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異世界温泉宿とは

無事冒険者ギルドで異世界のお金を手に入れたわたし。

早速街の中の宿泊施設に向かうことにした。


ギルド総合案内のお姉さん、もうコンシェルジュって言ってもいい気がする。

コンシェルジュのお姉さんに聞いたところ、この街は治安も良く、どんな安宿でもセキュリティもしっかりしていて、女ひとりで泊まっても問題ないそうだ。

ただ、宿泊費により宿のランクが上がるため、快適に過ごすためにはある程度お高い宿に泊まった方がいいらしい。


それを聞いて宿が連なる一本向こうの通りに出てみた。

この通りは道の真ん中に川が流れており、まるで銀山温泉のような風情だ。通りの両側に連なる建物はヨーロッパ風なのだがそれがまた素敵だ。

そこかしこの用水路から白い湯気が上がってるのでもしかして温泉街なのか?

まず、近くにあるお手頃そうな小さな宿に入ってみた。


「すみません、一人なんですけど今夜のお部屋は空いていますか?」

受付にいたのはリザードマン風の人だ。

「一人部屋かい?空いてるよ。うちの風呂は男女別内風呂しかないけど良いかい?」

「内風呂しかない…ということは露天風呂とかがある宿もあるんですか?」

「もちろんだよ、この街の大きい宿は宿泊費も高いけど露天風呂や部屋風呂もついてるよ」

部屋風呂まである宿があるのか…是非泊まりたい。

「ありがとうございます、他のお宿も見てみます」

「はいよー、またどうぞ」


次は通りの中心にある大きめの宿に行ってみた。

「すみません、今夜から1週間一人部屋空いてますか?」

「空いていますが、部屋のグレードがいくつかありますけど、どういたしますか?」

受付は鳥の獣人みたいなお兄さんだ。

「グレードはどんなお部屋ですか?」

「当宿一番良いグレードはスイートルーム3LDKの露天風呂付で一泊金貨5枚、一人部屋ですと露天風呂付で一泊金貨3枚、一人部屋内風呂付は金貨2枚、一人部屋で部屋風呂なしは金貨1枚です。その他に男女別大露天風呂、貸し切り風呂などがあります。露天風呂は24時間源泉かけ流しです。」

凄い。一人部屋に露天風呂付いてるの凄すぎる。

でも今の所持金で一泊金貨3枚は痛すぎる。ここはもう少しお金が貯まるまで部屋風呂無しで我慢しよう。我慢と言っても24時間いつでも共同露天風呂には入れるのは魅力だ。


「では一人部屋の部屋風呂なしに1週間お願いできますか?」

「承知いたしました。こちらの宿帳に記入していただき、初めてのお客様にはギルドカードから1週間分先払いいただきますが宜しいですか?」

「はい」

「朝食は宿泊費に含まれており、バイキング形式朝7時から9時まで一階ロビー横のレストランでご自由にお召し上がりください。昼食と夕食はついておりませんが当日朝にお申し出頂ければ別料金にてお部屋でお召し上がりいただけます。」

どこの一流ホテルなんだ、一体。


というわけで凄い良さげな温泉宿に泊まれることになった。異世界結構楽しくなってきた。





各部屋露天風呂付温泉宿最高に良いですよね。泊まったことないけど。銀山温泉も行ったことないけど…

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