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ミックスジョブオンライン〜ラノベ作家はネタ集めの為賞金付きVRMMOに不遇職で挑む  作者: モトマル
4月3日①お米探しと満腹度実装

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210.イタズラ会議と図鑑作り

ソーイチ:話し合いの結果をまとめると

ソーイチ:相手から欲しいもんを尋ねられた時は、渡り人で一番農地を持ってるクランとして、新しい作物の種が欲しいとねだる。

ソーイチ:それがなかったら、雑談の中でクロード達との打ち上げででたアース酒の話をした上で手に入れたいとアピールをする。

ソーイチ:そんな流れでオーケーやな。

ユサタク:ああ。それで良いと思うぞ。


あれからクランコール内で行われた『興味そこそこある風の尋ね方』の話し合いの結果、ある種無難な演技で話はまとまった。


ソーイチ:じゃあ方針は決まった事やし、早速冒険者ギルド行ってくるわ。

ユサタク:できたら3時間以内に進捗あって欲しいよな

ソーイチ:うん?なんでや?


ユサタク:モチョがインする時間が昼からなんだ。サプライズとして米の情報はピッタリだろ?

ソーイチ:ははは、それ下手したら驚きすぎて心拍数とか血圧上がって、ゲームから警告出るかもしれんぞw

セキライ:モチョならありえそうっすよねw


彼女の食への執念を知る俺たちは、興奮する姿をイメージし、ついつい笑ってしまう。


ソーイチ:とりあえずサプライズは了解。ただギルド忙しいし時間内は厳しいかもしれへん。

ソーイチ:そん時は上手い事誘導して時間稼いどいて

ユサタク:ソーイチも乗り気なんだなwわかった努力するよw


いい歳した大人達が企むイタズラの話し合いは、こんな感じで終わった。

「こんちわ〜。フレン今どこに居るか教えて」

「あ、ソーイチさん。フレンさんなら重要な事務作業をしております。何か御用ですか?」

「ええ〜。報告とかあるけど時間かかりそう?」

「そうですね〜。大体2時間くらいは手が離せないと言ってましたけど」

「そっか〜」


意気揚々と来訪したのだが、残念ながらタイミングが悪かったようだ。出鼻をくじかれた俺はどう動くのか少し考える。


(う〜ん。2時間か……。モチョがログインするまで3時間ないし、時間管理厳しいな。とりあえずアポだけ取って図書館か農業ギルドでの聞き込み優先するか?うん、それがええな)

「そうだ!お時間があればですけど、現在ソーイチさんが受注している例の依頼しません?」


俺は出直す事を伝えようと顔を上げたタイミングで、受付さんから提案を受ける。


「例の依頼って、図鑑のやつ?」

「ええ。まだまだ期間はございますが、待ち時間でやるには丁度いいかなと思いまして」

「う〜ん、資料とかは揃ってるん?」


「もちろん!前回提出頂いたレポートやレイヤースライムの写った写真、更に見本の魔物図鑑までセットで、いつでもお渡し出来るように準備しております」

「準備良すぎ!」


(ふむ、確かに図鑑作りながら待つのはアリやな。図鑑書く場所って個室やった筈やし、外部から邪魔入らん場所で面談を確実に受けれるのはありがたい。……うん、引き受けるか)


力強く勧める受付さんに相槌を打ちながら考えたのだが、この提案は報告やアース米について尋ねるのにピッタリなシチュエーションだと段々思えてきた。


「聞けば聞くほど図鑑作りしながら待つのが最適解って感じするな。お勧め通り、図鑑書きながら待たせて貰うわ」

「ありがとうございます。それでは作業部屋までご案内しますね」

受付さんは嬉しそうに頷くと、元気よく立ち上がった。

「お待たせしました。こちらが資料一式となります」

「うわぁ、結構なボリュームやな。もしかしてやたら図鑑作りをお勧めしてたのって、これ置く場所のスペース節約の為なんとちゃう?」

「ははは……」


受付さんから渡された資料を見て、少し邪推してみたのだが、どうやら彼女の反応的に間違ってはいないみたいだ。


「そ、それより図鑑作りの注意点をお話しします」

「はい、よろしく」

「ではまず、左上に写真を載せる事。これは絶対必要です」

「確かに図鑑やのに、魔物のビジュアル分からんとか、片手落ちやもんな」


「ですね。あっ、写真のすぐ右のスペースに出現範囲を記載するのですが、こちらはベビースライムとほぼ同じなので、そちらを流用しちゃってください」

「了解。省けるとこあると、少し楽できそうで助かるわ」


いくら資料が揃っているとはいえ、大勢の目に触れる大事な図鑑である。その神経を使いそうな作業をある程度、簡略化出来るところがあるのはとてもありがたい。


「さて、次は本文ですね。まず一番目立つところに載せるのは、レイヤースライムの特性です。今回の場合は物理に強い耐性がある事や魔力に非常に弱い事。更にダメージ毎に外殻が弾けて、形態を変えるなどは必須項目ですね」

「他の冒険者への注意喚起と考えたら、今言ってたのは目立つ位置に載せなあかんな。うん、納得や」


「それで残りは、攻撃パターンやドロップアイテム・特殊撃破の方法について書いていけば完成です」

「ふむふむ。大部分は資料を流用できそうで安心やな。って、あれ?出現条件は載せんでいいの?」

「いや……。実はレイヤースライムの発生方法なんですけど、協議の末に載せない事にしたんですよ……」


大まかな説明を聞き自分の中で整理していたのだが、ふと抜けてる項目に気付き質問してみる。すると彼女は口をモニョモニョと歯切れが悪そうな口調で掲載しないと告げたのだった。

次回は1月5日(月)午前6時に更新予定です。


ブックマークや評価・誤字報告していただきありがとうございます!!

今後とも本作をよろしくお願いします。

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― 新着の感想 ―
ちょっと気になったので 「左上に載せる写真を載せる事」ですが、 「載せる」が二重になっていてくどく感じました。 「載せる写真」ではなくただ「写真」とするか、「対象の写真」とした方が、やり方の説明として…
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