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ミックスジョブオンライン〜ラノベ作家はネタ集めの為賞金付きVRMMOに不遇職で挑む  作者: モトマル
4月3日①お米探しと満腹度実装

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245.なぜトップクランのリーダーはステータス補正の低いジョブを選択したのか?

「サプライズ大成功ってか?随分とニヤニヤと憎ったらしい顔で笑っとるな」

「そりゃ天下のソーイチ大先生の驚く顔が見れたんだ。ニヤつきもするさ」


ニヤけた顔にイラッときた俺は心のままに怒りをぶつける。だが、その反応こそ望んでいたのか、より腹立つ顔付きで揶揄ってきた。


「ふぅ〜、ふぅ〜。よし、落ち着いた。司書について突っ込む前に、まずは経験値ご馳走様。ジョブにもよるけど、トータルじゃフワフワより1割くらい多めやったで」

「そうか!内心負けてるかとドキドキだったんだが、なんとかリーダーの面目が保てたな」


「そりゃ良かった。で、本題はここからや。なんでトップクランのリーダー様が、限られたサブの枠に【見習い司書】を選択したんや?色々な面から、まず選ばんと思ってたのに」


【司書】系ジョブはプレイヤーが最初から選択できるジョブの中でも一番ステータスの伸びが悪い。その上、戦闘での獲得経験値も全ジョブで1番低く、スタートダッシュ三大不遇職の筆頭と言われている。

だからこそ、【オモイカネ】のような情報屋系クランを除けば、1クランに1〜2人いれば充分だと考えていたので、この転職には本気で驚いた。


「今は見習い卒業まで1日くらいだし、サブの枠はそこまで貴重じゃないさ。それに、ソーイチのおかげで道は開けてるからな」

「俺のおかげ?どういう事?」

「お前が見つけた3つの派生職。これらの存在と転職方法だけで、サブジョブで司書を選ぶのに充分すぎる理由になるだろ」


はてなマークを頭に浮かべていると、『俺なんかやっちゃいました?』系主人公を見る時のような、敬意と呆れの混じった視線を俺に注ぎつつ、理由を語る。


「耳にタコかもしれないが、改めて説明を聞いてくれ。まずサブジョブはジョブ欄にセットしない限り、ステータスへの補正はセットしているものだけだ。だが、メイン・派生ジョブはレベルさえ上げればセットしてなくてもステータスは上がる」


「おお、流石に2〜3回目の説明やし覚えてるで。要するに、派生ジョブが出るかもわからん他のジョブより、3つも派生ジョブが確認できてる【見習い司書】を選んだんだって訳か」

「まあ俺が転職した時点では【カメラマン】は見つかってなかったけどな。それと1つ補足すると、ソーイチと師弟契約を結んでるから、職が被ってる方が都合いいってのもメリットになるぞ」


「まあ師弟契約の仕様考えたら、ジョブ被らせるのは常套手段やな。ただ、みんながみんな同じジョブで固めるってのも、どうなん?絶対主役の居るチームじゃないムーブしてるで?」

「ぶっ、ははっ。確かに効率重視で固めるのって、どちらかと言えば噛ませ犬系の悪役ってイメージだもんな!くっく」


俺の指摘に具体的な作品が浮かんだのか、思わず笑ってしまうユサタク。そんな姿に引きながらも会話を続ける。


「笑いすぎやろ……。それより再契約するか?ちょうどクールタイム明けてる枠あるし」

「ふぅ〜ふぅ〜。お、俺も空いてるし契約するか。で、期間だが、5日分でいいよな?」


「あれ5日でええの?クールタイム考えたら最長契約が1番効率ええのに」

「この後ソーイチのリフレッシュ休暇に入るんだし、効率は二の次。それよりも次にログインした際に、すぐに契約を結べるように調整した方がいいだろ?」

「俺的には確かに最適解やな。じゃあお言葉に甘えて、5日分契約しよか」


こうして再びユサタクとの間に契約を結んだ。


「さてと、そろそろ開門時間だし俺は行くよ。ソーイチはどうするんだ?」

「とりあえず【見習いカメラマン】の為に図書館で本借りて、ぶっ通しで読書三昧やな。で、飽きたらその辺の誰かとフィールドで写真撮るわ」

「そうか。無理しない範囲で頑張れよ」


ユサタクはそう言うと、転移で消えていった。俺はレベルが上がり回復した分をささっと消費してから図書館へ本を借りに行くのだった。

「いやぁ、写真の撮り方の本だけあって、絵や写真のページが多いからめっちゃハイスピードで読めるな。まさか数時間で【カメラマンの基礎】5冊全部読み切れるとは思わんかった」


ユサタクと別れた後から本を読み続けた俺だったが、図解でわかりやすく説明された内容のおかげであっという間に基礎の5冊を読了&読書メモの作成完了。その結果、【見習いカメラマン】への残りノルマは対象毎の解説3冊と風景写真を5枚撮影でクリア出来る所まで辿り着いていた。


「これなら夕方までには転職はいけるな。とりあえず回復した分消費してから、残りの3冊借りてこよか……って!?」


ースキル【待機】のレベルが上限に達しましたー

ー称号【待ちぼうけマスター】を取得しました。報酬としてMPとSTが5ポイント上昇します。また、この称号はプレイヤーでは初めての獲得になりますが、称号名は公表しますか?ー


(キタキタ!休憩スキル2つ目クリア!残りは【休憩】だけやな!)

スキル上限を知らせるシステムアナウンスに興奮しながらも、【公表しない】を選択。


《ソーイチ様がプレイヤーで初めて称号【◯◯◯◯◯◯◯◯◯】を獲得いたしました》


結果、この日2つ目のワールドアナウンスが流れるのであった。

次回は明日か明後日の午前6時に更新予定です。


ブックマークや評価・誤字報告していただきありがとうございます!!

今後とも本作をよろしくお願いします。

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― 新着の感想 ―
まだ初期段階だけどソーイチの獲得称号数でどの位の賞金になるんだろう?
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