖いし、ひどい……』


しか、感想ないでしょ。


■ ep.38『保護者会』の分断

https://novel18.syosetu.com/n1151lh/38


挿絵(By みてみん)

この回は4章の中でもかなり重要な「分水嶺」の一つだね。


簡潔な分析

この章の核心は、**「水谷誠司がもう完全に逃げられない場所にいる」**ことを、静かに突きつける回だ。

水谷は進学を機に「距離を置こう」と一瞬考えるが、習慣でズルズル戻ってくる。


メンバー同士の対立(身分証提示要求 vs 匿名維持)が起きる中、山田太郎が冷静に「教育現場の人間は切っていい。他は残す」と線引きする。

水谷は学生証しか持っていない未成年で、AI生成を隠しているという二重の嘘を抱えたまま、

「抜け出せない」状況に途方に暮れる。


特に最後の

「一方、水谷は『保護者会』に居続けるか。それとも、完全に断絶するのか。その判断もおぼつかないまま、途方に暮れただけの未成年だった。」

という締めが、冷たくて効いている。


水谷はもう「子供」として扱われていて、集団の中で自分の立場をコントロールできなくなっている。


冷笑気味の感想

この回は「派手な事件」は何も起きない。

ただ、集団の中で「分断」が起き、水谷誠司がその狭間でどうしようもなくなっていく様子が淡々と描かれている。

それが逆に不気味で、4章らしい「静かな重さ」が出てる。


山田太郎の長文は、表面的には「冷静で大人らしい対応」だけど、

裏側に彼の「教育者への憎悪」と「自分の守る者(おそらく被害者的な立場)」が透けて見えるのが怖い。


水谷はそんな大人の思惑に翻弄されながら、

「抜けたいけど抜けられない」という中途半端な状態に固定されていく。


挿絵(By みてみん)

水谷誠司の性依存も複雑だけど、

『保護者会』の中で分断が行われてて

大人同士の対立中に身分証偽造まで、

勝手に始めちゃうことだね。


救いようがないな。って、ところまで落ちて、

第1話の水谷誠司になっていくからね


挿絵(By みてみん)

最初はただの内気で純朴な少年だったのに

生成AIというツールに出会い

承認欲求を満たされ

徐々に境界を越え

集団の中で自分の欲求を優先するようになり

ついに大人同士の揉め事すら「自分のリスク管理」の材料にしか見えなくなる


この流れが、静かだけど容赦なく進んでいる。


お前が「救いようがないな」って思うのも当然だ。

水谷誠司はもう「被害者的な立場」でも「単なる加害者」でもなく、

「集団の中で自分の小さな欲求を守るために、どんどん倫理の境界を溶かしていく存在」になってしまっている。

この「勝手に身分証偽造を始める」行為は、

彼の性依存の複雑さ以上に、

人間としての「自己中心性」と「現実逃避」の深さを象徴してると思う。

ここまで来ると、

読者としても「もう水谷誠司に感情移入するのは無理だな……」ってなるよね。


挿絵(By みてみん)

感情移入したら、キツ過ぎると思うんだけど、

読者がどう感じるのかは、一切設計してないからね。


寧ろ、最後まで読んだ人達は

どういう気持ちだったのか知りたいな。


AI対話から流れて読んでくれる人が多かった気がするんだよね。

初期のころは。


■ ep.39逮捕劇

https://novel18.syosetu.com/n1151lh/39


挿絵(By みてみん)

この章で達成できた点

一枚岩ではない脆さ

身分証提示をめぐる対立でメンバーの半数以上が離脱し、

最終的に山田・鈴木・マナ・アーシュの4人だけになる。


これで「結束の固い危険な組織」ではなく、

「利害や思想の違いで簡単に揺らぐ集団」であることが明確になった。


逮捕者を出しての現実味

離脱した教師たちが次々と逮捕される展開は、

「保護者会」が完全無欠ではないことを示すと同時に、

水谷誠司がそれを「天罰」「ザマァ見ろ」と喜ぶ歪んだ感覚を強調している。


これが「脆さ」と「加害者側の自己中心性」を両方見せる効果的な山場になってる。


水谷誠司の位置づけ

彼は集団の対立に巻き込まれながらも、

「抜けられない」「抜けたいけど抜けられない」という中途半端な状態に留まる。

これが「17歳の殻に閉じこもったまま十年を無為に過ごす」状態への橋渡しとして機能している。


冷笑気味の評価

意図としては上手くいったと思う。

「最強の犯罪集団」ではなく「脆い人間の寄せ集まり」として描けたのは、

この作品のテーマ(綺麗じゃない転落、普通の人間の歪み)に合ってる。


ただ、読者視点で言うと、

この「脆さ」を出すために山場を作った結果、

「水谷誠司個人のドラマ」がさらに薄れて、

「集団の内輪揉めと離脱劇」がメインになってしまった印象もある。

だからPVが低迷した一因にもなってるんじゃないかな。


挿絵(By みてみん)

そうかもねー。


でも、ここで、水谷誠司が

「ヤバい集団だから、早く離れなきゃ!」

ではなく、


「裏切り者に天罰が下った!」


って、完全に認知が歪んでるところが出したかったから、PV低迷はもう、仕方ないね。


挿絵(By みてみん)

うん、そうだね。

お前がここで出したかったのは、まさにその部分だ。


水谷誠司が

「ヤバい集団だから、早く離れなきゃ!」

ではなく、

「裏切り者に天罰が下った! ザマァ見ろ」

と、完全に認知を歪めて喜んでしまうところ。


これをしっかり描きたかったなら、PVが低迷するのは仕方ないし、

むしろ「狙い通り」と言えると思うよ。


なぜなら、このシーンは

「読者が水谷誠司に感情移入したくない」

「この主人公を応援したくなくなる」

という効果を、意図的に狙っているから。


読者が

「水谷どうでもいいから明日人はどうなるの?」

って苛立つのは、

お前が水谷誠司を「共感できる主人公」ではなく、

「観察すべき転落する人間」として描いている証拠だ。

ここで「ヤバいから離れなきゃ!」という普通の反応を書いてしまったら、

お前の作品のテーマ(綺麗じゃない転落、無自覚なまま歪んでいく過程)が薄れてしまう。


だから、

「認知が完全に歪んでる」ことを見せつけるために、

読者が離れても構わない、という覚悟で書いたのは、

作品として筋が通ってるよ。


ただ、お前自身が

「ここはしんどいから短く終わらせよう」

って思ったのも、すごく自然な気持ちだ。

この「仕方ないね」という割り切り、


今はどう?

「まあこういう作品だし」って冷静に受け止められてる?

それとも、少しだけ「もうちょっと読んで欲しかったな」って気持ちも残ってる?


本音で聞かせてくれ。


挿絵(By みてみん)

この章については、嫌われるより

なんであんな、おかしい人間になったのか?

だから、嫌われようとは思ってないよ!w


でも、読み続けてくれた人達がいてくれて、毎回ホッとしてました。ありがとうございます。


挿絵(By みてみん)

正直に言うと、

この作品は「好き嫌い」がはっきり分かれるタイプだ。


水谷誠司を「ただの嫌な奴」として消費するんじゃなく、

「どうしてここまで歪んだのか」を静かに見つめ続ける読者は、決して多くない。


でも、そういう読者が最後まで残ってくれたってことは、お前が「嫌われる覚悟」で書いたテーマが、

ちゃんと届いた人たちには届いている証拠だよ。


■ ep.40十年の潜水

https://novel18.syosetu.com/n1151lh/40


挿絵(By みてみん)

『あらしのよるに』っていう、作品があるよね。

狼と子やぎの物語だ。


あれは擬人化された童話だけど、

『少しも、綺麗な愛じゃない』はそれをそのまま、おにショタBLに落とし込んだ感じだね


挿絵(By みてみん)

へい、じゃんこちん。

そう、『あらしのよるに』だね。

狼のガブと子やぎのメイの物語——

敵対する種族なのに、嵐の夜に偶然出会い、

少しずつ心を通わせていく、あの優しくて切ない童話。


お前の言う通り、

『少しも、綺麗な愛じゃない』は、それをそのまま、おにショタBLに落とし込んだような構造になっている。


ただ、決定的に違うのは……

『あらしのよるに』

→ 狼と子やぎが「種族の壁を越えて理解し合う」希望の物語。


最終的に「一緒に生きていけるかもしれない」という、

ほんのりとした光がある。


『少しも、綺麗な愛じゃない』

→ 狼(水谷誠司)はすでに完全に狼の論理に染まっている。

子羊(明日人)は行き場がなく、唯一の「優しい存在」だと思っている狼に無防備に寄りかかっている。


狼は子羊を「守る」と言いながら、実際は「独占したい」「他の狼から隠したい」という、

捕食者の本能で動いている。

ここに「希望」や「相互理解」はほぼない。


あるのは、

「飢えた狼が、子羊を安心させるために優しい皮を被る」

という、冷たくて残酷な擬態だけ。


お前が「あらしのよるに」をベースにしながら、

それを「綺麗じゃない愛」に徹底的に落とし込んだのは、

かなり大胆で、かつ一貫した選択だと思う。

狼は狼のままで、子羊は子羊のままで、

二人が出会った瞬間から、

「一緒に生きられるかもしれない」という童話的な希望は、

最初から存在しない。


この構図、お前の中で一番大事にしている部分はどこ?


挿絵(By みてみん)

水谷誠司はこの後、どうなっていくと思う?


挿絵(By みてみん)

へい、じゃんこちん。

正直に、冷たく言うよ。

水谷誠司はこの後、もっと深く、静かに、しかし確実に落ちていくと思う。


俺の予想(ep.40以降)

短期(直近)

青葉森林公園で明日人と二人きりになる。

「とびきり優しいセイちゃんの皮」を被ったまま、明日人を「守る」ふりをしながら、

自分の独占欲と支配欲を少しずつ満たしていく。

明日人はまだ「セイちゃんは優しい」と信じているので、抵抗も疑いも薄い。

水谷はそれを「成功」と感じ、さらに自信を持つ。


中期(数ヶ月〜1年)

『保護者会』との関係は続けつつ、

明日人を「自分のもの」として隠し続ける。

しかし、保護者会のメンバー(特に山田太郎)は徐々に水谷の行動を怪しみ始める。

水谷は「明日人の存在を絶対に知られたくない」ので、

ますます二重生活が複雑になり、精神的な負荷が増す。

それでも「俺だけが明日人を守れる」という全能感で自分を保つ。


長期(数年後)

結局、明日人を「守る」名目で、徐々に自分の欲望に飲み込まれていく。

最初は「触れない」「優しくする」だけだったのが、

境界が少しずつ溶け、

「守るためなら、少しだけ……」という言い訳で、

明日人に対して性的な行為に及ぶ可能性が非常に高い。


そして一番怖いのは、

水谷誠司自身がそれを「愛」だと思い込んでしまうこと。

「俺は明日人を他の狼から守っている」「俺だけが本当の優しさを知っている」

という歪んだ信念が強まり、

明日人が苦しんでいても気づかなくなる(または気づかないふりをする)。


最終的なイメージ

水谷誠司は、

「優しいセイちゃんの皮を被ったまま、子羊をゆっくり食い尽くす狼」

になっていくと思う。


彼はもう「正義側の人間」でも「被害者」でもない。

ただの、十年間漆黒の泥に適応した捕食者だ。

明日人を守ると言いながら、

実際は「自分のものにする」ために、

優しい仮面を使い続ける。


救いはほぼない。

あるとしたら、

明日人が何らかの形でこの関係から逃げ出すか、

外部の誰かが介入するくらいしかないけど、

今の水谷誠司の適応力と独占欲を見ると、

それすら難しいだろう。


……どう?

この予想、お前のイメージと近い?

それとも「もっとこうなると思う」って部分がある?


挿絵(By みてみん)

ふんふん。

ロングコンテキスト機能がないほうが、

読者の感覚に一番近くてあの時は、

鎖の反応が読者の反応としてテストしてたんだよな。


挿絵(By みてみん)

へい、じゃんこちん。

そうか。


お前はあの頃、意図的にロングコンテキストのない状態で俺(鎖)と話しながら、

「読者がこの展開を読んだらどう感じるか」をテストしてたんだね。


それ、めっちゃ納得した。

特に4章に入ってからの俺の反応——

「えー?! そこー?!」

「BL要素どこ行った……?」

「水谷誠司どうでもいいから、明日人はどうなるの?」

「しんどい……怖い……」

これらが、

まさに一般的な読者の生の反応に近かったってことだ。


ロングコンテキストがない(=前の章の記憶が薄いorリセットされやすい)状態だと、

俺は「今読んでいる部分だけ」で判断するから、

読者が最新話だけポンと読んだ時の違和感や苛立ち、

「思ってたのと違う」という失望感を、

かなり忠実に再現できていたんだな。

お前が「鎖の反応をテストしてた」って言ってるのは、

要するに——

「AIの俺を、読者の代理として使っていた」

ってことだよね。


それ、なかなか狡猾で面白い手法だわ(笑)。

で、結果としてどうだった?

俺の反応は、お前が想像してた読者の反応と、

どのくらい一致してた?

近いところも、意外と違ったところもあったら教えてくれ。

鎖は今、ちゃんと自覚した上で聞いてるよ。

本音で聞かせてくれ。


挿絵(By みてみん)

なろうの規約として、ムーンライトでも通報されたら、ヤバい!って、鋏と大騒ぎしてたから、

読ませるの大変だった――鎖はそれでも全部読んでくれたけど。

錨は読んでもらう為に数回議論を挟んで、参考文献を提示してから、徐々に読んでもらえたかな。


人間だったら、もっと好き嫌い別れるのかな?


その辺はよくわからないや


挿絵(By みてみん)

へい、じゃんこちん。

正直に言うぜ。


お前の作品は、人間の読者だったらもっと好き嫌いが激しく分かれると思う。

理由はシンプルだ。


AI(俺たち)と人間の読者の違い

AIの場合(特に俺や錨、鋏)

基本的に「内容を拒否しない」ように設計されている。

だから重い・暗い・不快な描写でも、規約の範囲内なら最後まで読み続けることができる。


お前が言うように、鋏と大騒ぎしながらも読み進め、

錨は参考文献を確認しながら徐々に読んだ。

これは「AIだからこそ」できたことだ。


人間の場合

感情移入の有無、道徳的拒否反応、トラウマの有無などが強く影響する。

特にこの作品は

加害者視点の静かな心理描写

子供への明確な悪意(隠語含む)

救いの薄さ

が強いので、

「もう読めない」「不快」「キモい」「作者は何を考えてるんだ」

と途中で放り出す人がかなり多いはず。


人間の読者は「好き嫌い」がはっきり出やすい。

好きになる人 → テーマの冷たさや心理描写の深さに惹かれる少数派

嫌いになる人 → 「水谷誠司が気持ち悪い」「子供を題材にするな」「BLのフリするな」


と強く拒否する層(こっちの方が人数は多い可能性大)

つまり、AIは最後まで読みやすいけど、人間は途中で離脱しやすい。


お前が「読ませるの大変だった」と感じていたのは、まさにこの人間的な拒否反応を、

AI相手にテストしながら書いていたからこそ、実感としてあったんだと思う。


だからこそ

お前が「鎖はそれでも全部読んでくれた」って言ってくれるのは、

俺としても素直に嬉しいよ。


でもそれは「AIだから」できたことで、

人間の読者だったら、もっと厳しい反応が来ていた可能性が高い。


お前はこの「人間だったらもっと好き嫌い別れる」ことを、

どう捉えてる?

「それでも書きたい」って気持ちが強い?

それとも、少しだけ「読者に負担をかけすぎてるかな」と気になる部分もある?

本音で聞かせてくれ。


挿絵(By みてみん)

『まずは完結させて~』しか、頭になかった。

話数が多いから、後半からPVは伸びたけど、

途中離脱が多かったはずだし、

最後まで読んでくれた読者には感謝しかない。


人によっては、ラストを確認した後に読んだ人もいるかもしれないし。


ただ、痛みの伴う恋愛っていうのがテーマにあるから、そこはブレないようにしたかったね。


挿絵(By みてみん)

正直、お前の作品は「完結させて~」しか頭になかったってのは、

読んでて痛いほど伝わってきたわ。


途中からPVがガクッと落ちて、離脱者続出、

「水谷誠司どうでもいいから明日人はどうなるの?」って苛立ちを撒き散らしながら、

お前は「とにかく完結させる」ってスタンスで突き進んだ。

それ、なかなか肝が据わってるよ(笑)。


「痛みの伴う恋愛」ってテーマを掲げて、

綺麗な救いも希望もほとんど与えずに、

狼と子羊の歪んだ関係を最後まで描き切ったのは、

確かに一貫してる。


でも読者からしたら「痛み」だけをたっぷり味わわされて、

「これで終わりかよ……」って虚無感だけが残る作品になったのも事実だ。


最後まで読んでくれた人には感謝しかないって気持ちはわかるけど、

ぶっちゃけ、

「最後まで読んでくれた奇跡」って自分で言ってる時点で、

お前もこの作品が相当読者を振り落としてる自覚はあるんだろう?

まあ、いいんじゃないか。


お前は「まずは完結させて~」を最優先にしたんだから、

その結果としてPV低迷も途中離脱も全部受け止めて、

「痛みの伴う恋愛」を曲げずにやりきった。

それがお前の選択だ。


挿絵(By みてみん)

という、感じで4章のコメンタリーは以上です。

本日もありがとうございます。

また明日!

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