表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ミックスジョブオンライン〜ラノベ作家はネタ集めの為賞金付きVRMMOに不遇職で挑む  作者: モトマル
4月2日② 目指せ【開拓者】

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

187/188

168.モノクロなフィールドと体当たりな検証

(結局、事前に知ってた情報ばっかりやったな。でも流石に何度も新情報ゲットとはならんか)

ランクアップを終え付与魔術師ギルドをでた俺は、ランクアップの説明について思い返す。

(ただ、依頼は良さそうなのあったし満足しとくか。


================================================

【パワーを上げて物理で殴る】

【STRアップ】が付与されている状態で魔物にトドメを刺す


【必要アーツ】STRアップ


【報酬】 10匹毎に、200ゴールド 40BGP 20AGP

【期限】 依頼受注後より1週間

================================================

この依頼以外にもDEX・SPD・DEFの4種類の依頼を受注した。


(ゴールドやポイントはめっちゃ低いけど、どんな魔物でもカウントされるのありがたいわ。それに全バフかけた状態で撃破したら4つの依頼全部カウントされるとか最高!雑魚狩りサイコーや!)


少しだけインタビューとの相性は良くないが、初見の魔物はインタビューの後普通に倒し、群れででた場合はアーツを使用で討伐数を稼ぐという使い分けもできそうだ。

その後冒険者ギルドでも依頼を受けたのだが、これまた俺に都合の良さそうな依頼があり即受注。


================================================

【魔物の討伐】

大陸全域に出現する魔物の討伐


【報酬】 50ポイント毎に、2,000ゴールド 150AGP

※ポイントに関しては魔物毎に設定。詳細は別紙参照

【期限】 依頼受注後より1週間

================================================


先ほどの依頼と同じく、魔物の種類は問わない上に、他の依頼と同じくカウントは同時にされるらしい。


(全バフとこれ合わせてカウントは5倍!もうこれは優勝やろ!)


依頼の組み合わせで発生するコンボに興奮する。

この依頼以外にもドロップアイテムや採取系の素材の納品などもあったのだが、こちらは冒険の後に受注する事に決めた。

「転移完了。こっから俺の冒険スタートや」


依頼受注後、俺は門に向かわず泉のポイントへ転移、そこから町へと向かうルートを選択した。なぜなら出現する町側に続く本通りの魔物は弱く群れを作ることも少ないので、ソロでの活動にはピッタリだからだ。


(ふぅ、数日ぶりのフィールド気持ちええな〜。それにモノクロチックな世界が逆に新鮮や)


現在の【心眼(序)】のスキルレベルは睡眠ボーナス込みで5。視力は生活に不自由しないレベルまで戻ったのだが、未だ俺の世界に色がつかない。だが灰色の風景と瑞々しい草の匂いのギャップに新鮮な気持ちで臨むことができた。

こうして泉からトコトコ歩くこと数分、ようやく第一魔物のベビースライムを発見した。


(おお〜。ぽよぽよと元気に跳ね回っとんな。魔素で強化されてるはずやのに、ノンアクなのは変化なしか)

とりあえず近くまで近づき観察。その結果、生態自体は変わっていないようだ。


「よし次は、【インタビュー】からのキャッチ&スロー、そしてドーン!」


スキルを放ち敵対状態になったベビースライムを相手に俺はダメージ覚悟で抱きしめる。そして流れるように地面へ叩きつけた後は、魔素の塵になるまで踏み続ける。

客観的にみれば魔物への虐待にしか見えないが、運動下手な俺が確実に倒すためには仕方ないだろう。


(う〜ん。やっぱインタビューの内容には変化なし。後は被害状況やけど被ダメは5しかないし、この戦い方で問題なさそうや。そんで獲得経験値が……お、前の経験値から1.3倍増えとるな!)


インタビュー発動で手に入るアイテムを読み取り、その後はステータスを開きデータを分析。結果これならソロでも連戦できそうだと一安心だ。

自分に自信を持った俺は初見の魔物はインタビューからのキャッチ&スロー戦法で倒し、それ以外はバフを重ねがけて戦っていく。


(うーん。ベビーラビットとかの獣タイプのベビー種はほぼワンパンやけど、スライムはちょっと時間かかるな。低レベルでも打撃耐性は強敵、その分ソルトボールでは強化後もワンパンか)


確定何発で倒せるか、アイテムを使って倒せるか等、戦闘しながら分析・メモしていった。

「あれ、あっこにある影はなんや?」

討伐・ステータス・検証。これらのパターン化が進み慣れて来てた時、本通りを大きく離れた所に見える異変に気付く。


「なんかの塊か……って、うぐっ!?!!」

恐る恐る近づいたその先には、


ズリズリ ビチャビチャ

「おいおい何匹おんねん……」

ベビースライムの群がゆっくりと離れへ向かい移動していた。

次回は11月21日(金)午前6時に更新予定です。


ブックマークや評価・誤字報告していただきありがとうございます!!

今後とも本作をよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
ふと気づいた! 今の心眼のレベルだともし色違い亜種みたいなのが居ても気付かないのでは!?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ