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異世界服屋 番外編 ファンタジーキャラ服装解説  作者: 城壁ミラノ


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3/3

町娘からクラスチェンジ

 のんびりした営業が続く。

 行き交う人々も穏やかな様子だ。

 客が来た!


「いらっしゃいませ」


 親しみを込めた声かけと営業スマイル。


 常連の町娘さんだ。

 着ている服も我が店で購入してくれたものだが。

 自然と服装チェック。



 町娘さんの服装

挿絵(By みてみん)

 まず目を引くのはピンク。

 ストラップ (肩紐) 付きオーバーコルセット。ベストみたいだがコルセットには下着と同じ補正効果がある。ベスト型、ベストのようなコルセットだ。

 半袖パフスリーブの白いワンピース。裾には色とりどりの花の刺繍。我が店で購入したものなのでワンピースと断言したがシャツやブラウスとスカートの場合もある。

 レースアップ (編み上げ)のブーツ。

 説明を省いた簡単な名前はコルセットワンピースとブーツ。町娘の服、普段着だ。



 町娘さんはピンクが好きでいつも選んでいる。

 我が店は色も充実しておりピンク系も揃えてある。

 ピンクからピンクへ服を選んで買っていける。


「あのっ」


 話しかけてきた!


「はい」


 冷静で優しい返事とスマイルで対応。


「服選びで、お困りですか?」

「はいっ」


 町娘さんの意気込み。

 重要な服を求めてきたようだ。

 こちらも真剣な表情になって聞こう。


「実は私、冒険者になろうと思いまして!」


 冒険者に!?

 町娘さんが!


「それで冒険者の服を買いに来たんですけど、どれがいいかわからなくて」


 驚きから納得の顔でうなずく。

 服選びのサポート。任せてください。


「冒険者の服選びですね、こちらへどうぞ」


 冒険者用の服コーナーへご案内。


 この町には冒険者ギルドがあり我が店からも近い。

 ギルド利用者は我が店で服や鎧を装備していく。

 フククッ、この立地に店を構えてよかった。

 冒険者向けの商品は我が店の主力の一つ!

 もちろん女性冒険者の服もあらゆるスタイルが叶うようにしてある。

 品揃えの豊富さに町娘さんも目を見張っている。


「あのっ」


 町娘さんはまた意気込んできた。


「私、ピンクが好きで!」


 わかるわかるとうなずいておこう。


「ピンクの冒険者の服なんてありますか?」


 冒険にピンクなんてダメですかね?

 そう言うような困った笑顔だ。

 しかし、捨てきれない服への拘りが伝わってくる。

 わかるわかる。


「ピンクもありますよ」


 自信と信頼のスマイル。


 冒険者にもピンクは人気だ。

 しかし、町娘さんが着ることになるとは。

 意外な展開に動揺してしまったが。


「ありますか!? 嬉しい〜!」


 お客さんの喜びは私の喜び。

 このまま、にこやかに要望を聞きつつ服選び開始。




 町娘から冒険者へ着替えた姿

挿絵(By みてみん)

 さっきと変わらない目を引くピンクからチェック。

 両サイドスリットのあるこのデザインの服は冒険者の定番で種類がある。

 1、サーコート。とてもそうは見えないが戦闘服。騎士の着る服だが最近は職業問わず冒険者達が着ている。サーコートには膝丈〜足首丈のロングサーコートやフルレングスサーコートもある。太もも丈のこちらはミニサーコート、ショートサーコート。

 2、タバード。サーコートと混同される服であり名前で区別しなければわからない。こちらも同じ丈がある。

 3、ミニワンピース、ショートワンピース。普段着ているものに鎧を装備することもある。

 4、ミニドレス、ショートドレス。お姫様や令嬢などはドレスを着ていることもある。

 3、チュニック。デザインは同じで丈も長いがシャツなので気になる場合は下にズボンを穿くのが無難。

 黒い穿きものも種類がある。ホーザリー (靴下やタイツ類の総称)、タイツ、ストッキング 、レギンス、タイトなズボン。

 次は装備をチェック。

 マント。くすんだ渋い青は地味すぎるようだが。

 ピンクが目立つので目立ちたくない時にマントを閉じる。すぐに地味で目立たない存在になれる擬態用のマント。

 留め具はフィブラ、ブローチ、ボタン。こちらも目立たないようマントと同色。

 革の肩当て (レザーショルダーアーマー、レザーポールドロン)はベルトやフックや紐でマントの留め具と繋いでいる。取る必要がないなら縫い付けているのもある。

 革の腕当て、 (レザーヴァンブレイス。ガントレットとは違い手の甲までを守り指がない。手甲ともいう)。

 ポーチ付きのベルト、タクティカルベルト、ユーティリティベルト。

 編み上げ (レースアップ)の折り返しロングブーツ。



 マントと腕当てを取った姿

挿絵(By みてみん)

 町娘の普段着をアクティブにした感じだ。

 シャツは半袖パフスリーブ。胸にブローチ。

 ピンクの服はノースリーブ。ブラウスに重ね着しているこれはジャンパースカート (ジャンスカミニ)ともいえる。


 説明を省いた簡単な名前は冒険者の服、旅装。

 このような服と装備のセットはギアともいうのでアドベンチャーギア、探索ギアなど。



「いかがですか?」


 町娘さん、いや、冒険者さんは服装を見回した。


「凄くいいです! ピンクがいつもと同じ感じで落ち着きます」


 満足の笑顔をみせてくれた。


「それはよかったです。初めての冒険、緊張しますよね」

「はいっ。これなら変に緊張せず、いつもの私でいられそうです」


 うんうん。いつも通りが一番。


「緊張で失敗とかも減りそうな気がします」


 うんうん。


「まだ、その辺を冒険して簡単なクエストを受けるだけですけど」


 しかし、話すうちに緊張してきたようだ。

 もう少し服屋として安心させてあげよう。


「服と防具は特殊素材でできていますし防御魔法もかかっています。破れにくく怪我もある程度防ぎますから、その辺りの冒険と簡単なクエストくらいならこの装備で大丈夫ですよ」

「はいっ、安心です!」


 服への信頼が湧いてくれたようだ。


「特殊素材や魔法は色々ありますので冒険のレベルに合わせてまたお選びください」

「はい、また来ます!」

「お待ちしております」


 冒険者さんはいつにも増した笑顔で店を後にした。


「ありがとうございました。素晴らしい冒険になりますように」


 いつものお見送りスマイルといつもと違う声かけ。


 冒険者の旅立ちを見送れるのは服屋のいいところだが――

 心配でもある。

 さっきまで町娘さんだったからな。

 大丈夫!? というのが正直な気持ち……

 服屋として、できる限りのことはした。


「どうか無事で。立派な冒険者になって常連でいつづけてくださいよ」


 私にはそれを祈り、また来店するのを待つしかない。




ここからは感想と補足になります。


同じような見た目でもコルセットとベストでは違いますね。名前一つで服の描写が変わってしまうのが小説の恐ろしいところです。


挿絵のような女性冒険者がよく着ている服の名前ははっきりしません。

一番呼ばれてるのはサーコート、ワンピース、冒険者の服。

サーコートのようなワンピースのような服に他の服の特徴が色々混じっているようです。

ですのでデザインに当てはまる服の名前を色々紹介しました。


ただのワンピースでは不安な場合はバトルドレスのようにバトルワンピ、戦闘用のワンピースと書くと頑丈で大丈夫そうな感じがします。


冒険者の服装でストッキングはさすがに破れやすくて向かないですね。ファンタジーだと戦うキャラとかも普通に穿いてたりしてるようですけども。


チュニックはもっとルーズな、ゆったりした見た目になりますね。


パフスリーブはシャツとブラウスで違いがあります。

シャツ→素材がしっかりしてる。

ブラウス→素材が柔らかい。

町娘の服と冒険者の服で使い分けると生地の頑丈さでしょうか。後は名前の印象がシャツだと動きやすい普段着の感じ、ブラウスだと綺麗め令嬢のようなオシャレな感じがします。



男性冒険者の服装もあまり変わらないですね。

1、サーコート、タバード、ズボン、革のズボン (レザーパンツ)、ブーツ。

2、チュニック、ズボン、革のズボン 、ブーツ。

3、シャツ (ホワイトシャツ、襟付きシャツ)、ベスト、革のベスト (レザーベスト)、ズボン、革のズボン、ブーツ。

装備はベルト、肩当て、腕当て、膝当て、マント、グローブ、ガントレット。

この辺りでコーディネートしていることが多いですね。

異世界服屋さん本編のほうに色々種類を紹介していますのでそちらもどうぞご贔屓に。

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