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行脚

                                   ・



 死亡時の復活ポイントとなる聖堂は各都市間の転移(ワープ)ポイントでもある。

FQでの一般的な移動手段である馬や馬車は比較的安価に利用することが出来るが

聖堂間転移はかなり高額な費用が掛かるうえに使用頻度も制限されている。

朝食を東京、ランチをLA、ディナーをパリで、と云う類の事は出来ないのだ。

しかも如何に金を積もうとも訪れた事の無い聖堂へは転移することが出来ない。

( FQでファストトリップが抑制されている事は共通認識となっている )

短距離ではあっても最終マウンドまでロハで転移できるなら有難いことだ。



 女神像に向かい転移メニューを選ぶと【 行脚 】という項目が表示された。

[ 移動 ] というサブメニューが表示されたので選択してみる。

眼前に聖堂間ワープ時と同様のマップが展開し四か所の光点が表示された。

私が最近訪れた(通って来た)マウンドだ。

「 ! 」

一番右側(東側)の光点は先程私が倒れた岬の峠道だった。

その先はアルツまでマウンドは無い。

どうやら私は目的のマウンドまで辿り着くことができていたようだ。

( ・・良かった! )

全HPを賭けて走り抜いた甲斐があったというものだ。

私は裸の胸を撫で下ろした。



( ・・四基までマウンドを戻れるのか )

"行脚" のスキルレベルが4となっているのは転移できるマウンドの数のようだ。

直近の到達マウンドから更に三基遡れる。

選択肢が拡がる訳だが正直(当時の)私には特に魅力的な仕様とは思えなかった。



( では早速装備を取りに戻りますかね )

ビギナー装備は再購入することも可能であるし左程高価なものでもないが、

バランスが良く初級者ボーナススペックが付与されているので失うのは惜しい。

タイムアウト前に回収できるものならしておきたい。


 私はパネルに指を伸ばし峠の尾根の上にあったマウンドを選択した。


 ( ・・そういえば転移(ワープ)をするのもこれが初めてだな )





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