表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ミックスジョブオンライン〜ラノベ作家はネタ集めの為賞金付きVRMMOに不遇職で挑む  作者: モトマル
4月2日①【ワールドクエストの告知と【瞑想】実験】

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

171/188

154.順調な実験と【スキャン】の成長

実験の区切りを第一弾から1ターン目と名称を変更しました。

(いや〜、寝太郎くんおもろい子やったな。ゲーム以外の興味からスタートとか一周回って王道やもんな)


ペットに読書、工作など【〜が出来る】というきっかけから始まる作品も多い。彼の意欲がゲーム外でなかったら、物語の主人公でもおかしくないと感じた。


(ゲームの中にいる無関心のキャラ。あみだくじで 1本線を引いたみたいな、小さくも大きな影響を及ぼすキャラ……。アリやな)


どんどん湧き出てくるアイデアを衝動のまま書き留めていると、

ースキル【瞑想】のレベルが3に上がりましたー

実験が一歩前進する知らせが届く。


( 1時間で 1レベか。このペースやと後2つ位までいけるかもな……。って折角思い浮かんだネタが飛んでってまう)

スキルアップの報告コールをササっと入れた後、実験再開までの短い間ひたすらアイデアを記録し続けた。

『では 2ターン目を始める。今からポーション・ジュースの順番に流し入れるから心の準備が整ったら合図をくれ』

『……。ふぅ、オッケーや』

合図のコールを送ると、口元にチューブを咥えさせて貰い注入が開始。俺は窒息しないように慎重に100mlのポーションとそれより多いジュースを飲み干していった。


『かんりょ〜!正直これが一番辛かったぁぁぁ!』

『目隠し状態で液体流し込まれるもんな。……キツいなら次のターンからポーション・ジュースなしで行くか?』

『ええの?』

『ポーションやジュースは経験値アップの工程で、本命の【瞑想】には無関係だしな』


言われてみれば確かに必須事項ではない。

そもそもの元凶はユサタクなのだが、人の心は残っていたのか中止するか気遣いで聞いてくる。


『 1ターンに 1本ずつなら無問題や。奢りで経験値アップとかウマウマやし、安全にこの息苦しさや不便さを経験できるのってゲームだけやしな』

『……俺が言うのもなんだが、次の作品が猟奇的なものにならないのを祈るよ』

『はは、お前怖い系苦手やもんな〜。夜寝れんくなるって』

『それは関係ない!そ、そんな事より次はアーツ連打の番だぞ』

『はいはい』


自分の弱みを指摘されるのが恥ずかしいのか、実験再開を急かすユサタクの様子にニヤニヤしながら、俺はアーツを限界まで放ち続ける。そして幾つかのレベルアップのアナウンスを経て、 2ターン目の作業を終えた。

(ふぅ。今回も結構成長したな。暇やしレベルアップしたやつだけでも書き留めるかな)

2ターン目の実験が終わり一息ついた俺は、次の行動に移る前にデータをまとめることにした。


===================================

ジョブ

司書Lv5→6

晴耕雨読Lv1→2

見習い記者Lv7→8


スキル

瞑想Lv2→3

水撒きLv3→4

種蒔きLv3→4

スキャンLv2→3

===================================


(ふむ、レベルが3つにスキルが4つ。インして3時間ちょいで考えると良いペースで進んでるな。ただなぁ……)

順調な成長に概ね満足しているのだが、1つだけ残念な点も。


(結局、睡眠ボーナス切れる前にスキャン上がってしもたか。レベルダウンでスキャンしたデータが消えるんか検証したかったのにな〜)

【スキャン】が順調に成長しすぎたせいで、検証失敗してしまったのだ。


(まあ、上がってしまったのは仕方ないし、後は【オモイカネ】に投げるか。それより今までサボってた、レベルアップでどれだけ【スキャン】の幅が増えたかの情報を書き留めてくか)

ボーナス込みでレベル4まで上がった事だし、一旦これまでの成長で、できるようになったことをリストアップしていく。


【スキャン】

Lv2:フルカラーモード解放

Lv3:画像スキャンモード解放

Lv4:基礎経験値上昇


(こうしてリスト作ってみると、このスキルってLv3で完成してるなぁ〜。もしかして経験値アップだけってオチもあるか?)

Lv5以降の機能解放を考えるも、これ以上の発展はなさそうで少しだけがっかり。だがそれ以上に


(それにしてもモード解放で良かった〜。文字&モノクロでこそ活用出来るアイデア見つけたのに、実験前に御破産にならんでマジで安心やわ)

ルーカス社長からスキルの説明を受けた時に思いついたアイデアが無駄にならなかった事に胸を撫で下ろした。

ステータスチェックを終えた後、ユサタクお勧めのショート映画を数本見て時間を潰す。その間にも【待機】と【休憩】のスキルが上がった。


(うんうん、映画見るだけでスキル上がる、こんな楽で良いんかね)


外部から見た異質さは完全に忘れ、遊んでるだけで成長している事実に満足感と少しの罪悪感を覚える。

だが映画と実験の退屈な俺を目覚めさせる出来事が起きたのは3ターン目の作業中、


ー【心眼(序)】を取得しましたー


それは聞いた事もない新しいスキルの発現であった。

書きだめゼロになりました……

次回は50%の確率で11月5日(水)午前6時に更新予定です。


ブックマークや評価・誤字報告していただきありがとうございます!!

今後とも本作をよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
ソーイチの次の作品は「猟奇とホラーが大好きな主人公がVRMMO(PKあり)で様々は殺人(PK)を楽しむ」ものとかどうでしょう? 事前に準備して、ゲーム内のクエストに見せかけて一般プレイヤーを誘い(任意…
まぁ側から見たら拷問されてるようにしか見えんもんなぁ(;´∀`)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ