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ミックスジョブオンライン〜ラノベ作家はネタ集めの為賞金付きVRMMOに不遇職で挑む  作者: モトマル
4月2日② 特殊個体と【暁の狼】

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200.調査終了とプロの打ち上げ

【レイヤースライムの大被膜】の発見や絆のクリスタルの秘密など、盛り沢山だった1ターン目。だが、それ以降は新発見などは特にない、まったりとした時間が調査終わりまで続いていった。


「……これ以上探しても時間の無駄っぽいな」

「ちくしょう!せっかく1・2ターン目は群れを2つずつ発見出来たのに、最後の最後で1回だけとか。なんかモヤモヤするぜ!」


「ベビースライム以外の魔物なら、小さい群れと遭遇したんですけどね〜。他の魔物が増えた分、ベビースライムの発生数が減ったんじゃないですか?」

「ああ、ありそう。最後の1時間とか色々な魔物おったしな。まぁ、おかげで【インタビュー】のレベル上がったし」


「あら、おめでとうございます。ほら、ソーイチさんは成長してますし、レイヤースライムの大被膜も4枚手に入ったんです。これ以上の高望みはいらないでしょ?」

「それはそうなんだが……」


ヨナの言い分に半分納得・半分不満といった返答をするクロード。


「はぁ〜。グダグダ言ってるリーダーに付き合ってると門が閉まりそうですね。キリもいいですし、町へ戻りましょうか」

「せやな。で、その後ギルドに集合って感じでええの?」


「ええ。報告は早い方がいいですからね。18時30分に冒険者ギルド前に集合しましょうか」

「オーケー。じゃあ、俺は一旦ホームに転移するわ」

「はーい。もうリーダー先に行きますよ」

「おいおい、置いてくんじゃね〜よ!」


結局、項垂れるクロードは放置して、俺達は町へと転移するのだった。

「めっちゃ真剣に読んでるけど、あれで良かったんかな?没とか言われへん?」

「自信を持てソーイチ、お前の文章はとても分かりやすかったぞ」

「しっ、静かに!」


調査の報告書を提出するため冒険者ギルドに集まった調査隊メンバーは、会議室で報告書を読むラクレスの姿を固唾を飲んで見守る。


「……素晴らしい!」

「ほ、ほんとですか!?」


「ああ。特殊個体の出現方法に詳細なデータの数々、果ては未知のアイテムの発見まで、たった1日でここまで調べ上げた上、【ビジョンスキャン】をここまで効果的に活用するとは……。俺はまだまだお前のことを計り損ねてたって事か?」


「いや、これは一切身の危険を感じさせずに観察する余裕を与えてくれた、【暁の狼】のメンバー達のおかげです。褒めるなら彼らを褒めてあげてください」

「ソーイチ……」


俺の発言に感動するメンバー達。だが、俺から言わせれば調査の9割以上の負担を担った彼らこそがMVPなのだと断言できる。


「ここまでの成果を出されたら、ギルドマスターとして何かしないと男が廃るな」

「え!?」

「……これを受付に見せてみろ。報酬以外にボーナスを受け取れるようにしといたから」

「マジですか……」


依頼書の報酬欄に追加の記載を書き込むラクレスに、俺は漢気のような何かを感じるのであった。

「うひょ〜、依頼2つ報告しただけで、2,000オーバーのAGP貰えるとかウマウマすぎるな!」

「ふふふ。Dランクの冒険者様でここまで稼ぐなんて、やっぱりソーイチさんは規格外ですね」

「そう?やっぱそうなんかな〜」


【特殊個体の調査】と【魔物の討伐】の報告を終えた俺は、予想以上に多いポイントに、天狗モードになり調子に乗りまくっていた。


「う〜ん。今日は頑張ったし奮発してお高い料理食べに行こかな〜。ゴールドもめっちゃ稼げたし〜」

「よぉ、ソーイチ。浮かれまくりだな」


「あっ、クロード。今回の調査隊のおかげで経験値もポイントもウハウハやったもん。そりゃ気分も上がるってもんやで」

「確かにDランクとは思えないぐらい稼いだもんな。よし!お祝いって訳じゃないが、明日打ち上げ行かないか?」

「おうよ!……って明日?打ち上げって当日にやるもんちゃうの?」


クロードと親交を深めるのは大歓迎なのだが、なぜか日を置いての開催に首を傾げる。


「ふっふっふ。打ち上げを冒険当日にするのは3流のする事。プロは翌日に打ち上げをするんだよ」

「ほほう。なんかオモロそうな話やな。プロの打ち上げが翌日ってなんか理由あるん?」


「そりゃ装備やアイテムのメンテナンスは少し遅れるだけで手間が倍になるから早めに取り掛かる必要あるだろ?それに傷を負った状態での飲酒は体に悪いし、ポーションの飲み過ぎで膨れた腹で酒や飯食っても満足出来ねえしな」

「なるほどな、装備・体・満足度。どれをとっても当日にやる意味はないって事か」


クロードの話を聞き、俺がイメージしていた冒険者像に新たな色がつく

(この価値観が更新される感覚、やっぱMJOはネタ作りに最高やわ)


「……で、どうだ?行けるか?」

「あ、すまん。ちょっとボ〜としてた」


「ああ〜今日は走りっぱなしだったもんな。もう一回話すぞ。明日の閉門頃に【暁の狼】で打ち上げするんだが、それに参加しないかって話してたんだよ」

「閉門っていうと19時前後か〜」

「なんだ?先約がいるのか?」


少し残念そうなクロードを少し放置して、行くかどうか考える。


(明日の19時スタートの打ち上げとか参加したら、リアルで寝れるの午前3時過ぎか〜。まぁ、今日中に【見習い開拓者】解放したかったし、残業するのアリかもな)


「いや、折角のお誘いや。喜んで参加させてもらうわ」

「そうか!じゃあ明日の19時、ここで集合だ。遅れるなよ!」

「はは、楽しい打ち上げや。遅れる訳ないやん」

「そりゃそうか。あぁ〜、新顔との打ち上げ、久しぶりだな」


本当に歓迎する気満々の様子のクロードに、俺もワクワクが止まらない。

こうして俺は自分から進んで残業する事を決めたのだった。

次回は12月24日(水)午前6時に更新予定です。


ブックマークや評価・誤字報告していただきありがとうございます!!

今後とも本作をよろしくお願いします。

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