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ミックスジョブオンライン〜ラノベ作家はネタ集めの為賞金付きVRMMOに不遇職で挑む  作者: モトマル
第1章:サービス開始①【不遇職からの成り上がり】

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44.ブラックな切り札と発表の反響

「みんな【見習い農家】への転職に納得してくれてよかったな」

「そうだな。一応無理だった時用に切り札は用意してたが使わなくて良かったよ」

「リーダー、切り札って何すか?」


ユサタクの言葉にセキライがツッコむ。


「う〜ん。一応言うけど引くなよ」

「えっ、念押しが怖すぎるんやけど……。まぁ、内容によるかな」

「まあ良いか。ウチのチーム寮には全員分の睡眠ポッドを支給してるのは知ってるか?」

「ああ、福利厚生の一環で置いてるんやっけ?」

「ああ」


「あれええよな。すぐ寝れる上に睡眠時間の4倍の効果があるからな。俺も持ってるけど『ファン学』書いてる時は本当にお世話になったわ。で、それがどないしたん?」

「農家って最短12時間で収穫出来るだろ?という事は極端な話、1日2回畑の世話をすれば問題ない訳だ」

「まあ、そうやな」


「リアル1日でゲーム内だと8日間なんだが、その中で畑の世話のみの日をどこかに作れば、1日2時間くらいは、睡眠時間が取れると思わないか?」

「その理屈はおかしい。そんな隙間的な睡眠じゃなくて普通に寝ろや!」


「何でだ?睡眠ポッドなら4倍の睡眠効果があるから2時間あれば大丈夫だろ」

「確かにそうかもしれんがちょっとブラックすぎんか?一応仕事やろ?」


「2時間寝たら22時間ゲーム(仕事)が出来るんだぞ!最高じゃないか!」

ユサタクとは10年来の友人だが嬉々として睡眠時間を代償にゲーム(仕事)すると宣言している姿に宇宙人を見る様な目で見てしまう。そして、


「おお!じゃあ経験値稼ぎながら最低限は寝れるんですね!」

「スタートダッシュの1週間は門が閉まってる間のちょっとしか寝れないと思ってたから助かりますね」

「だね〜。食事とか考えたら3時間毎に20分しか寝れないと思ってたしね」


そんなブラックな利点に対して大喜びをするクランメンバーもどうやら宇宙人(同類)らしかった。


「お前らいくらゲームとはいえ仕事にそこまで命かけれるな。俺は絶対無理やわ」

「『ファン学』完結前の3ヶ月間、11時間作品書いて1時間、睡眠ポッドで寝るサイクルを続けたお前が言うなよ」

「いや、書くの楽しかったし……」

「俺らもゲームが楽しいんだよ」


ユサタクの言葉に俺自身もとっくに宇宙人(同類)になってる事に気付き愕然とする。


「その話はここら辺にしておいて、先程運営から聞いたんだが、うちのクランを立ち上げたのとほぼ同じタイミングでソーイチのプロフィールを載せたそうだぞ」

「おお、注目が集まるタイミングに併せたみたいやな」


「そうだろうな。だが反響が想定以上にデカかったみたいでな。その結果、運営からMJO最新情報局への出演を前倒しにして欲しいと打診があったんだ」

「マジか、どれくらい早めたいんや?」


「出来たらリアル時間で今日23時放映分に間に合わせたいみたいだな」

「放送未定やったのに方向転換しすぎやろ。それより撮影いつになりそうなん?」


「ゲーム内時間で今日の20時から1時間半くらいなんだが行けるか?」

「その前に衣装の準備って終わってるん?」


これが出来ていないと初期服での出演になってしまうので、念入りに確認する。


「さっき確認したら間に合うとは言ってた。ただ納期短縮にはかなり不満気だったけどな」

「衣装は大丈夫か。俺は賞金首制度の宣伝もするつもりやったからな〜。現状発表出来るかどうかやな。この後冒険者ギルド行くしそこで確認してからでええか?」


「急な話だしな。17時までに返事をくれたら大丈夫だ」

「後3時間くらいか。それまでには聞き出しとくわ」

「ああ、頼んだぞ」

「じゃあ、冒険者ギルドに行く前に、モチョお願いあるんやけど〜」

「は〜い、どうしました?」


いざギルドへと向かう前に、その下準備としてモチョに声を掛ける。


「今から依頼で大量に【コピー】するんやけど、経験値アップの料理余ってない?」

「あぁ、資料作成のやつですね。実は新作が出来たんで、それを持ってって下さい」


そう言って差し出されたアイテムを確認する。


人参ジュース:聖水を使用して作成されたジュース。

満腹度10% MP10回復 食後1時間、獲得経験値10%上昇


「ええやん!経験値アップに加えて、MP回復がありがたいわ」

「そうだな。ジュースなら狩りの合間に使用出来るし、使いやすそうだ」

「あはは、喜んで頂けて良かったです」


俺とユサタクの評価に気恥ずかしそうに頭を掻くモチョ。


「アイテムのお礼やけど、聖水10本と交換でええか?」

「多すぎですって!今手元に5本しかないんですよ?」

「そのジュースの材料に聖水入ってるし、これくらいのレートでええやろ」

「ソーイチさんが納得するなら良いですけど……」


何か言いたげなモチョに聖水10本を押し付け、人参ジュースを5本受け取る。


「ところで今からポーションがぶ飲みするのに、ジュースとか大丈夫なのか?どっちも1本100mlだぞ」

「酒なら飲めるがポーションは味無いからな〜。逆に味変になって有りちゃう?」


「ははは、確かにな。今の会話で思い付いたんだが、モチョ頼みがある」

「何ですか?」


「味のついたポーションとか開発出来ないか?無味無臭で味気ないし爆発的に売れる気がするんだが」

「おお、今ならノーマルのでも出せば売れてるっぽいけど、新商品の開発はええな」


「そうですね〜。試した事無いですが、まずは人参ジュースの作成の際、聖水をポーションに変える所からやってみます?」

「それは良いな。各ポーション2本ずつ渡すから挑戦してみてくれ」


「了解です!もしジュース味のポーションが出来たら、自作ポーション作成からのジュース作成で錬金と料理の両方レベル上げれそうですし、ワクワクしちゃいます」

「やっぱ錬金と料理はシナジーあるな」


「漫画とかじゃ、このジョブの組み合わせは王道やからな」

「じゃあ既にそう言うレシピがないかギルドの人に聞いてから研究してみますね」

「頼んだぞ」

「はい!」


未来の売れ筋商品を依頼されたモチョは力こぶをのポーズをして頑張るアピールをした。


「じゃあ話もひと段落ついたし、もう行くわ」

「ソーイチさん、いってらっしゃい」

「出演の件忘れないでくれよ」

「任せろ」


そう言って俺は依頼を遂行する為、冒険者ギルドへ向かった。



tips

睡眠ポッド

5年前に開発された睡眠を補助するベッド

横になると1分で眠りが誘われ、睡眠時間の4倍の効果がある。原理的にはノンレム睡眠の割合増加が関係あるらしい。


睡眠ポットが現実にあればブラック企業が悪用して社会問題になりそうですよね。


ブックマークや評価・誤字報告していただきありがとうございます!!

今後とも本作をよろしくお願いします。

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― 新着の感想 ―
[一言] >睡眠ポットが現実にあればブラック企業が悪用して社会問題になりそうですよね。 あー、わかります。睡眠ポットの利用で長時間働かせてますって言いつつポットは高級品だから1つだけ設置して使わせな…
[気になる点] ほぼ会話で地の文が少ない
[一言] ♪黄色と黒は……
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