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ミックスジョブオンライン〜ラノベ作家はネタ集めの為賞金付きVRMMOに不遇職で挑む  作者: モトマル
4月3日①お米探しと満腹度実装

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234.忙しそうなユサタクと炊き出し

「リーダー、後5分程で22時間系の農地100地区分、収穫可能になります」

「よし、今回の収穫で特別依頼2回分は確保できるから、次からは収穫サイクルを早める為に12時間系の種を植えていってくれ」

「了解です!」


「あの〜、そろそろ炊き出しの依頼の時間なので、抜けますね〜」

「おっ、もうそんな時間か。とりあえず依頼に集中しつつ、余裕があれば住民や客の様子を探っててくれ」

「了解です〜」


「あの、リーダー。……」

「それはだな……」


メンバー全員が試練クリアを目指す様に動き始めた結果、リーダーであるユサタクは凄く忙しそうに指揮をとっている。


(ユサタクも畑のスケジュールとか各々のスキル管理とかめっちゃ大変そうやな〜)


そんな中、既にクリア済みの俺は要約新聞作成の為、1人ノア・タイムスを読み込んでいた。


(……あっ、これフワフワが参加してる炊き出しのやつか。当日だけあって昨日よりもおっきい見出しで書かれてるな。下ごしらえしてる写真にフワフワ写ってるのなんかオモロい)


小さく写った知り合いの姿にクスリと笑いつつ読み進めていたのだが、ふと大事な事に気付いてしまう。


(って、炊き出しの告知載せるんやったら、一刻も早く要約新聞売り出さないとあかんやん!?開門時間は過ぎたけど急がな!)


他のプレイヤー達も炊き出しに参加しやすい様に、読み込みと要約新聞書き上げを猛スピードで仕上げにかかる。その結果、普段に比べて数分弱タイムを削る事が出来た。


(うん、ベストタイム更新!後はパッと印刷、パッと配達やな)


出来たてホヤホヤの要約新聞を片手に持った俺はいつも通りのルートで量産&配達をこなし、なんとか最初の炊き出し3時間前までにアマネの元へ届ける事が出来た。

「あっれ〜?5分前やのにプレイヤー全然居らんやん。実はあんまり告知されてないとかかな?」


新聞配達後は読書と畑仕事で時間を潰した俺は、開始5分前に会場に到着。だが、準備に追われる教会の子供達やシスター・住民の姿は見られたが、プレイヤーらしき人はほとんど見当たらない。


「やっぱり賞金レースだとポイントに関係なさそうなイベントに参加する人って少なくなるんですかね?」

「うぉっ!?モチョ来てたんか!」

「もちろんですよ。フードイベントの陰にはモチョありですよ!」

「ははは……そうなんや……」


予想外の入りの少なさに戸惑っていると、背後からにゅっとモチョが出現し、したり顔で推察を語る。


「それにしてもネトゲのイベントすらスルーするとか、生活かかってるとはいえ皆も余裕ないんやなぁ」

「その辺は仕方ないですよ。それに炊き出しは3回開催予定ですし、他の時間に参加するプレイヤーも居るはずですよ」


「他って15時と20時開催やっけ?じゃあ閉門後のイベントは結構集まるかもしれんな」

「ですね〜。って、今スタートの号令掛かりましたし並びましょうよ」


「いつの間に!?昨日のラクレスの前説みたいな長話ないやん」

「あはは……イケてるオジ様ではありましたけど、少し話が長かったですよね」


慌てて並びながら、昨日の開催宣言に比べてあっさりすぎる始まりに思わずツッコミを入れると、オジ様好きのモチョも苦笑いして同意した。


「正直な話、日を跨ぐイベントでカウントダウンなしとか年末にやってる『ゲラってはいけない◯◯』しか見た事ないで?」

「ああ〜。あの番組もしれっと年越ししてますもんね」

「そうそう。って順番そろそろやで」


「本当ですね!じゃあ、話の続きは後ほど。すいませ〜ん、大盛りでお願いします!」

「あら、モチョさんにソーイチさん!よく来て下さいました!」

「ははは、お疲れ様。こっちは並盛りで」

「はい、どうぞ」

「ありがとう!」


取り止めもない話をしている中、受け取りの順番がきたので意識を切り替えて受け取りモードへ。慣れた手つきで特製ポトフを注ぐ見慣れたシスターが嬉しそうに声を掛けてくれた。ただ、まだまだ列は続いているので雑談は控えて、俺達は食事スペースまでいそいそと向かった。


「美味そうやな!出店イベントで食べたやつとは違った魅力があるっていうか」

「具沢山なんですけど、どこか素朴さを感じますよねぇ〜」

「せやなぁ〜。ところでフワフワ居らんけど、仕込み班なんかな?」


「そうじゃないですか?教会主導のイベントっぽいですし、いくら【聖女】にランクアップしてたとしても、元からのシスター達が表に出るんでしょう」

「あっ、見習い卒業してたんや。って、そりゃ一軍パーティーのフワフワならとっくの昔に転職してるか」


俺の知らないところで成長していたフワフワに一瞬驚くが、理屈から考えて当然だと納得する。


「それより段々混み合ってきましたし、一旦食べるのに集中しましょうか」

「オーケー。ポトフに集中するわ」

そこからは2人とも、ポトフに全集中する事に。


(うん、やっぱりこう言った料理は大鍋でどかっと仕込むと味に深み出るよな。ジャンルは違うけど、昔旅行先で食べた芋煮を思い出すわ)


一口毎にほっこりしながらも、味わい深いポトフを堪能した俺は、


「ふぅ、ご馳走様。あぁ〜美味かった」

「モグモグモグ」


量が少ない分、モチョより一足早く食べ終わったのであった。


次回は明日か明後日の午前6時に更新予定です。


ブックマークや評価・誤字報告していただきありがとうございます!!

今後とも本作をよろしくお願いします。

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