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ミックスジョブオンライン〜ラノベ作家はネタ集めの為賞金付きVRMMOに不遇職で挑む  作者: モトマル
4月3日①お米探しと満腹度実装

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238.【見習いカメラマン】ともう一つの進路

======================

【転職試練(見習いカメラマン)】

以下の試練を達成した者に、【見習いカメラマン】への転職を許可する。


※試練内容※

実技

アーツ【ビジョンスキャン】の習得……達成!

人物を50名以上撮影……達成!

風景を30箇所以上撮影……12/30


知識

『カメラマンの基礎①ー⑤』

『人物の撮り方』 『無機物の撮り方』

『風景の撮り方』

以上8冊の読了……0/8


実績

撮影系の依頼を受注……達成!

======================


「これが転職に必要な条件か……って、何個か達成済みのもあるな」

「ああ、【ビジョンスキャン】習得以外にもクリアしてるのあるんだ。やっぱりソーイチ君は【ビジョンスキャン】を使いまくってるんだね!」

「ありがとう。それより、何で紙触れただけで試練の進行状況が浮かび上がるのですか?」


自分でもどれほど撮影したか把握していない部分まで、試練の進み具合について書かれているのに気付いた俺は、師匠モードに入ってる様なルーカスに質問する。


「浮かび上がる……ああ!!もしかして間違って試練内容をスキャンペーパーに書いちゃったかも!?」

「スキャンペーパー?何です?」


「特別な依頼や試練の時に使う紙でね。触れるだけで、所持者の情報を読み取り、進行情報をリアルタイムで反映する特殊な魔道具なんだ」

「すげぇ。やっぱり魔道具ってスゴいんですね」


「……僕としては、ギルドカードの様に更新作業をしなければ反映されない、通常の紙で書いたつもりだったんだけど間違えちゃった……。どうしよう、これ滅茶苦茶お高いから、後で会計の子に怒られちゃうかも……」

「ど、どんまい」


素晴らしい性能だけあって、本当に高価な物なんだろ。先程までの余裕ある顔付きから一転。俺の目の前には、このお茶の様に顔が真っ青になり半泣きのルーカス社長(アラフォー男)がベコベコに凹んでいた。

「コホン、お見苦しい姿を見せてごめんね。何とかメンタルをリセット出来たよ」


ルーカスが凹みに凹んでから3分後。ルーカスは崩れ去ったメンタルをなんとか修復させて顔色も戻った。


「ははは……元気になれたんなら、こっちからは言う事はないです」

「それはよかった。で、この試練受けてみるかい?」

「もちろん!元から【ビジョンスキャン】はよく使ってたし、それが使いやすくなるとか最高すぎるジョブやもんな」


(これは普通にやったら【見習いカメラマン】一番乗りのワールドアナウンスは、まず確定でゲット。その上、試練内容が読書多数とか【待機】と【休憩】のレベリングしたい俺としては、最高に都合いいよな)


性能や恩恵など今の俺に最適すぎるジョブの紹介に、力強く試練に挑む事を承諾。これにてたった今から【見習いカメラマン】へ向けての道を歩む事が決まった。

「【ビジョンスキャン】……おお〜、風景が1つ増えてる。ホンマにリアルタイムで反映されるんやね」

「ははは、スゴいだろう?」


試練の話も終わった後、まだまだサボりたいルーカスと共に少しだけ談笑。その中で店内を撮影して、試練進行が反映されているのを、改めて確認した。


「この紙に深夜のイルミネーション。それに新聞配達の転送技術とか、魔道具ってスゴいよな。どうやったら、こんなスゴいアイテム作れる様になるんやろ?」

「う〜ん。そんなに魔道具が好きなら、いっそ【魔道具職人】になっちゃうってのはどうだい?

「俺が魔道具を作る?……考えた事なかったわ」


何気ないルーカスの言葉は俺の頭をハンマーで殴ったかの様な衝撃を与えた。


(【見習い魔道具職人】って多分サブジョブ系よな。【木こり】にランクアップしたから、転職の枠自体は1つ空いてるけど、モノづくりか……。はぁ〜。俺ってクリエイターの一員のくせにプラモデルとか粘土細工とか、物質的な創作活動って学校の授業しかやった事ないけど、それでもいけるんかな?)


興味があるのだが、自分の過去を振り返って後一歩踏み出す勇気が湧いてこない。


「な、なあ。俺ってマジで基礎の基礎すらモノづくりした事ない初心者やで?そんな俺に魔道具なんてハイクオリティなアイテム作れるかな?」

「そこは君の熱意次第だから断言は出来ないねぇ。ただ、魔道具を作るには【古代語】や【エルフ語】の知識が必要だし、作成段階で魔力を込める工程があったはずだよ」


「えっ、それって……」

「うん。君が今日まで歩んで来て手に入れた技能が、入り口まで連れてってくれるって事だよ」

「マジか……。マジか…………」


ルーカスからの助言は、二の足を踏んでいた俺に勇気を与えてくれた。その事に感謝をしつつも色々な思惑が思い浮かび、言葉を出す事が出来ない。


(【見習いカメラマン】と【見習い魔道具職人】。派生ジョブとサブジョブで枠は食い合わんとはいえ、一気に面白そうなんが2つも……。あかん、頭ぐるぐるして何も考えられん)


つい数分前まで、新ジョブ【見習いカメラマン】に大はしゃぎだったのに、更に新しい進路が開かれた事で、俺の頭は熱暴走・全身はフリーズという面白い状態に陥ったのであった。


次回は明日か明後日の午前6時に更新予定です。


ブックマークや評価・誤字報告していただきありがとうございます!!

今後とも本作をよろしくお願いします。

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