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ミックスジョブオンライン〜ラノベ作家はネタ集めの為賞金付きVRMMOに不遇職で挑む  作者: モトマル
4月3日①お米探しと満腹度実装

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239.アルバム整理と5日分の成果

「さて、ソーイチ君。悩むのも結構だけど、そろそろ2回目の炊き出しが始まるよ。君は参加しないのかい?」

「うぉっ!いつの間にそんな時間経ってたん!?」


ルーカスの言葉に慌てて時間を確認すると、2回目開始の15分前まで迫っていた。


「いや〜、1時間以上も話し込んでたんやなぁ」

「僕的にもあっという間だったね。で、行くのかい?」

「ああ。シスターから子供達の撮影頼まれてるし、2・3周くらいぐるっと回るつもりや。ルーカスはどうすんの?」


「参加したいのは山々だけど、これ以上のサボリは社員達に怒られそうなんだよね。だから残念ながら帰るよ」

「やっぱりサボりやったんか。程々にしとかな【社畜】の称号持ちメンバーから酷い目あわされるかもしれへんで?」


作業部屋の死んだ目をした社員達を思い浮かべながら忠告すると、彼もそのヤバさに気付いたのだろう。引き攣った笑みを浮かべ頭を掻いた。


「ははは、肝に銘じておくよ。それより長くなってすまなかったね」

「いやいや、こっちの未来をババーンって開いてくれたんや。逆にこっちがお礼言わせてほしいわ。本当に色々とありがとうございます!」


「ははっ、かしこまったソーイチ君が見られるなら、また仕事サボってアドバイスしたくなるね」

「そこは真面目モードの時にお願いするわ……」

「ははは、考えておくよ」

「って、あっ……。何も言わんと、サラッと伝票持っていくんか。カッコいいな……」


予め奢りだとは決まっていたが、特に恩を着せたりせずに、ルーカスは2人分の伝票を自然と手に取り個室を出る。スマートすぎる振る舞いのせいで扉が閉まる直前まで気付かなかった俺は、彼のそんな行いを粋だと感じるのであった。

ペラ ペラ

「これは浴衣で撮影した写真やから、クラン・フレンド枠。これは調査で撮った物やから魔物枠。これは……」


2度目の炊き出しに参加して10枚ほど撮影を行った後、一旦ホームへと帰宅。そして畑仕事でSTを消費した後、これまで撮影した作品達をジャンル別に仕分ける事にした。


「ただいま戻りました〜〜。慣れない仕事で超疲れましたよ〜。って、あら〜?ソーイチさん、何してるんですか?」

「あ、フワフワおかえり。クリスから炊き出し風景の写真頼まれててな。あの子らに渡す分分けるついでに仕分け作業中や」


「ああ、それで横長のテーブル一杯に写真が広がってるんですね〜」

「なんか仕分けてる内にどんどんジャンルが増えてってな。気がついたらこの有様って訳や」


「ふふふ。私もゲームのスクリーンショットを整理する時、同じミスをやらかすので気持ちはわかります〜」

「ははは、アルバム整理あるあるなんやな」


作業の終わりが見えない中、フワフワに共感してもらえた事で少しだけ心が軽くなり、作業のペースが上がっていく。

「ふう。仕分け終了!」

「お疲れ様です〜。こちら、ご褒美のお茶とお菓子ですよ〜」

「おっ、ありがとう!丁度甘いもん食べたかったんや」


写真全ての仕分け作業を終えた俺は肩を軽く回しながら深呼吸。その直後、タイミングを見計らっていたかの様にフワフワは目の前にお茶とプチケーキを並べてくれた。

俺はその優しさに感謝を述べつつ、本日2回目のティータイムを彼女と楽しむ事にした。


「このケーキ美味しいな」

「ありがとうございます〜。ここで採れた果実をメインに使ってるんですよ〜」

「へぇ、そうなんや。……あっ、そういえば、こっち戻って来たって事は20時の炊き出しにはキャスト側で参加しない感じ?」


ケーキを食べながら談笑している中、ふとした疑問を投げかける。


「いえいえ。用事が終われば、また戻るつもりですよ〜」

「用事?のんびり畑仕事したり料理してたし暇なんかな〜って。……あっ、ST消化が目的か?」


「それもありますけど……あれ?もしかしてソーイチさん、忘れちゃってます?」

「忘れてる?……全く見当も付かへんねんけど、フワフワと何か約束してたっけ?」


約束をド忘れしてしまったのではないかと、冷や汗ダラダラで焦りまくる俺。その姿が可哀想に思えたのだろうか。フワフワは更なるヒントを俺に与えてくれた。


「約束ではないですね〜。ただ契約してただけですよ〜」

「契約?……契約。あっ、もしかして師弟のアレか!?」

「大正解〜!後20分程で今回の師弟契約が終了するんですよ〜」


「うわっ、完全に頭から抜けとったわ。今回の契約って何日やっけ?長かったのだけは覚えてるんやけど」

「5日分ですね〜。だからキャラもジョブもたんまり経験値入りますよ〜」


「ああ、だから戻って来たんか。もしMPとか余ったまま、契約終了後の経験値でキャラのレベル上がったら、その分無駄になるもんな」

「ええ〜。だからソーイチさんにホームに戻った理由聞かれた時、あれ?変だなって思っちゃたんですよ〜」

「なるほど。……約束破った訳じゃなかったんやな。よかった〜」


俺は安堵のため息を大きく吐き出す。


「それにしても5日分か……。師弟関係って獲得経験値の5%やっけ?ベースは少ないけど色々と頑張ったし、フワフワとは被ってるジョブ多いから、どんだけ経験値入ってんのか想像もつかんな」

「ですよね〜!」


数分後に手に入る経験値を想像してニヤける2人。


「よ〜し。キャラレベルが上がる程貰えるかはわからんけど、MPとか使い切っても損はないよな。俺もフワフワみたいに限界まで使い切るかな」

「ええ、ギリギリまで使い切っちゃいましょう〜」


こうして、師弟関係終了後に獲得できる経験値を最大限に活かす為、俺とフワフワは全てのMPとSTを使いアーツを放ち続けた。

「さて、いよいよやな」

「ええ。どれくらい稼げたのか、今から楽しみですね〜」

「そうやな……」


全ての準備を終えた俺達は、師弟関係終了を固唾を飲んで待ち続ける。興奮から鼓動も徐々に高まっていく。そのリズムがピークを迎えたタイミングで、その知らせは始まった。


ー【フワフワ】との師弟期間が終了しましたー

ー【フワフワ】との師弟期間が終了しました。期間中に獲得した経験値の5%を加算しますー


ーソーイチのレベルが21に上がりましたー

ー見習い開拓者のレベルが上限に達しましたー

ー文武両道のレベルが2に上がりましたー

その瞬間、師弟関係の終了のアナウンスに続いて、レベルアップのアナウンスが大量に流れるのであった。

次回は明日か明後日の午前6時に更新予定です。


ブックマークや評価・誤字報告していただきありがとうございます!!

今後とも本作をよろしくお願いします。

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楽しく読み進めて気がつけば追いついてました これからも更新楽しみにしてます
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